よしなごと徒然草: まつしたヒロのブログ 

自転車XアウトドアX健康法Xなど綴る雑談メモ by 松下博宣

和歌の浦をそぞろに語り歩く

2007年03月12日 | 自転車/アウトドア
週末は和歌山県立医科大学附属病院にて、サービスサイエンス、クリニカルラダーについてコンサルティングと講演。看護部の方々は、文献を丹念に読みこなしながら、また講演内容を咀嚼してこの病院独自のクリニカルラダーを作り上げてきた。このがんばりは素晴らしい。今後は、クリニカルラダーと評価システムをイントラネットに格納して運用フェーズに入ってゆく。

450人もの方々への講演が終わってから小泉副看護部長らと連れ添って、よしなごとを楽しく語り合いながら、紀三井寺へ。山内・県下あわせて十二ヶ寺の末寺を擁する救世観音宗(ぐぜかんのんしゅう)の総本山だが、元はといえば護摩壇が荘厳されていることかも明らかなように真言密教の寺院である。この西国三十三国所第2番札所の観音霊場の詠歌に曰く、

ふるさとを 
はるばるここに 
紀三井寺 花の都も 
近くなるらん

さらにそぞろに歩き、東照宮を経て和歌浦天満宮へ。常緑広葉樹の豊かな緑の小径の向こうには薄紫色に暮れなずむ和歌浦湾が静謐のうちにやんわりと広がっている。

この地を訪れる文人墨客は多い。

麓には 
潮ぞさしひく紀三井寺
木の間の塔に 
青し古鐘

と詠んだのは若山牧水。

風光明媚という言葉はこのような情景のためにあるのだろう。

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