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「“しゃ”違い」で思ったこと

2005年07月08日 13時13分51秒 | Weblog
 「意地悪なことしてごめんなさい」とコメントをいただいた“しゃ”違いだが、後からふと考えたことがある。
 私は生半可な知識で中国語のサイト(主に新聞、雑誌、ヒットチャート)を読んでいる。そういったサイトの内容を紹介したりするときは、できるだけ複数のサイトを見て、正しそうだと判断してからにしている。それでも、私が見た複数のサイトが、たまたま全部間違ったことを書いていたら、私も間違ったことを発信してしまうわけだ。
 実は、「幻冬社」が実在しないかと、むきになって検索してみた。たくさんヒットするけど、よく見るとみんな幻冬舎の誤記。少なくとも、日本の出版関係に「幻冬社」は実在しないようだ。それでも、相当な数がヒットするということは、私の中国語程度の日本語知識で日本語のサイトを読んでいる外国の人が、「幻冬社」が正しいと思い込む確率がかなり高い、ということではないだろうか。
 「社」と「舎」は、たまたま中国語の発音も同じなので、中国語圏の人は容易に間違いに気づくかもしれない。でも、漢字を記号として一生懸命覚えている非漢字文化圏の人にとっては、ちょっと大変なのでは・・・
 同業に「幻冬社」がないので、実際に問題が起こることはないとは思うが、やっぱり、誤記がまかりとおって、正しいと思われてしまうのはいいことじゃない。だから、意地悪なことじゃなくて、いいことをしたんですよ、ドイケンさん。
コメント
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