幕末から維新後の明治5年に
「学問のすすめ」の初編が出版されました。
独立自尊や実学を学ぶことを薦めている
向上心を掻き立てる当時ベストセラーになった書籍です。
元々、江戸期の教育は精神教育が主でした。
明治の世は西洋文明を取り入れ
近代国家になることが目標だったので
産業や生活に役立つ実学の学びを薦めたのだと思います。
途中からは東洋思想も批判しながら改善を促している論もありますね(笑)
福沢諭吉はじめ、当時の多くの知識人は
江戸期の武士道精神の土台がありました。
自然と胆力が身についていました。
明治維新から150年後の現在はどうでしょか?
メンタルが弱く、精神病が増えている社会ですね。
現在の「学問のすすめ」は精神教育ではないでしょうか。
福沢諭吉や勝海舟などの優れた知識人は
少年期に学んだ剣術や座禅が
大人になって役立ったと言っています。
現在に言い換えると
武道や、筋トレや、ヨガや、瞑想や、マインドフルネス等ですね。
自己啓発の本も沢山出ていますが
まずは行動・実践が第一と心掛けて
独立自尊や向上心を掻き立てる
「新・学問のすすめ」に取り組むことが、今その時ではないでしょうか。
運も良くなります。