散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20200612ギャラリー巡り

2020年06月12日 14時10分14秒 | ART
本日は近美→三岸→文学館→芸森→大丸→三越の6か所。大物が多いため、朝早くから出発。

■北海道立近代美術館「近美コレクション わたしと絵のあいだに」。開館前に到着し、並び順が2番目になってしまった。開館時には10人くらい並んでいただろうか。手の消毒と検温があるため、一人づつ入館。皆さんとは別れ、私一人で常設展の方へと向かう。

野田弘志「THE-8」:わたしと絵のあいだに膜を作り、あえて意識を向けさせるという展示方法か。



俣野第四郎「静物(2)」:本郷新寄託と書いてあった。知らなかった。

■北海道立近代美術館「近美コレクション ひと・ヒト・人」。
田中良「年の市(A)」:どこの北方かと思ったら、札幌の二条市場を描いたのだそうだ。上部にあるトンガリはテレビ塔だそうだ。



この他、北海道庁赤れんが庁舎が閉まっているため、北海道蔵の岩橋英遠「阿寒湖畔の松浦武四郎」、久保守「開拓計画を練る」、片岡球子「函館街頭風景」が展示されていた。

■北海道立近代美術館「近美コレクション なんちゃってカエル名画展」。福士ユキコによる、名画の登場人物をカエルに置き換えた楽しい作品。主に近美所蔵、または展覧会で出品された作品がモチーフとなっている。

「≪パスキン<花束を持つ少女>≫」。



「≪セザンヌ<帽子をかぶった自画像>≫」。カッコいい、まさにセザンヌ風。



後は2019年度の新収蔵品など。77点の寄贈があったそうだが、ということは予算をつけて購入したものはないということか。



近美の2階休憩コーナーはこんな感じ。椅子が一つづつ離して置いてある。常設展側の観覧者は私一人であった。



近美を出て、知事公館の公園を抜けて三岸好太郎美術館へと向かう。しかし、こんな切り株にまで「今は、きょりをとって」なんて表示する意味合いがあるのだろうか。



■三岸好太郎美術館「変幻する詩情の花」。第一室が「花と画風の変遷」ということで、三岸の「花」を描いた作品を集めたコーナー。「菊の花の静物」は9年ぶりに見たようだが、それ以外はさほど変わり映えがしない。

■三岸好太郎美術館「太陽の森 ディマシオ美術館コレクション」。今回、興味を持っていたのはこっちである。彼の作品はタイトルが無いため、感想が書きにくいね。非常に上手いなあと感じるのと、人物画で人物の手前に脈絡なく破片のようなものを飛ばして立体感を持たせるなど、ちょっとあざとい感じもする。

次の作品は丁寧に猿を描いたもので、「猿の狙仙」ならぬ「猿のディマシオ」と言ってもよいかも。



展示作品は13点、ラリックのガラス作品が3点あった。なお、私が見終わる頃に次の観覧者が来ていたが、私が見ている間は他の観覧者は無い。ほら、こんなもんだろ、札幌の美術館は。



■北海道文学館「せなけいこ展」。30分毎の予約入場となっている文学館。入場する際に予約表がちらっと見えたが、私の訪問する時間帯(11:30~12:00)は5~6人、その前の時間帯が十名強だったように思う。前の時間帯に10分ほど食い込んで早めについたら、ちょうど誰もいないタイミングとなり、スムースに入場できた。

それなりに展示は面白く見たが、展示順にみるとストーリーが一部繋がらないように感じたのだが、どうなんだろうか。



この後、南に向かう。兵どもが夢の跡、中島体育センターである(プロレス会場だったのは別館の方で、もう建物は無い)。



幌平橋からの南北線に乗る。幌平橋駅に来たのは久しぶりだが、こんなタイル画があったのは知らなかった。



■札幌芸術の森美術館「蜷川実花展-虚構と現実の間に-」。芸術の森入口へのバスは途中までは結構な込みようだった。中学校、大学前でそれぞれ数人が降り、芸術の森入口では7~8人が下車しただろうか。誰よりも早く、美術館の入口へと向かう。

入口では行列ができていなかったが、チケットを持っているかどうか確認される。当日券の発売は無く、前売り券、または時間指定予約券を持っていく必要があるのだ。私は美術館協力会の年間パスで通してもらう。

手の消毒をして体温測定をしてから入場。全体的に観覧者は少ないが、ちょうど私の入る直後の団体(10名くらい?)がいたため、それなりににぎやかな感じになってしまった。

「永遠の花」と言うコーナーは撮影可能エリアで、非常にカラフルかつにぎやかな感じ。たまにはこういうウキウキした雰囲気も悪くないだろう。


→北海道の人って、桜にそんなに興味が無いと思うんだけどなあ…


→小さな標本箱のような世界



続いて「Portraits of the Time」という人物写真の所で、急激に興味を失う。もちろん知っている人も沢山いるんだけど、知らない人が多すぎる。ま、興味と合わないってことだね。



私が見終わる頃には、ちょっとした入場の待ち行列ができていた。



喉が渇いた。ちょっと休憩。



工芸館ではSIAF2020紹介コーナーがあったが、何をやるのかよく分からない。



今年も池にこれが浮かぶ季節になりましたな。



この後、バスで真駒内へと戻る。



バスは乗るつもりだったやつが減便対象だったようなのだが、どこにもその手の表示がなく、分かりにくい。幸いなことにその9分後のバスはやって来たので、それほど待たずに済んだ。


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