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GPスケートアメリカ2018男子SP

2018年10月20日 15時55分36秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2018第1戦スケートアメリカ男子ショートプログラムジャッジスコア)。日本からは出ていないが、世界王者ネイサン・チェンなど人気のトップ選手が集結 さてさて?

<G1>
ジミー・マー(アメリカ) 71.53(7)
 「Mi Gente」♪ 黒系、胸元の翡翠ペンダントが華人らしい。4回転トウループは両手をついて転倒扱いになったが、イーグルからトリプルアクセルが見事。フリップ・トウ3-3は間にターンが入ったが下りた。ノリのいい振付で会場を盛り上げ、ショートサイドのカメラにもしっかりアピール。
 今季U.S.インターナショナルで3位と好調、今大会でも暴れそう

ジュリアン・ジージエ・イー(マレーシア) SP:81.52(3)
 「To Build A Home」♪ 白から水色へグラデーションのシャツ。4回転サルコウ、決まった! トリプルアクセルもきれい。フリップ・トウ3-3も安定。キャメルスピンの姿勢が前よりも美しくなっている。
 体つきが少年から青年になって、体幹が強くなってきた感じ。クリーンな演技に観衆も一気にファンになったかな。

ロマン・ポンサール(フランス) SP:71.48(8)
 「King Authur」♪ 生成りカットソー、少し髭をたくわえて。目の覚めるような4回転トウループを決めた。トリプルアクセルはフェンスに寄り過ぎたか、オーバーターン。ルッツ・トウは3-2で少し着氷が乱れた。
 全体に雰囲気のあるプログラムで、彼によく似合っている。

ミハル・ブレジナ(チェコ) SP:82.09(2)
 「Who Wants To Live Forever」クイーン♪ シェイ=リーン・ボーン振付。黒Tシャツ、首にチェーン。軸の細いジャンプでサルコウ・トウ4-3が決まった ところがフリップがパンク トリプルアクセルは頑張った。
 動きのキレがよくて、爽快なプログラム。今季は期待できそう。

ケヴィン・レイノルズ(カナダ) SP:61.62(12)
 「Illusionary World」♪ 黒系にワインカラー。いつものようにさりげなく(?!)サルコウ・トウ4-3を下りる。4回転トウループは両足になったようで、減点された。トリプルアクセルはこらえきれず転倒。
 滑り自体はきれいだったが、技術点が低くなってしまった。4回転サルコウで回転不足、4回転トウループとトリプルアクセルはダウングレード。回り切らないと稼げない・・・

ナム・ニュエン(カナダ) SP:69.86(9)
 「That's Life」フランク・シナトラ🎵 白シャツに黒カーデ。バンクーバー五輪のエキシビションでユーモラスな演技を披露した小さな男の子が、176㎝の若者になって小粋な振付もこなすまでに。4回転は片手をついたが着氷、トリプルアクセルは大きく加点をもらった。ただルッツが単独になってしまい
 ジャンプ3本そろえれば、カッコいいプログラムになると思うんだけど。

<G2>
ヴィンセント・ジョウ(アメリカ) SP:76.38(6)
 「エクソジェネシス交響曲第3部」ミューズ🎵 薄いブルー系のグラデーション。なんか4回転?と思ったらルッツ・トウ(両手上げ)4-3 続いて単独は4回転フリップ、あっさりと。トリプルアクセルも下りた。
 動きが伸びやかになって、気持ちいい。レベル4のステップでもしっかり加点をもらう。ちょっと惚れ惚れ ただ得点はそれほど伸びず、、、ルッツ、フリップ、アクセルと3つが回転不足。厳しい

モリス・クヴィテラシュヴィリ(ジョージア) SP:68.58(11)
 「Bloodstream」♪ 黒に黄色で幾何学模様。「月の光」をモチーフにした曲で静かに始まる。4回転サルコウ転倒、トリプルアクセルがきれいに決まったが、4回転トウループ転倒。
 フリーはもう少し巻き返せるかな。

マッテオ・リッツォ(イタリア) SP:78.09(5)
 「Volare」♪ 白ブラウスにワインカラーのパンツ。ピアノがメインのクラシックアレンジにした曲で、ターンからのトリプルアクセルを軽やかに決める。ルッツ・トウ3-3、後半3回転フリップと4回転はないが、どれも流れの中でスムーズ。柔らかなスケーティングと動きのステップも素敵。
 すっかりイタリアのエースになった。

