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シニアはシニア、ジュニアはジュニア

2017年01月30日 01時07分25秒 | スポーツ

 フィギュアスケートシーズンも後半、ヨーロッパ選手権が終わって、四大陸選手権のエントリーが発表された。
 日本と同様に国内選手権が激戦のアメリカやカナダからは、これまた日本と同様、だいたい世界選手権に出場予定の選手たちが出てくるようだ。やはり平昌五輪と同じ会場ということで、様子を知っておきたいと思うところだろう。
 各国とも国内選手権で表彰台に乗った選手たちが派遣されてくるが、全米男子で2位のヴィンセント・ジョウは、世界選手権も四大陸もなしで、世界ジュニアの代表になった。2000年10月生まれなのでシニアに出られる年齢だが、シニアの大会の経験がほとんどないからなのかな?と思っていたら、、、
 シニア選手権のミニマムテクニカルスコアをクリアしていない、という話を聞いてびっくり。ISUパーソナルベスト226.39なのに
 JGPシリーズ2016日本大会で、SP80.53、技術点44.60。フリー145.86、技術点75.52。世界選手権のミニマムはSP34.00、フリー64.00だから、余裕でクリアしてるはずだ。
 ・・・ところが、今年から規定が変更されていた。昨季まで「世界ジュニア出場のミニマムはジュニアの大会で」だったが、今季から「シニア選手権出場のミニマムはシニアの大会で」も加わっていた
 ジュニアではSPでジャンプやスピンに年ごとの課題が決められていたり、フリーでコレオシークエンスがなくて要素が一つ少なかったり、高い技術点を取るのに不利だから、ジュニアで得た点をシニアに適用するのは可能だった。逆にシニアはSPで得意なジャンプを跳ぶことができて、フリーで要素が一つ多いから有利。ジュニアに適用できなかったわけだ。
 しかし、ジュニアはフリーの演技時間が30秒短い。疲労が少ない状態でジャンプやスピンをする分、有利とも言える それで別々に要求することになったのかな、、、
 ヴィンセント・ジョウは今季チャレンジャーシリーズのゴールデン・スピンに出場していたが、ショートプログラムの後に棄権。SPは64.61、技術点30.26で、フリーは成績なし。ということは、シニアの選手権に出場するためのミニマムは持っていなかったのだった。
 私ったら、この規定変更を全然把握してなくて 道理で、今季のジュニア選手たちがシニアの国際大会によく出ているわけだ ということは、全日本の前に整理したデータ(ミニマムをクリアしているかどうか)も間違っていたかも。お恥ずかしい
 アイスダンスは、シニアとジュニアでショートの課題が大きく違うという性質から、掛け持ち選手はほぼいなかったが、これからは男女シングルとペアでも掛け持ちしづらくなりそう。獲得したスコアは次のシーズンも使えるわけだから、早めにジュニアを卒業してシニアの大会に挑戦する選手が増えるかも?
 オリンピック後に演技時間の短縮などが予定されているから、また変更があるのかな。ついていくのが大変

コメント
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