フィギュアスケート・2021全日本選手権アイスダンス予選会。ジュニア5組、シニア1組がエントリー。
<ジュニア> リズムダンス(ジャッジスコア)
來田奈央/森田真沙也 RD:48.77(1)
「Four Five Seconds」♪ 上がブルー系のつなぎ。ブルースは流れよく滑れた。肩の上に横になってから前に回ってくるストレートラインリフト。この2人は体格のバランスがいい。
キス&クライにはキャシー・リードさん。ツイズルの反省会をしていた
小松春陽/熊野英輔 RD:30.42(5)
「Dream A Little Dream」「Shake It Off」♪ 青に黒、黒。來田/森田と比べると、まだスピードがない。ブルース1と2の間につなぎを入れてきた。ツイズル、ステップと男子のほうが女子より安定感がある。女子はストリートダンスにはちょっとおしとやか過ぎるのかな
キス&クライに樋口豊コーチ。
佐々木彩乃/田村篤彦 RD:43.97(2)
「Love Is Back」「Uptown Funk」♪ 黒、黄色シャツ。女子が19歳なので、来季はシニアとなる。丁寧にブルース1、靴を持ってのホールドから肩に乗って降りるリフト。ブルース2の後、曲が変わって元気よく踊る。ツイズルかなり頑張った
藤木翠/下川誠也 RD:32.64(4)
「Slightly Hung Over」「You´re The One For Me」♪ 赤に青、黒。ブルース1と2を続け、ツイズルで女子が少し乱れた。リフトはイーグルの膝に仰向けになるパターン。少し“おそるおそる”の感じがするけど、まだ始めて日が浅いんだろう。女子のスカート長くて、ストリートダンスにはやや不向きかな
山下珂歩/永田裕人 RD:41.18(3)
ブルーノ・マーズ・メドレー♪ 赤シャツと黒、黒の裾に赤。ブルース1と2から、昨季よりはスピードが出てきたかな。ツイズルもかなり合っている。イーグル膝に仰向けのリフトはカーブで、じっくり見せた。ノンタッチのステップも伸びやかだった。
<シニア> リズムダンス(ジャッジスコア)
平山姫里有/立野在 RD:55.56(1)
「Love One Onother」「Faith」♪ ブルー、黒の背中にブルー。横に並んでホールドしたとき、女性の背中から男性の背中に色が繋がるように見える。
ミッドナイトブルース、丁寧にこなした。ツイズルは二人の距離が近くて速い。イーグルの膝から頭を跨いで肩に、さらに両膝に足を乗せて前に、きびきびと姿勢を変える。ステップでもう少し弾けられたらいいな
明日のフリーは、ジュニアが10:05から、シニアが10:45から。
フィギュアスケート・グランプリシリーズ2021第2戦スケートカナダ、女子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
<G1>
三原舞依 SP:67.89(7)
「夢やぶれて(「レ・ミゼラブル」より)」♪ ラベンダー色。コーチに背中を押されて登場。たおやかな滑りから、ふわっと2アクセル。3ルッツ+3トウもしっかりスピードに乗って、丁寧にフライングシットスピン。3フリップの着氷からの流れがきれい。
きれいな軌跡を氷上に描きながら、心込めたステップ。ヘアカッターからビールマンで大きな拍手、素晴らしい演技に会場も本人もじ~ん スケーティングの滑らかさとスピード感、爽やかさでカナダの観客の心を掴んだ。
アリソン・シューマッハ(カナダ) SP:55.47(11)
「Somewhere In Time」♪ クリーム色のホルターネック。出身は中国湖南省株洲。3フリップに片手を上げて2トウをつける。イナバウアーからの2アクセルがきれい。3ループもよかった。
大きな特徴があるわけではないが、全体にオーソドックスで正統派の滑り。チーム・クリケットの選手でキス&クライにはトレイシー・ウィルソン。
得点があまり伸びなかったのは、回転不足かな。
河辺愛菜 SP:53.30(12)
