語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】カーペットとダニ ~アレルギー有症率~

2018年07月19日 | 医療・保健・福祉・介護
 家の中のほこり、ちりなどのハウスダストは、小児ぜんそくやアトピー性皮膚炎の原因であり、中でもダニやダニのふん、死骸は重要なアレルゲンとされている。
 ハウスダストを減らすためにも毛足のあるカーペットやじゅうたんよりも、フローリング床のほうが好ましいとされることがある。
 この意見に対し、日本カーペット工業組合では、カーペットは畳やフローリングに比べてアレルギー有症率は高くはない(西宮市「ダニアレルギー調査報告書平成2年」による)と報告している。
 むしろ、室内を人が歩いた時のハウスダストが舞い上がるのは、フローリングの方が多い。こまめに掃除してハウスダストを除去したカーペットを敷くことは、空気環境を良くするとしている。こうした内容を同組合では「カーペットでハウスダスト対策」という動画にまとめ、動画サイトユーチューブで公開中だ。
 なお、(一社)日本アレルギー学会では、床や畳、寝具の清掃は1平方メートルあたり20秒以上かけて行うのが望ましいとしている。

□南雲つぐみ(医学ライター)「カーペットとダニ ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2018年7月12日)を引用


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