もちろん北大植物園が存在することは知っている。
先日海外の旅行客に「この辺にミュージアムがあるはずだが」と質問されて答えられなかったのだが、ヤナイさんからコメントを頂き「北大植物園の中に博物館がありますよ」と知らされたのであった。そういえば、植物園内に何か建物があるのは知っていたのだが、植物に興味が薄いため、今日に至るまで入園したことがなかったのである。
行ったことがないからちゃんと分かっていないのだ。と、観光客をリードできなかったことを反省し、すかさず今週行って見ることにした。入園料は大人420円。自動販売機で券を購入させられ、窓口の箱に入れさせられるという、あまり気分の良ろしくないシステムに従い入園。

まずは内回りルートというのに沿うと、北方民族資料室がある。

昭和10年撮影のアイヌ「熊祭(熊送り)」の資料映像。映像はいいが、これブラウン管のテレビだよね。そっちの方が珍しかったりして。

「エチンケカムイ」(亀の頭蓋骨)は海の神として祭ったものらしい。髪の毛っぽいものがあり、どちらかと言うとカッパにも見える。

次は宮部金吾記念館(植物園創始者)。館内は撮影禁止だったが、松浦武四郎画の「アイヌ昆布採りの画」、有島武郎遺墨、有島武郎油彩(どこかで見た記憶が)が展示されていた。

建物の前には、1890年札幌最古のライラックがある。

ここから北ローンへ。今日は涼しいが、日差しが当たっている間は非常に気持ちがいい。極力開園以前の状態を残しているということで、いろいろな大木もあるようだ。

植物園の中央には湿生園がある。

北方民族植物標本園、草本分科園があり、いろいろな植物(ギョウジャニンニクがあった)が育てられている。ちょっと驚きの風景だ。

中央部に戻って、重要文化財エリアへ。付属博物館便所(もちろん使用不可)、博物館事務所。

博物館倉庫とバチェラー記念館。

博物館本館の正面と横から。この建物が一番古く、竣工は133年前になる。

それほど大規模なものではないが、剥製などが展示されている。まずは樺太犬タロ。そう、あの南極に取り残されたタロとジロの片方である。タロは4年あまり南極で過ごした後、この博物館で9年ほど飼われていたらしい。

翼を広げたオジロワシと、ひょうきんにも見えるエゾヒグマ。

建物を出ると彫刻っぽいものがあったが、作者名はなし。「瓔珞みがく」という北大寮歌50周年の歌碑のようだ。

それからちょっと驚いたのが温室で、熱帯雨林室・シダ室・パイナップル科植物室・冷温室・多肉植物室・ラン室などがあり、世界各国の植物が育成されていた。ちょっとビビったのがウツボカズラ等のある食虫植物コーナー。

他の人がほとんどいなかったので、特撮ものだったら、ツルが伸びてきて足にからまり、危うく食べられてしまう所だった。
他にも行きたいギャラリーがあったので少し見学を省略したが、それでも1時間半の滞在。なかなか充実した展示と自然の風景であった。ここ、回数券はあるんだけど年間パスがないのである。年間パスを作って宣伝をすれば、もっと人が来るような気はするが、それよりもこの状態を維持し続けることの方が重要な使命なのかもしれない。
最後に植物園門衛所(これも重文の一部)を見ておしまい。
先日海外の旅行客に「この辺にミュージアムがあるはずだが」と質問されて答えられなかったのだが、ヤナイさんからコメントを頂き「北大植物園の中に博物館がありますよ」と知らされたのであった。そういえば、植物園内に何か建物があるのは知っていたのだが、植物に興味が薄いため、今日に至るまで入園したことがなかったのである。
行ったことがないからちゃんと分かっていないのだ。と、観光客をリードできなかったことを反省し、すかさず今週行って見ることにした。入園料は大人420円。自動販売機で券を購入させられ、窓口の箱に入れさせられるという、あまり気分の良ろしくないシステムに従い入園。

まずは内回りルートというのに沿うと、北方民族資料室がある。

昭和10年撮影のアイヌ「熊祭(熊送り)」の資料映像。映像はいいが、これブラウン管のテレビだよね。そっちの方が珍しかったりして。

「エチンケカムイ」(亀の頭蓋骨)は海の神として祭ったものらしい。髪の毛っぽいものがあり、どちらかと言うとカッパにも見える。

次は宮部金吾記念館(植物園創始者)。館内は撮影禁止だったが、松浦武四郎画の「アイヌ昆布採りの画」、有島武郎遺墨、有島武郎油彩(どこかで見た記憶が)が展示されていた。

建物の前には、1890年札幌最古のライラックがある。

ここから北ローンへ。今日は涼しいが、日差しが当たっている間は非常に気持ちがいい。極力開園以前の状態を残しているということで、いろいろな大木もあるようだ。


植物園の中央には湿生園がある。

北方民族植物標本園、草本分科園があり、いろいろな植物(ギョウジャニンニクがあった)が育てられている。ちょっと驚きの風景だ。

中央部に戻って、重要文化財エリアへ。付属博物館便所(もちろん使用不可)、博物館事務所。


博物館倉庫とバチェラー記念館。


博物館本館の正面と横から。この建物が一番古く、竣工は133年前になる。


それほど大規模なものではないが、剥製などが展示されている。まずは樺太犬タロ。そう、あの南極に取り残されたタロとジロの片方である。タロは4年あまり南極で過ごした後、この博物館で9年ほど飼われていたらしい。

翼を広げたオジロワシと、ひょうきんにも見えるエゾヒグマ。


建物を出ると彫刻っぽいものがあったが、作者名はなし。「瓔珞みがく」という北大寮歌50周年の歌碑のようだ。

それからちょっと驚いたのが温室で、熱帯雨林室・シダ室・パイナップル科植物室・冷温室・多肉植物室・ラン室などがあり、世界各国の植物が育成されていた。ちょっとビビったのがウツボカズラ等のある食虫植物コーナー。

他の人がほとんどいなかったので、特撮ものだったら、ツルが伸びてきて足にからまり、危うく食べられてしまう所だった。
他にも行きたいギャラリーがあったので少し見学を省略したが、それでも1時間半の滞在。なかなか充実した展示と自然の風景であった。ここ、回数券はあるんだけど年間パスがないのである。年間パスを作って宣伝をすれば、もっと人が来るような気はするが、それよりもこの状態を維持し続けることの方が重要な使命なのかもしれない。
最後に植物園門衛所(これも重文の一部)を見ておしまい。

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