「Shadow 5」「Winter 1」♪ オフホワイト。本格的にGPデビュー。ヴィヴァルディ「四季」の「冬」をアレンジした曲で、スピードに乗って3アクセルに挑んだが転倒。次の3ルッツも軸が歪んでしまって転倒 3フリップ+2トウは頑張った。
細かい音をツイズルや動きで表現するステップ、レイバックスピンのビールマンもきれいにはまる。
ジャンプは残念だったけど、そんなに悪くない
エミリー・バウスバック(カナダ) SP:59.53(10)
「The One I Love」♪ ピンクからグレー。まさに地元バンクーバー出身。3フリップ+3トウ、着氷で体重が後ろにかかってしまったが、うまくこらえた。3ループ高さがある。ターンからの幅のある2アクセル。
よく動く元気いっぱいのステップが楽しげ。アップで見るとつけまつげパチパチ
マデリン・スキザス(カナダ) SP:62.61(9)
「My Sweet and Tender Beast」♪ 赤紫。すらっと細身で右回りの選手。ルッツが2回転になったが慌てず3トウに繋げた。きれいに3ループ、高く足を上げてからの2アクセル。
ビールマンスピンでは少しトラベリングしたかな 曲の歌詞が何語なのかよくわからなかった
樋口新葉 SP:69.41(5)
「Your Song」エルトン・ジョン♪ パステルグリーンから薄青。しっかり氷を捉えるパワフルな滑り、足を上げてからの2アクセル、3ルッツ+3トウの高さとパワー(両方qはちょっと口惜しい)。3フリップも滑らか。ステップにさまざまな動きが入り、滑る喜びに溢れる。ヘアカッター姿勢のレイバックスピンでフィニッシュ。
完成度高い 今季は行けそう
<G2>
イ・ヘイン(韓国) SP:62.63(8)
シューベルト「アヴェ・マリア」♪ シルバーグレー。2アクセル、3ルッツ+3トウがきれいに入ったのに、後半の3フリップで転倒 すらっとした体型で動きの見栄えはいいが、この曲にしてはやや忙しなく見えるのはなんでだろう
カミラ・ワリエワ(ロシア) SP:84.19(1)
「In Memoriam」♪ ピンクにグレー。話題の選手、ロシアテストスケートやロシアカップを見てないので、私は今季ほぼ初めて見る。両手上げ3アクセル、余裕 両手上げ3フリップ、後半に両手上げ3ルッツ+両手上げ3トウ。一筋の乱れもないが、ルッツとトウの間に体重を微妙に乗せ換えている。これは私はあまり好きではない
前に足を抱えた姿勢から、キャッチしたまま上げてI字姿勢のスピン、ビールマンも足首あたりをホールドして柔軟性を見せつける。
シニアに上がって堂々のベストスコア。
アリサ・リウ(アメリカ) SP:73.63(4)
「ジプシー・ダンス(「ドン・キホーテ」より)」♪ ブラッドオレンジ。ネイルはグリーン。高めに結ったポニーテールを振りながら、3アクセル入った!(回転不足)。イナバウアーから3フリップ、後半3ルッツ+3トウも決まる。スピンのイリュージョン、活気に満ちたステップ、きれいなビールマン姿勢を長く続けたレイバックスピンと、こちらもいい出来
アリョーナ・コストルナヤ(ロシア) SP:75.58(3)
「New York, New York」♪ 黒。静かに語るような女性ボーカルにのって、3アクセル頑張る(q付き) 3ルッツは高さがあり、3フリップ+両手上げ3トウもしっかり決めた。
ボーカルがグルーブ感を出す後半、洒脱な動きで乗って行くステップ。大人っぽくなってきた。
カレン・チェン(アメリカ) SP:68.74(6)
「La Califfa」♪ グレーがかったブルー。以前、樋口新葉も使った曲。アクセルは2回転だが幅も高さも十分。3ルッツ+2トウで途中で開いたように乱れてしまった。ターンからの3ループはきれい。
トレードマークのイナバウアーからスパイラルを見せ、きれいなビールマンスピンでフィニッシュ。
エリザヴェータ・トゥクタミシェワ(ロシア) SP:81.24(2)
