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グランプリファイナル2010・男女フリー

2010年12月12日 12時49分05秒 | スポーツ

 予想が当たった?ような気がする・・・
 グランプリファイナル男女SPが終わったところで、女子について「優勝ラインが175点以下だったら日本勢の“スイープ”表彰台独占もありそう。逆に180点に近くなると一人が食い込むのがやっと?」「安藤、鈴木と“先輩たち”が先に頑張ってくれれば、佳菜子ちゃんは気楽にできていい結果につながるかも?!」と予想したら、なんかそんな感じになった^^;
 安藤美姫、鈴木明子、二人ともフリーはよかった! 安藤はとにかくジャンプの切れがよかったし、鈴木は全体によく動けて踊れていた。フリップが一つ2回転になってしまったのと、踏み切りエッジのエラーがついてしまったのは惜しいが…。いい流れに乗って佳菜子ちゃんが集中して滑れたと思う。手足が先までよく伸びていた。しかし、2位と0.01点差とは、、、
 大会概要によると、2位の賞金はUS$18,000。3位はUS$12,000。2位と3位の差はUS$6,000。世界ランキングのポイントで78点の差。百分の一点の、なんと大きいこと^^;
 日本のマスコミは「浅田真央に続くシニアデビューの年に優勝?」と盛り上げようとしていたが、優勝するとしたらSP上位の二人がミスをして点を伸ばせなかった場合だったろう。たなぼた式に優勝してしまうより、本人の将来のためにはこれでよかったんじゃないかと思う。
 コストナーは、昨季の不調が嘘のように、しっかりジャンプが跳べていた。基礎点の高いルッツとフリップを跳ばない構成は、完成度で勝負なのか。ただ、ダブルアクセルを2つ、3回転ループ+2回転トウループのコンビネーションを2つ、構成の中で続けて使っているのは、どうなんだろう?
 ザヤックルールに引っかかってはいないが、ウェルバランスという点で、ちょっと物足りない気がする…。「まったく同じコンビネーションは不可」なんてルールを作ったら、予定ジャンプを失敗したときのリカバリーが自由にできなくなって、やっぱり選手のためにならないかな? あまり縛りすぎても、フリーの意味がなくなってしまうし。
 シズニーは、十八番のスピンにさらに磨きがかかって、ものすごい速さで回転しながら、びっくりするほどスムーズにポジションを変えていく。レベル4でも足りないくらいのスピン そしてジャンプにあんまり苦労してなかった。佐藤有香コーチについて、スケーティングがよくなったからジャンプも安定したのかも。以前は「さぁ跳ぶわよ」と準備して「えいっ、ぐるぐるっ」と跳んでたような^^; 多くの選手と反対の右回転のせいか、彼女のジャンプを見てると目が回ってたんだけど、今回は平気だった(笑)
 2つ目の3回転トウループを単独で跳んでしまったのは、確信犯?と思ってカナダ大会とフランス大会のスコアを見たら、そこでコケていたようで 予定では何か2回転でもつけるつもりだったかな。
 男子のジェレミー・アボットがファイナル進出を逃したから、シズニーの優勝は有香さん喜んでるだろうな

 さて、男子。ジャッジスコアはこちら。アモディオくんは参加できたことに意義があった? ベルネルは4回転は入れなかったが、最後までしっかり頑張ったのはさすが。
 小塚は、少し固くなってるというか、落ち着かない感じがあったけど、本人がいうとおり「まとめて」きた。4回転が回転不足(基礎点の70%)になってしまったり、フランス大会の170.43点には遠かったが、中国大会よりいい159.89点。高橋大輔の演技をじっとモニターで見つめ、インタビューではどこか心ここにあらず、、、やはり衝突事故の影響はあったかな
 その高橋は、、、多少ふらついたけど4回転下りたし、前半は悪くなかったんだけど、、、2回目のトリプルアクセルで転倒してリズムが崩れ、立て直したけどまた2回目の3回転ルッツで転倒してしまい、、、最後のスピンは体力が続いてなかったか。転倒したのが2か所ともコンビネーションのところで、4回転がダウングレード(3回転の基礎点)になり、スピン3つのうち2つがレベル1と“失点”が重なって、ロースコアになってしまった。
 実は「首と足を痛めていた」という報道もあったが、「練習が足りなかった」とコメントする潔さに感心する声がTwitterに多数。衝突については、今回はたまたま自分が“ぶつかられた”方だけど、いつ反対の立場になるかもしれない、という意味で“お互い様”と考えているから、小塚を責めることも、言いわけにすることもしないんだと思う。
 点が出なくても、やはり高橋のフリーの振付は、美しい・・・と、録画を見返してしみじみ感じる。演技構成点(PCS)の81.00点が物語る。
 それをどんと上回ったのがパトリック・チャン。コケなかった!! いつもながら、よく滑る。ステップなんか、あんまりスピードがあるので、要素間のつなぎかと思った(笑) 気をつけて見ていると、ジャンプ前の準備の滑りでも、何かちょこっと一工夫を入れる。その数の多さは並ではない。
 今回、ジャンプでコケなかった演技を見て思ったが、以前は一蹴りがよく滑るのでスピードが出過ぎて、ジャンプのときコントロールが効かずに転倒してたんじゃないだろうか。今季はコントロールできる程度になったか?!
 ジャンプが決まったので技術点(TES)が高いのは頷けるが、PCSはさすがに高すぎる気がする。Interpretationの9.00って、、、そこまで曲と一体化してたかな 彼の演技がよかったことは認めつつも、PCSが高すぎると感じる人は多いようだ。
 どうも、審判の基準として、スケーティングに“力強さ”を感じるほうに高得点を出しているのでは? 高橋も小塚も織田も、スケーティングはかなり美しいと思うが、線が細いと感じられるのかも。いってみれば絹糸のように“すいすい”、、、チャンは強力な細いロープで“ぐいぐい”? 滑らかだがこしが強いというか、、、荒削りな人だと太縄で“がしがし”(笑)
 チャンのとんでもない高得点を目の当たりにして出ていく織田信成は、ちょっと不利だったか 4回転の転倒のあと立て直したのに、ダブルアクセルで転倒、そこで時間を取られてコレオステップが半分くらいしかできなかったのがもったいなかった。「チャン選手を超える演技をする練習をしてきたのに」「あ~口惜しい」それなら世界選手権でリベンジだ!

 グランプリシリーズ・ファイナルと終了すると、いよいよ全日本。ある意味、グランプリファイナルより厳しい闘い。特に女子、、、世界選手権に出られるのは3人だけ。浅田真央の復活も見たいし、村上佳菜子の活躍も見たいし、鈴木明子も“世界”に見せたいし、安藤美姫も新SP滑りこんだらいいプログラムになると思うし、、、どうしましょ
 男子はファイナル進出の3人の中に、羽生結弦が割って入れるのか? 町田樹や村上大介は? 今季限りで引退(という話)の南里康晴は最後を飾れるか? 中庭健介もまだ頑張ってる・・・ジュニア勢はどうなの?
 というわけで、再来週にまたドキドキする予定

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GPFの次は全日本

2010年12月12日 05時32分48秒 | スポーツ
 グランプリファイナルのまとめはまたあとで。
 フィギュアスケートの全日本選手権、世界選手権の放送は今季もフジテレビ。全日本は23日からだが、11月26日~28日に行われた全日本ジュニアの模様が放送される。
 全日本Jr.フィギュアスケート選手権2010 12月13日1:05~2:05(12日深夜25:05~26:05)
 昨季も夜中に1時間にまとめたのを見たような記憶が^^; 宇野昌磨くん、大きくなったかな
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