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Soler「雙聲道」(出身:マカオ 活動:香港)

2005年07月25日 15時40分58秒 | CD紹介
 元気で留守にしていた亭主がCDの山を持って帰ってきた(^^)。真っ先に聴いたこのアルバムは、期待以上だった
 写真を見て「え?何人?」と思われるかもしれないが、Solerはイタリア人の父とミャンマー人(カレン族)の母を持ち、マカオで生まれ育った双子の兄弟ユニット。写真右が兄のJulio、左が弟のDino、苗字はAcconci。二人ともイタリアに留学経験があり、英語・広東語・北京語・イタリア語・スペイン語・ポルトガル語を話す(Dinoはフランス語も)。
 Dinoは、黄貫中のバンド「汗」や、恭碩良のバンド「Ginja Rock」に参加している。また、陳奕迅梁漢文に曲を提供したこともあり、ギタリストとしての参加も数多い。そう言われると、Dino Acconciの名前に見覚えがあった方もあるかもしれない。
 すでにオンエアされている「失魂」「海嘯」は、Dinoの作曲・リードボーカルで、ハモるJulioの低音もなかなか渋い。ロックばりばりの曲と、メロディアスな曲を交互に持ってくる曲順で、バンドが主流ではない香港ポップスに慣れた人にも聴きやすそうだ。歌詞は広東語、北京語、英語で、どこへ売り込むにも便利^^; 広東語の発音は、香港人からすれば一言あるかもしれないが、無難にこなしていると思う。北京語もちゃんと北京語に聞こえる(下手な香港人よりましかも?!)。バックの音は主にアメリカで録ってきたようで、明るく切れのいい音だ。そこに程よくウェットなメロディが乗って、意外とバランスがいい。洋楽っぽいカラッとした音とアジアの香りのするメロディ、まさにMix(混血)でマルチカルチャーの彼らに相応しいんじゃないだろうか。そして、ベタなバラードがメインの香港ポップスに、新しい流れを作れるかもしれない。
 十一狂潮Cyber Liveで生歌を聴いたが、CDとは違うギター1本のアレンジで、うまくライブにしていた。Julioがこの顔でばりばりの広東語MCをやると、なんかそれだけで盛り上がる。ちなみに、Julioは陳啓泰(ケネス・チャン)に似ているとかいないとかいう話があるが、じゃあ双子のDinoは似てない? 確かに、よく見るとJulioのほうがより似ているような、、、Dinoがギターを弾いていないとき、どっちがどっちか区別するポイントはそこ?
 わいわいわいさんのほんこんからさぶかるるに銅鑼湾でのインストアライブの模様が出ている。香港に住んでたら徒歩10分だったのに~。残念!
雙聲道 @YesAsia.com
コメント (3)
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