「Oblivion (J'oublie) 」アストル・ピアソラ♪ ワインカラーのワンショルダー。ポルトガルの女性歌手Mísiaのボーカルにのって、気負いなく3アクセルを決める。片手上げ3ルッツ+片手上げ3トウ、3フリップも質が高い。
ただ音楽と一体になるステップ、片手ホールドのビールマンスピン、最後までしっとりと魅せてくれた。素敵な大人の女性がここに 自己ベストに近い点が出た。
結果、予想通りワリエワがトップに立ち、2位にトゥクタミシェワ、3位コストルナヤとロシア勢が上位を占めた。4位にアリサ・リウ、5位に樋口新葉、6位カレン・チェンまでがフリー後半グループ。
三原舞依が7位につけ、8位イ・ヘイン、9位から11位にスキザス、バウスバック、シューマッハとカナダ勢。12位河辺愛菜もフリーは巻き返してほしい。
明日は全種目のフリー、今日と同じ順番で、同じく朝5時から
フィギュアスケート・グランプリシリーズ2021第2戦スケートカナダ、アイスダンス・リズムダンス(ジャッジスコア)。
<G1>
ヘイリー・セールス/ニコラス・ワムスティーカー(カナダ) RD:60.75(10)
「Lost Cause」「Bad Guy」ビリー・アイリッシュ♪ グリーンのスリップドレス、黒ノースリーブ。全体にきりっとした表情を作っていく。女性の腕を引っ張って滑らせてからローテ―ショナルリフト、途中は片手ホールド。ツイズルはやや距離が離れたかな。
キス&クライにスコット・モイヤーも。
ダイアナ・デイヴィス/グレブ・スモルキン(ロシア) RD:70.66(7)
「Boom Boom Pow」「Bom Bidi Bom」♪ 黒革ホットパンツ、黒。ノンタッチがメインのミッドラインステップから。ミッドナイトブルースのレベル3は悪くない。ローテ―ショナルリフトの終わりに横1回転させる。
今どきの若者っぽい感じで、なんか可愛い。女性の母は有名なコーチ、エテリ・トゥトベリゼ。
エリザヴェータ・シャナエワ/デヴィド・ナリズニー(ロシア) RD:68.53(9)
「Capim」「Legendary」「Hey Momma - Hit the Road Jack」♪ へそ出し黒パンツ、白に重ねて黒。低い姿勢で向かい合ってスタート、スピード感あるツイズル。こちらもミッドナイトブルースはレベル3、伸びやか。後ろから肩に乗って前へ回すストレートラインリフトの各姿勢がぴたっとはまる。
フィニッシュ直後も互いに挑発し合うような仕草で、演技の余韻
クリスティーナ・カレイラ/アンソニー・ポノマレンコ(アメリカ) RD:68.96(8)
「Batdance」プリンス♪ 黒つなぎ。いい感じのツイズル、滑った中で初めて男女ともレベル4。しかしステップ系はいまいちで、パターンダンスタイプステップが2人ともレベル1、ちょっと残念
ジュニアの頃から見ているカップルだが、男性の体型が少しごつい。お尻が大きく見えるのが、若干惜しい
キャロライン・グリーン/マイケル・パーソンズ(アメリカ) RD:72.40(4)
「The Knowledge」ジャネット・ジャクソン/「My Lovin' (You're Never Gonna Get It) 」「Rhythm Nation」ジャネット・ジャクソン♪ 黒、スカートの裾に金、黒半袖。腕の角度までぴたりと合わせたツイズルはレベル4を揃えた。背中に上げかけて敢えて乗せず、前で逆さまにホールドするカーブリフトが面白い。ステップの途中で2人一瞬逆立ちも。
手をきゅきゅきゅっと動かす振付でフィニッシュ。前より洗練されてきた
<G2>
マージョリー・ラジョワ/ザカリー・ラガ(カナダ) RD:71.87(6)
「Funktown」「Super Solid Soul Vehicul」「Far From Over」♪ 黒にブルーグレー、ワインカラーにオレンジ。回転の速いローテ―ショナルリフト。丁寧にミッドナイトブルース、3曲目で盛り上げながら重なるような速いツイズルで盛り上がって終わった。
地元の大声援に歓喜
オリヴィア・スマート/アドリアン・ディアス(スペイン) RD:76.97(3)
