ミュンヘン(ドイツ)、アヌシー(フランス)を1回の投票で押さえて、平昌(ピョンチャン・韓国)が2018年冬季五輪開催地に決まった。
ずっと招致活動に携わってきたキム・ヨナが、ほっとした笑顔。これで今シーズン、落ち着いて過ごせるだろう。グランプリシリーズには出場しない予定だけど、昨季よりは早めに、四大陸あたりから出てこられるのでは?(本人が出たければ、だけど)
7年後にむけて、韓国は当然ウィンタースポーツの強化を進めていくと考えられる。元々強いスピードスケートやショートトラックに加えて、現在はほとんどキム・ヨナ1人で頑張っているフィギュアスケートも、当然強化を目指すだろう。まずは競技人口を増やして、ジュニア選手を鍛えて、かな?
キム・ヨナ自身は、平昌五輪のとき27歳になっている。現役を続けられない年齢ではないが、選手として最高の時期を持ってくるのは難しそう。となると、“ポスト・キムヨナ”を育てることは必須課題になるだろう。
その一番手と思われてたクァク・ミンジョン選手、2018年には24歳。今季はグランプリシリーズの出場予定に出てない。5月の世界選手権でも予選通過できなかったし・・・。この子わりと好きなんだけど 世界ジュニアに出てた子たちは順調に伸びるかな
「五輪招致成功したから、もう引退するのでは」という声も聞かれるキム・ヨナだが、若手たちの実力がつくまで、もう少し頑張ってもらわないと困るだろう。世界選手権の枠とかがあるし
日本の選手たちの年齢を考えると、、、キム・ヨナと同い年の浅田真央が27歳。余裕でトリプルアクセル跳んでたりして 羽生結弦、田中刑事、村上佳菜子が23歳。大庭雅22歳、庄司理紗が21歳、宇野昌磨20歳。どんなふうに伸びているか、、、楽しみ。
ソチ五輪で正式採用が決まったフィギュア団体が平昌でも行われるとすると、韓国はこの数年ほとんど選手を大会に送っていなかったペアとアイスダンスも、強化に乗り出すかもしれない
日本は「トライアウトを行う」ってニュースがあったけど、結局どうなったかしら???
このニュースのとき、「マーヴィン・トラン選手がカナダ国籍でこのままでは五輪出場できない」と伝えられていた。どこかで読んだ話だが、現状のままだとトラン選手がその気になっても国籍変更ができないので、日本スケート連盟はかなりあせっているとか・・・
井上怜奈選手や川口悠子選手が国籍変更したときは、すでにそれぞれの国に何年も住み、拠点を置いていた。一方、トラン選手はたぶん一度も日本に住んだことがない。留学も就職もしたことがない。
日本に定住するコーチにつかない限り、練習拠点を日本にすることもないだろう。となると、日本に住んだことがなく住む予定もないのに国籍だけ必要、という話になる。五輪での活躍が期待できるという“国益”を考慮して変更を認める、というわけには、いかないのかな、、、
2018年冬季五輪が平昌に決まったことで、2020年夏季五輪に立候補する東京に影響があるのでは?という話。IOC会長は「冬と夏は別」と言ってるそうだが、はてさて? それ以前に、東京は立候補する意義があるんだろうか、、、
なんてあれこれ、つらつら考えたのだった