ネイサン・チェン(アメリカ) SP:90.58(1)
 「キャラバン」デューク・エリントン🎵 白シャツにグレーのベスト。全身シェイクから一気に駆け出して、トリプルアクセルをびしっと下りる。4回転フリップ(回転不足だけど)、後半ルッツ・トウ3-3と鮮やか。
 つなぎも振付も生き生きと、ステップの弾けっぷり、勢いがすごい これは代表作になりそうなプログラム。

セルゲイ・ヴォロノフ(ロシア) SP:78.18(4)
 ラフマニノフ「前奏曲第5番ト短調」♪ 白黒ツートン、袖にブルー。冒頭にトウ・トウ4-2を決め、3回転ルッツはややこらえて。トリプルアクセルは軽くオーバーターン。体はよく動いていて、健在ぶりを見せてくれた。

アレクセイ・ビチェンコ(イスラエル) SP:69.69(10)
 「Requiem for a Dream」♪ 紺系。フィンランディア杯はSPの後棄権して心配されたが、今日は大丈夫? 3回転フリップを下り、トリプルアクセルはちょっとステップアウト。ルッツが2回転になったが、頑張って3回転トウループをつけて基礎点を確保した。
 情熱的な動きのステップだったが、レベルは2止まり。まだ本調子じゃないのかな

 結果、ネイサン・チェンがトップに立ち、2位ブレジナ、3位ジュリアン・ジージエ・イー。ヴォロノフ4位、リッツォ5位、ジョウ6位と70点台後半以上が上位に入った。
 ニュエン9位、ビチェンコ10位、レイノルズ12位と実績のある選手たちがちょっと出遅れた感じ。
 技術点ではネイサンよりジュリアンが少しだけ高くトップ。クリーンにジャンプを回り切って下りることが本当に重要になってきた。
 フリーは日本時間で明日朝7時過ぎから。楽しみ

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グランプリシリーズ2018開幕

2018年10月20日 01時06分06秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2018が明日開幕
 今季はスケートアメリカから始まり、スケートカナダ、ヘルシンキ大会(中国が開催を返上したのでフィンランドで開催される)、NHK杯、ロステレコム杯、トロフィー・ド・フランスの順。例年通り、テレビ朝日が放送する。
 スケートアメリカには、日本から宮原知子、坂本花織、本田真凛の3人が出場する。日本時間との対応はこちらで。開催地がワシントン州なので、日本との時差は16時間ある。現地の金曜夜開始が、日本では土曜昼前。明日はとても見やすい時間帯 しかし2日目は現地の土曜の昼から夜までなので、日本では日曜早朝から午後に入るまで、早起きが大変そう。そして3日目は現地日曜の昼間、日本は月曜の未明3時過ぎから7時前まで、、、これはライブで見るのは厳しい
 放送は、土曜の深夜3時から1時間で男子ショートプログラム。それって、現地で2日目の競技が始まるちょっと前ってこと 日曜1:55から女子ショートプログラムと男子フリーの放送が2時間枠で。女子フリーは月曜10:25から、平日昼間に放送されてしまう。
 以前は時差が大きい場合、ゴールデンタイムに放送すると、実際の競技終了後半日どころか1日近く経ってからになってしまい、結果も報道されているので実況の盛り上げが嘘っぽくなりがちだった。レギュラーの番組どの兼ね合いもあるんだろうけど、無理にゴールデンタイムにしないのは、それはそれでいいのかも。
 といいつつ、第2戦のスケートカナダは土日ともに夜9時から。競技は土日とも日本時間の未明から昼前なので、じっくり編集してから放送になりそう
 グランプリシリーズ(GPS)にアサインされることは、世界のトップスケーターの証。ヨーロッパ選手権や四大陸選手権に何度も出場したり、オリンピックを経験したりしても、GPSに出られないでいる選手は珍しくない。開催国の一つというアドバンテージはあるが、男子6人女子10人も出られる日本って、やっぱり凄い(ペアとアイスダンスが1組ずつなのが寂しいけど
 今季はルールも大幅に変わったので、どんな演技でどんな得点が出てくるか? チャレンジャーシリーズで試運転している選手たちが、GPSにどのくらい仕上げてくるか。いろいろ楽しみ

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