alternativeway

パリ、カフェ、子育て、サードプレイス、
新たな時代を感じるものなどに関して
徒然なるままに自分の想いを綴っています。

創造行為

2011年02月01日 | サードプレイスとしてのカフェ

 今日は蓮太郎が保育園に行くはずが、
朝から大量に下痢をして うえっ ノロウィルス再来か?
と恐ろしくなり保育園に電話をしたら病院に行ってください
とのことで 結局保育園は中止になった。

 朝はバタバタしたけれど お医者さんで薬をもらうと
だんだんと自分の想いも噴出しはじめ
くそー今日こそは本を書く予定だったのにとか
昨日から楽しみにしてたのにとか
だいたいなんでこんなところで誰もいない公園に
いつも二人ぼっちなんだとか
「幼稚園ママ」なんて向いてないのに
そのカテゴリーに当てはめられてる そんな自分の状況が
嫌で仕方なくなって 蓮太郎は悪くないのに
だんだんイライラしはじめてった。

 午後はそんな調子だったから 蓮太郎も
「ママ 怒ってるの?」と何度か聞いて
「怒ってないよ 蓮太郎は悪くないよ」とは言ってみるものの
うっぷんはたまるばかり。それで夕方旦那に
「今日も一日蓮太郎にかかりきりで
しんどいから映画に行きたい!!」と訴えてみたら
意外とそれが受け入れられて 夕飯を食べた後
一人で映画に行くことにした。(今日は1日 映画の日)


 まーその後のコントラストといったらなんの!
私は知的刺激がないと本当にだめらしく
頭の中が渦まいていて 沢山の刺激と刺激が
ぶつかりあって 何が生まれるかわからない!っていう
いっぱいいっぱいな状況こそがけっこう楽しい人らしく
誰もいない公園でのんびりと砂場遊びが続く毎日に
喜びを感じられるタイプではどうもないらしい
(でもあんまりそんな人みたことないけど、、)


 さて今日観たのは飛行機で観てもう一度
ちゃんと味わいたかった『ソーシャルネットワーキング』という
映画で これはたまたまフランス語以前観たのだけれど
あまりに早口でしかも訴訟の現場もたくさんあって
何がなんだかわからなかった。でも何かものすごく
創造に関するヒントが沢山隠されている気がしてならなくて
それでお金を払ってまでもみたいと思って観に行った。


 いやー 2回観ましたが


 圧倒されてしまいます アメリカ文化というか
日本とまったく違う文化に そこで創造がどんどん起きて
たくさんのことが同時多発的に起こっていく
こんなにも活き活きしていて躍動的で
ダイナミックな変化が起こる しかもその舞台は
21世紀のハーバードやカルフォルニアで
それなりの伝統もしっかり残っている場所の中
パソコンを使いはちゃめちゃな発想をして
たくさんのものが生まれてく なんだか
これは 日本とは全くもって違う文化で
でも確実に他の国に存在していて

 こんな場が facebookがリアルになったような
そんな場所が 日本にあったら 絶対面白いだろうなと
最近よく思ったりする。


 先日パリに行った際 友人が「今のアメリカはすごいよ
最近の偉大な発明はみんなアメリカから生まれてるじゃないか
グーグルもfacebookもそうだろう?」と言っていた。
彼によれば発明と欲望というのは切っても切り離せないんだそうな。


 今回の映画を観てても 彼女に復讐してやりたいだとか
好きだった人を奪いたいとか そんな理由で頑張って
何かをつくりあげていくことがある。その友人によれば
男性がパーティを開催するとうまくいくけど
往々にして女性がパーティを主催すると失敗すると
言っていた。それは男は男の欲望というのを理解してるから
なんだって。私は女だからあまりよくわからないのだけれど
この映画をみてて やっぱり欲望って創造行為に
とても大切なんじゃないかなと思わされる。


 フランスに行って考えたけど アートというのも
高尚なものに思われがちだけど 本当はそれを創る人は
すごい沢山の欲求や欲望があり もっと人間的で
どろどろしてたり渦巻いているものがあり
それを表に出した時 に アートが生まれるんじゃないかなあ
鑑賞や研究をする人というのは往々にしてお金持ちで
冷静そうな顔して眺めるものだけど 創られた方の
アートというのは もっともっと混沌とした世界から
生まれてくるような そんな気がする


 そう 映画を観終わった私みたいに
頭の中が渦巻いていて それをどこかに
表現しないではいられないような
そうして文字を叩いているような


 映画の主人公のマークのように
友人に話しかけられインスピレーションを得た直後
階段も早足で上ってしまって 急いで
扉をあけて パソコンを開き
「そうだ!これだ!」と何かをつくっていくような


 そんな技術とインスピレーション、それに長いこと
考えている 何事か があったなら
それを形にできたとき に 人は創造したというのだろう。
アーティストという人は 芸術家だと思っていたけど
アートというのは「技術」でもあり
頭の中に渦巻いていてた 何かを形におとせる人なんだ。


 アーティスト って かっこいいなあ
創造するってかっこいいなあ 映画の中で
ハーバードの学長はこう言っていた。
「発明は何よりも大事なことだ。アイデアを
盗まれたのなら違うプロジェクトを発明すればいいではないか」
そう アイデアは浮遊している 沢山の場所に
ころがっている それを誰が形にするのか
それを誰が もっと優れた形にするのか
それができた人というのは のちに賞賛されるらしい
facebookはエジプトやチュニジアの革命にも
かなり影響を与えたらしいし 本当に人々を
病みつきにさせてしまったわけであり
それを創った彼は本当にすごいと思う。


 私も少しでも創造行為ができるなら
それについて考えることができるなら
私ももう少しがんばろう。明日こそは保育園。
2冊目の本に向けてちゃんと頭を働かそう。

フランスに行くなら

<iframe frameborder="0" allowtransparency="true" height="60" width="468" marginheight="0" scrolling="no" src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/htmlbanner?sid=2716631&amp;pid=879463511" marginwidth="0"><script language="javascript" src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/jsbanner?sid=2716631&amp;pid=879463511"></script><noscript></noscript></iframe>

ブログランキング

http://blog.with2.net/link.php?1215861