散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20090211ギャラリー巡り

2009年02月11日 14時28分55秒 | ART

本日のギャラリー巡りは、札幌市資料館→コンチネンタル→クロスホテル→たぴお→STV→時計台→大通美術館→三越→スカイホール→さいとう→市民ギャラリー→ソクラテスのカフェの12か所。

■札幌市資料館「北海道芸術デザイン専門学校絵画芸術研究室展」。宇野嘉祐、阿部正子共に道展に良い作品を出品していた記憶がある。今回も同傾向の作品ではあるが、好きなタイプの作品だ。

■コンチネンタル「第46回はしどい展 北星学園女子中学高等学校美術部」。野呂実木子「いや、一緒に」は結構皆さん大作ぞろいですごいなあと思う中、これが一番しっかりした内容だったように思う。三上晟奈「誘惑」は大胆な余白と線のうまさで将来性一番ありと書いておこう(私に認められてもしょうがない)。

■たぴお「All Japan Under 40 Collections in Sapporo」。なかなか面白い作品の競作展になった。石川潤「呼吸」はあまり基本的なスタイルを変えずに、それでいて新機軸になったと思う。坂本正太郎「東北東の風」は錆びた泡だて器のようなものが、風に吹かれて飛ぶ様子だろうか。平野直哉「標本箱-相撲」「標本箱-跳び箱」「標本箱-一輪車競争」は黒いダルマのような物体に人型が相撲を挑んだり、跳び箱のように飛ぼうとする気になる画だ。

■STV北2条ビル「松田郁美[play with circle]」。ちょっと気になる金属彫刻の展覧会だ。何というか懐かしい・可愛い・遺跡のような・落ち着いた・不思議な、等の形容がそれぞれあるし、それだけではないという感じ。うまく言葉で表現できないのだが、気になることは間違いない。

■時計台ギャラリー「北海道教育大学札幌校芸術文化課程美術コース卒業・修了制作展」。

中里麻沙子「あかるい夜」:明るい背景に暗い緑の木のようなものが描かれている。迫力あり。
干場清順「群居の旅」:煙を上げて走る巨大な列車がそのまま都市になっており、その都市を細かく描いた作品。前回みたときと同様、宮崎駿的な感じがするのだが、自分の画として消化されているので問題はないと思う。

杉田斐子「世界は今日も笑い出す」:鉄の長方形の中に頭を突っ込んで、中を見る作品。どんなものかは実物をご覧あれ。
吉成翔子「ほっこりお住まい」:鉄製の一人瞑想部屋みたいな感じの巨大な卵型作品。せっかくなので入ってみる。入るのに苦労する。
桑原千晶「とまれ」:ネズミ少女が走り、次々に障害物が出てくるのをどう回避するかのリアクションが面白いPC作品。音も感じが良いし、楽しめる。

松浦実那美「108-不可侵だったMMの冷蔵庫で-」:PC上で冷蔵庫の中のものをクリックすると、一言お言葉が出てくる作品。時にクスリと笑える。
武田章「一粒で300mの囚」:ドア・窓・階段をプリントした紙を立方体に折ると、団地の一区画のようになり、それを積み上げた作品。いまどき団地って言わないのか。
藤本早苗「今日はロールキャベツ」:本当に淡々とロールキャベツを作る映像作品。非常に分かりやすいので、ロールキャベツの作り方を知りたい人はぜひ。

■大通美術館「日中友好美術展」。この中で「日中若手ホープ交流展」というのをやっており、北海道ではあまり見ることのできない作家の作品が見られるので、ぜひ。

冒頭写真は松田郁美作品。ビルのエントランスホールというオープンスペースなので、撮影させていただいた。


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