散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20110128ギャラリー巡り

2011年01月28日 13時57分56秒 | ART
旅に出発する前のギャラリー巡り。本日は資料館→アルテポルト→富士フイルム→三越→スカイホール→さいとう→時計台→たぴお→大同→大丸の10か所。

■札幌市資料館「SANDS」。
西田千景「音楽」:都会と五重塔を背景に、音楽を聞く少女。ピンクのレンガ通りが明るい感じ。
高橋夏樹「でっかい肉まん」:ハッピーさが伝わってくる。
金城奈津子「無題」:じっと自分の手を見る女性。やや陰鬱な物語が伝わってくるようだ。

■アートスペース・アルテポルト。土日祝完全休みという、普通のサラリーマンには厳しい展示室。平日の今日、行ってみるしかあるまい。ビルの3階に上がると、かつては資料室だったあたりをロビーのように広げて展示室にしていた。資料類は壁の方に残っていたものの、減ったのではあるまいか。

「鈴木涼子展」では「ANIKORA-Kawaiiシリーズ」で、作者の顔をコラージュした作品の上に、ガラスビーズのようなものを張り付けた2点が面白かった。2次元と3次元の狭間のような感じ。

ロビー及び会議室には、恐らく「お正月展」に出品されたものと思われる作品があった。國松明日香、下沢敏也、西田陽二、伊藤光悦らの作品もあったので、見落としてはいけない。

■富士フイルムフォトサロン「KEN五島写真展 北海道炭坑遺産」。廃墟や炭鉱、しばらく前から流行っているよねえと思ったが、それでもなお良い写真展だった。毎年、旧炭鉱町を訪ねている私だが、釧路は知っていたものの、沼田町や羽幌町にも炭鉱があったのだね。

それからDMになっている「羽幌炭鉱築別炭坑病院」はルピナスの花の中、ひっそりと朽ちていく病院。空には異様な感じの雲が広がり、ファンタジックな傑作である。

■三越「陶と石による造形展」。中でも伊藤博敏の彫刻が非常に良かった。一つは石で「マフラー」「マーブルシャツ」等の柔らかいイメージのものを作るシリーズ。もう一つは「時計仕掛けの石」のように、石にチャックをつけ、そのチャックが開いた中から機械部品が見えるという、凝ったシリーズ。これはなかなかイイ。

■さいとうギャラリー「多摩美術大学版画科OB展2011」。いつも楽しみにしている展覧会。去年も一番目を引いたが、ネモトサトコの3品が面白かった。人の顔のインパクトというのを最大限に生かしている。御囲章「自信の源」は、石による塔のような形。造形と色彩の面白さがある。

■大丸「山本一洋作陶展」。純プラチナ彩で絵付けをした陶器。下品でなく、「綺麗だなー」と素直に見ることのできる華やかさがある。

札幌市内はこの位にしておいて、札幌駅から帯広に向けて出発!



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