「Proud Mary」ティナ・ターナー♪ 赤スリップドレス、黒Vネック。ゆっくりと指を鳴らしながら始まる。ステップの一部のように自然なストレートラインリフト。ミッドナイトブルースはレベル3。曲のテンポが変わって一気にヒートアップ、ツイズル速い。
イギリス出身の女性が、口ずさんだり表情や手先の動きで歌詞を表現しているのが見える。シーズンベスト、オリンピックに一歩近づいた
ライラ・フィアー/ルイス・ギブソン(イギリス) RD:71.89(5)
「I Was Made For Lovin’ You」「Forever」「Rock and Roll All Nite」キッス♪ 黒にストーンで飾り。今日もスピード感たっぷり、ツイズルで女性がわずかにバランスを崩した。一歩が大きいステップでも速いビートにちゃんと乗っている。ステップでは男性の片手側転や一瞬ジャンプがアクセント。ローテ―ショナルリフトは横抱きで体から離してのホールド。
ミスはあったが大きな崩れにはならず。
シャルレーヌ・ギニャール/マルコ・ファブリ(イタリア) RD:78.82(2)
マイケル・ジャクソン・メドレー♪ 黒、白Tに黒ジャケ。女性を一瞬背中に乗せてからすぐ入るツイズル、ポーズもユニーク。滑らかにミッドナイトブルース、前から背中に乗って肩に座ってから膝に乗ってポーズのストレートラインリフト、いとも簡単そうにこなす
背中から1回転でフィニッシュ。終わってハイタッチ、いい演技だったがベスト更新はならず。
パイパー・ギルス/ポール・ポワリエ(カナダ) RD:85.65(1)
「I Guess That’s Why They Call It the Blues」「Still Standing」エルトン・ジョン♪ オレンジのつなぎ。完璧な隙のないツイズルに、唯一レベル4のミッドナイトブルース。回転して下ろしてから反対回転で上げるリフト、前へ回って下りるまで姿勢変化がきれい。"yeh, yeh, yeh"に合わせて大きくステップする動きなど、盛り上がりまくり
会場と一体となって最高の出来、自己ベスト更新
結果、ギルス/ポワリエが大差でトップ、2位ギニャール/ファブリ、3位スマート/ディアス、4位グリーン/パーソンズ、5位フィアー/ギブソン。6位ラジョワ/ラガは0.02点の差でフリー前半になった。
表彰台は上位3人になりそうだが、下位はフリーで多少変動がありそう。
この後は今日の最後、女子ショートプログラム 第一滑走が三原舞依、3番に河辺愛菜、6番樋口新葉。みんな頑張れ~~~
フィギュアスケート・グランプリシリーズ2021第2戦スケートカナダ、男子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
<G1>
コンラッド・オーゼル(カナダ) SP:73.19(9)
「Who Wants to Live Forever」クイーン♪ 黒。コーチはブライアン・オーサー。冒頭の4サルコウは単独になったがうまく抑えた。4トウはステップアウトで2トウをつけたがコンビネーションにならず。3アクセルきれいに入った。
ステップのエッジはまだ浅めだけど、前に見た時の印象からかなり変わった。いい感じにシャープになっている。
山本草太 SP:78.78(7)
「イエスタデイ」♪ ダークグレー開襟シャツ。しっとりとしたボーカルが彼のスケーティングにぴったり。4トウ、滑らかに決まった アクセルが2回転になったが何食わぬ顔でイーグルに繋げる。これはジュニア時代に時々やってたミス
3フリップ+3トウ問題なし。
一歩がゆったりと伸びやかなステップ、しなやかで力強く男らしさがある表現。大けがから復帰して1回転ジャンプから始めた彼が、シニアのグランプリシリーズの舞台に立っていると思うと
ロマン・サドフスキー(カナダ) SP:72.9(10)
「Breath For Me」♪ 青と水色。美しい4サルコウから。3アクセルで惜しい転倒、3ルッツはオーバーターンしたがなんとか2トウをつける。ステップはレベル4獲得。
