語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】乾癬の新薬

2018年07月27日 | 医療・保健・福祉・介護
 乾癬(かんせん)は、皮膚の「ターンオーバー」(新陳代謝のサイクル)が極端に短くなり、表皮細胞の異常な増殖が起こる疾患だ。
 このため、皮膚の赤くなる「紅斑(こうはん)」や「鱗屑(りんせつ)」という分厚いかさぶたができ、ポロポロとはがれ落ちる「落屑(らくせつ)」、爪の変形などの症状が起こる。
 初めのうちは、脂漏(しろう)性またはアトピー性皮膚炎などと見分けがつきにくく、正しい診断や適切な治療にたどりつくまでに時間がかかるのも特徴だ。
 また、皮膚の症状が悪化し、発熱や関節のはれや痛みが起こることもある(関節症性乾癬)。
 原因は不明だが、免疫の機能異常によって起こると見られ、(公社)日本皮膚科学会は、乾癬は決して感染しない病気であることを啓発している。
 主にステロイド外用薬や光線療法が行われているが、効果の見られない場合に、「生物学的製剤」の注射治療があり、効果が上がっているという。日本皮膚科学会のサイトから実施している病院を探すことができる。

□南雲つぐみ(医学ライター)「乾癬の新薬 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2018年7月19日)を引用

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