語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】食べ過ぎを防ぐ ~過体重に直行する早食い~

2018年09月01日 | 医療・保健・福祉・介護
 早食いで満腹になるまで食べる人は、そうでない人に比べて3倍、過体重になるという研究結果が、2008年に大阪大学の公衆衛生学の研究チームから発表された。
 そもそも、早食いの人は大食いになりやすいそうだ。食事を始めてしばらくすると血糖値が上昇し、脳の視床下部にある満腹中枢が働いて、満腹のシグナルを発信する。
 すると、食欲が満たされて食べるのをやめるのだが、このメカニズムが構築されるには少なくとも15分かかる。
 慌ただしく早食いをすると、満腹中枢が働き出す前に食べ過ぎてしまうのだ。そこで最初の15分が肝心だ。
 太りやすい糖質の取り過ぎを防ぐために野菜から始まり、肉または魚、そして米飯(主食)という食べ方が勧められるのだが、野菜ばかり食べたくないという人もいる。
 そんな時は、骨付きの肉や尾頭付きの焼き魚、殻付きの貝など、かみ応えがあって食べるのに手間の掛かる食材を活用するのもいい。

□南雲つぐみ(医学ライター)「食べ過ぎを防ぐ ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2018年7月5日)を引用


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。