散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20200620ギャラリー巡り

2020年06月20日 14時26分37秒 | ART
本日は三越→大丸→HOKUBUの3か所。本の重さに力尽きた。

■大丸美術画廊「掌展 TANAGOKORO-TEN」。若手中心の彫刻展。なかなか面白い。

大丸の1階特設スペースで展示があるというのでやって来た。「”花と虫”展 Lee Izumida」である。


→これは7階にあった案内板。

特設スペースといっても休憩所の一角のようなスペースで、花と虫の絵画が展示されていた。大丸はエレベータがすべて優先客用になっているため、地下1階から8階までエスカレータで往復することになり、最近は大変なのである(そろそろ解除かも)。

■HOKUBU記念絵画館「絵画の写真的経験」。以前見た作品が多い。
松井宏樹「SUNNY」:2008年に沖縄県中城で撮影された、緑の海にくらげが浮かぶ写真が何ともいい。一部にさざ波が見えるのだが、これが福田平八郎の「漣」って、実は写実的だったんだと思わせる感じなのである。

■HOKUBU記念絵画館「内容主義のファンタジー」。
小杉小次郎「回想」:広場に建物、馬、地面に描かれた三角形、門柱、時計塔などのモチーフが配置され、エッジの鋭くないキリコ、またはデルヴォーの夜の雰囲気を思い起こさせる。
河原朝生「鯰売る人」:スーツの年配男性が、人通りが全くなさそうな室内でテーブルに並べた鯰を売っている。行き場のない、サラリーマンの「追い出し部屋」をイメージしたものだろうか。
河原朝生「隕石の販売」:こちらはカーテンから覗く、葉のない3本の木のもとで、テーブルに隕石が並べられいている。人の姿は無く、これはこれで爽快な感じもする。

HOKUBU記念絵画館は今年から入館料が300円→500円と値上げになった。感染症予防のために時間予約制を導入したことから、入館料を改定したとのことである。まあ、200円上げても、経費をすべて賄えるとは思えないので、ここを維持して頂くことに感謝したい。

なお、休憩スペースだが、3階にコーヒーメーカー(コーヒー100円となっていた)があり、あれっと思って後から1階に行ったところ、こちらには紅茶のティーパックとチョコレートが置いてあった。ありがたく休憩させていただく。



次回はケチらずコーヒーを頂くことにしよう。1組当たりの観覧時間は1時間だが、あっという間に1時間が経過した。


→絵画館前にあったもの。

それからあちこちに彫刻の小品も展示されているので、忘れずに見ていって欲しい。


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