彼らしい爽やかな感じのプログラム。
マカル・イグナトフ(ロシア) SP:89.79(4)
「Iron Sky」♪ 茶と青。冒頭の4ループ、あまりにも簡単に跳んでびっくり 4トウ+3トウばっちり、3アクセルは耐えた! ボーカルが演説パートになるところでぐいぐいとステップを踏んでいく。
ロシア男子、なんか強くなってる
樋渡知樹(アメリカ) SP:72.92(11)
「Standards」♪ グレーのシャツ。右回りジャンプの選手。バックのクロスロールでカッコよくスタート、4サルコウ、ステップアウト。3アクセルも入る。4トウもステップアウトしてコンビネーションにできず。
それでも合間に見せるバレエジャンプの高さ、ステップでのキックやハイドロ、スピンでのビールマンなど、観客を惹きつけるところがたくさん
田中刑事 SP:78.83(6)
「新エヴァンゲリオン」♪ 黒にパイピング、紫の手袋。しっかりと4サルコウを跳ぶ。アクセルが何気に2回転に 3フリップが流れ過ぎたか、セカンドは2トウになった。
体を大きく使って見せるステップ、首や肩の動きなんか、高橋大輔に似てきた
<G2>
エフゲニー・セメネンコ(ロシア) SP:87.71(5)
「What Is It About Her?」♪ 黒にストーン。ぐっと構えて4トウ+3トウ、決まった。4サルコウの着氷は乱れる。3アクセルは"really secure"と言われていた。
体の切れがよく、力強いボーカルと合っている。
アレクサンデル・サマリン(ロシア) SP:78.55(8)
「マトリックス」♪ 黒に緑のタイ。4ルッツ下りたがセカンドは2トウに。4トウ予定が中途半端な3トウになってしまった。3アクセルは片手をつく。
スピンを見ていて、身体が硬い感じがする、、、ステップは曲のビートにずんずん乗っていく感じで悪くない。5シーズン前の世界ジュニア銅メダルだったが、今は少し苦労してるかな。
モリシ・クヴィテラシヴィリ(ジョージア) SP:71.60(12)
「Tout l'universe」♪ 黒にストーンで柄。冒頭の4サルコウは片手をついて単独に、アクセルがパンク しかし4トウこらえて2トウをつけてリカバリー。
少し落ち着いてスライディングや片手側転を交えたステップを見せる。天を指差すポーズでフィニッシュ。
キーガン・メッシング(カナダ) SP:93.28(3)
「Never Tear Us Apart」♪ 黒に赤ストーンでライン。地元の観客から大きな声援 スピードに乗って4トウ+3トウ、柔らかく膝の着氷が気持ちよく流れる
3アクセルは少しオーバーターン。高いバレエジャンプからの3フリップ。
シットスピンの姿勢が低くていい。イーグルをじっくり見せながらステップもレベル4。ガッツポーズも納得の出来 そしてキス&クライではカウボーイハット、スマホで奥さんと子どもの写真を見せた
ジェイソン・ブラウン(アメリカ) SP:94.00(2)
「Sinnerman」ニーナ・シモン♪ 黒ハイネック。腕をぐぐっと動かす最初の振付から惹きつける。するっと3フリップ、3アクセル軽やかに決まる。一つ一つのつなぎの動きから目が離せない。3ルッツ+3トウ、下りた後の動きが高く足を上げるスタイラス、凄すぎる
ステップの大きな動き、はっとさせるストップ、スリリングな曲と相まってどんどん盛り上がって、高く足を上げたキャメルスピンでフィニッシュ。
4回転ジャンプを入れずに技術点47.39、見事 演技構成点はトップ
ネイサン・チェン(アメリカ) SP:106.72(1)
「Eternity」♪ グレー。まず4ルッツを決めて波に乗る。3アクセルからイーグル、4トウ+3トウも安定していた。曲が変わってきびきびとステップ、観客が大好きなパート。
シットスピンの姿勢が高いとファンの方のブログにあったが、減点されるほどではないのかな。スケートアメリカの失敗は繰り返さなかった。
