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ぴあ最終号

2011年07月22日 23時45分49秒 | Weblog

 昨夜「ニュースステーション」で、ぴあ首都圏版最終号が発売されたというニュースを報じていた。
 ぴあ、、、毎号買ってた時期もあるし、チケットぴあの発売情報をチェックして発売日の10時を電話の前で待ってたときもある。映画、舞台、美術展、イベント、あらゆる情報がわらわらと載っていた。
 「今日で上映終わっちゃう~」と仕事帰りに映画館に足を運んだり、加藤健一の芝居なんかはチェックするの楽しみだった。そういえば、「大地の子」に上川隆也を抜擢したのは、「プロデューサーが情報誌の写真を見て」って話じゃなかったっけ? ぴあに載ってたキャラメルボックスの情報だった?!
 ぴあの内容について私は、映画のオリジナルタイトルを必ずきちんと原語で載せていたのがすごくよかったと思う。アルファベットでなかろうと、日本の活字にない字だろうと、、、今、インターネットだと正確に表示されないのをおそれてか、邦題以外は英語タイトルしかないことが多いのでは? 作り手が最初に受け手に伝える部分=タイトルを、作り手が作った通りに伝えてくれるって、とても大事じゃないだろうか。
 ページの欄外投書欄「はみだしYOUとPIA」も大好きだった。実はよく投稿して、2回採用された。
 「家の近所に、よく塀の上に座っている犬がいる。(真っ黒で精悍なやつなのだ、これが。)」
 「『今宵はKankuro』のオープニングは、息子(1歳)のおしゃべりに似ている。(あの“ガドゥンガドゥンガドゥンガ…”です)」
 採用された号は実家にとってあった、かな ちなみに『今宵はKankuro』というのは、中村勘九郎(今の勘三郎)が司会をやってたトーク番組。息子は長男のほう ペンネームはSou uma gata(私は雌猫)。誰かがJe suis un chat(フランス語で私は雄猫)というペンネームを使ってたので、ポルトガル語にしてみた。つまり「吾輩は猫である」を訳してるだけ
 及川正通さんの表紙は毎号面白かった・・・細かいところまで描き込んでて、端っこのほうまで見ると笑えた。

 インターネットだけでチケットが買えるようになり、あまりに情報量が多くなって細かい字が読み切れなくなってしまい・・・
 雑誌という形は終わるのか。何か新しい形が始まるのか?
 最終号、買いにいくべきか

コメント
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