語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】春分の日 ~自然をたたえ生物を慈しむ日~

2018年03月21日 | 医療・保健・福祉・介護
 春夏秋冬という四季の移り変わりは、地球が自転しながら太陽の周りを1年間に1周(公転)することが1回となる。その中で、昼と夜の長さがほぼ同じになるのが春分と秋分だ【注】。
 今年の春分の日は3月21日。太陽が真東から登り、真西に沈む。
 仏教における極楽浄土は、西方にあると考えられている。彼岸と此岸がもっとも通じやすくなるということでこの日の周辺が先祖をしのぶ「お彼岸」になった。
 この時期の東京の朝晩の最低気温は5度前後、日中の最高気温は15度前後。「暑さ寒さも彼岸まで」というように、「冷える」わけでも「暑い」わけでもないから、お墓参りにも行きやすい。
 この時期は激しく気温が変化する。年間でも3月から4月、9月から10月にかけては1カ月で5度以上の気温変動がある。この寒暖差によって血圧や自律神経が刺激されるので、心疾患の危険性は高くなる。
 春分の日は、国民の休日としては「自然をたたえ生物を慈しむ日」とされている。人体も自然の一部。自分も家族の体も慈しもう。

 【注】「【南雲つぐみ】お彼岸 ~その心~

□南雲つぐみ(医学ライター)「春分の日 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2018年3月21日)を引用

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