テレビ局の営業妨害に、なっちゃうかな・・・
アイスダンスはLive放送がないんだから、その時間帯はかまわない?
というわけで、世界フィギュアスケート選手権、Live Streamingこちらでやってます
世界フィギュアスケート選手権、男子フリーで、織田信成選手が“ザヤックルール違反”をやってしまった。。。また。。。
ジャッジスコアを見ると、「シングルのフリースケーティングにおいて3回転以上のジャンプに関して、同じ踏切で同じ回転数のものは、2つを2回までしか挑戦できない」のに、最初のジャンプに3回転トウループ+3回転トウループ、2つ目のジャンプにトリプルアクセル+3回転トウループを跳んだ。もうここまでで、3回転トウループが3回! トリプルアクセル+3回転トウループが無効、0点となった。
演技全体の出来は悪くなく、会場も盛り上がっていた。スコアを見てもGOEに1つのマイナスもなかったくらいだ。しかし、コーチと強化部長が、顔を見合わせて首を振っていて、変だなと思ったら、そういうことだった
3回跳んでしまった3回転トウループを2回にすれば、跳んだジャンプ全部が有効となる。2回転ジャンプに回数制限はないので、3回のうち1回を2回転にすればOK。
最初のコンビネーションの2つ目、またはトリプルアクセルに続ける2つ目、どちらかを2回転にしていた場合、ここまででもらえた(はず)の基礎点は:
3回転トウループ4.1×2+トリプルアクセル8.5+2回転トウループ1・4=18.1
実際には3回転トウループ4.1×2=8.2に終わった。つまり、9.9点の損。これがもらえていたら、総合得点242.40。。。あら、銅メダルのガチンスキを上回る?!
小塚の銀に続いて織田も銅だったら、高橋大輔の連覇の夢が破れた分を取り返すくらいだったのに。惜しんでも惜しみ足りない。
こんな事態を防ぐには、やはり予め想定しておくことが必要なのでは?
2010GPシリーズロシア大会で、似たような失敗をした羽生結弦。最初のジャンプで予定した4回転ではなく3回転のトウループをきれいに跳んでしまい、結果として3回転ジャンプ3種類を2回跳んだことになったために、後半のコンビネーションジャンプの得点を失った。しかしその後、全日本ではコンビネーションの2つ目のジャンプを全部2回転にして、違反はなし。四大陸選手権では、冒頭の4回転を成功させたことで3回転の枠が残った分を生かして、後半のコンビネーションの2つ目に3回転を跳び、高得点を挙げた。(同じ名前のジャンプでも3回転と4回転は別扱いなので、4回転トウループと3回転トウループを跳んでも2回ではなく各1回とカウントされる)
織田選手も、「4回転が3回転になってしまった場合」を想定して、手を打ったほうがいい。コンビネーション2つ目のジャンプは原則2回転にしておくとか、前半で予定通りいかなかった場合の後半を何パターンか作って練習しておくとか・・・
なにしろ、この手の失敗が大きな大会でもう4度目くらい? だいぶ前だけど高橋大輔とトリノの1枠を争った全日本、バンクーバー五輪の3枠をぎりぎりで獲得した2009年の世界選手権、今季のスケートアメリカ、、、
今度やったら、処分ものじゃないでしょうか
コーチを替えて、ジャンプもスケーティングも目に見えてよくなった織田選手。次回は完璧な滑りを見せてください