結果、ネイサン・チェンが大差でトップ、2位ブラウン、3位メッシング。4位イグナトフ、5位セメネンコとロシア勢が続き、6位に田中刑事、ここまでがフリー後半グループ。7位山本草太、8位サマリン、9位おーぜる、10位サドフスキー、11位樋渡知樹、12位クヴィテラシヴィリ。
上位3人がそのまま表彰台になるのか、4位以下から巻き返しがあるか。フリーは明日。
このあとはアイスダンス・リズムダンス
フィギュアスケート・グランプリシリーズ2021第2戦スケートカナダ、ペア・ショートプログラム(ジャッジスコア)。
<G1>
ロリ-アン・マッテ/ティエリー・フェルラン(カナダ) SP:57.25(7)
「6's to 9」♪ シルバー、黒系。映像トラブルでほぼ見られず、、、またあとで
ゾーイ・ジョーンズ/クリストファー・ボヤジ(イギリス) SP:48.00(8)
「Rise Up」♪ 白に少しグレー、黒にスカーフ。2アクセルそろえ、3ツイスト頑張る。デススパイラルは短めだが、初め少しずれたスピンを最後合わせた。スロー3フリップは片手をついたが着氷。終始笑顔で、この舞台を楽しもうとしているのがわかる。"mother of 3"のゾーイ、充実の人生
ヴァネッサ・ジェームズ/エリック・ラドフォード(カナダ) SP:65.02(5)
「Shiny Happy People」♪ 白、紺。3ツイスト美しい。3サルコウ、きれいに決まった。スロー3フリップはフリーレッグをついてしまい、スピンはずれが修正しきれず リフトは力強い表現。これからどんな個性を作っていくだろうか。
ダリア・パヴリチェンコ/デニス・コディキン(ロシア) SP:69.46(2)
「Be Italian(「Nine」より)」♪ 赤に黒レース、赤襟に黒。3ツイストをキャッチしてそのまま回転させる 両腕を持ってぐるっとでんぐり返ししてからスロー3ループ
3トウを下りて男性がランジ。デススパイラルでは、男性が曲に合わせて煽るような手の動き、出るところで女性を後転させたところで勢い余って尻もち、もったいない
ヘアカッター姿勢を織り込んだスピンがぴったり合っていた。
曲に合わせて細かい動き、リフトの下ろし方まで音とリンクしていて、すごく面白いプログラムになっている。このペア、個性が出てきた。
<G2>
ミネルヴァ・ファビアン・ハース/ノーラン・シーゲルト(ドイツ) SP:67.93(3)
「You Are the Reason」♪ ワインカラー。端正な3ツイストから、3トウを合わせてきれいなツイズルに。足を高く上げてキャッチフットからそのままデススパイラルの流れがいい。ステップを丁寧に見せる。全体に凝り過ぎず、自然な感じで好感が持てる
アシュリー・ケイン-グリブル/ティモシー・ルドゥク(ドイツ) SP:61.68(6)
「The White Crow」♪ 白にブルーのストーン。高い3ツイストから、3サルコウで女性が転倒したが、スロー3ルッツはしっかり下りる。ステップでじわじわと盛り上げて、スピンが美しくシンクロして大きな拍手 点数以上に響くプログラム。
カーステン・ムア-タワーズ/マイケル・マリナロ(カナダ) SP:66.43(4)
「Gimme All Your Love」♪ 始まるところで映像ストップ
隋文静(Wenjing SUI)/韓聡(Cong HAN)(中国) SP:78.94(1)
「ミッション・インポッシブル2」♪ 黒、白シャツに黒ジャケ。映像が回復して何より 3トウそろい、スロー3フリップ着氷姿勢がそのまま。片手上げ3ツイスト、美しいスプリットポジションのリフト。フラメンコのリズムで情熱的に踊る。
群を抜く質の高さを見せつけて、堂々のトップ。
結果、隋/韓が大差でトップに立ち、2位パヴリウチェンコ/コディキン、3位にハース/シーゲルト。4位地元カナダのムア-タワーズ/マリナロ、5位ジェームズ/ラドフォード、6位ケイン-グリブル/ルデュク、7位マッテ/フェルラン、8位ジョーンズ/ボヤジ。
スケートアメリカより得点が控えめのような フリーでは多少順位の変動があるかな?
このあとは男子ショートプログラム