腹が減ってきたので、宮の森美術館近くの中華料理店へ。日曜日なのでランチは無いらしく、セットメニューにすべきか、単品にすべきか迷う。さらにハーフメニューが充実しているので、それを組み合わせようかどうしようかと考えているうちに面倒くさくなり、四川風焼きそばの一点勝負に出ることにした。
具材は豚肉、竹の子、白菜、卵、青菜、椎茸等。餡は熱くてたっぷりの量がある。辛味はほどほど、酸味があって食べやすかった。
具材は豚肉、竹の子、白菜、卵、青菜、椎茸等。餡は熱くてたっぷりの量がある。辛味はほどほど、酸味があって食べやすかった。
本日は雪が降りだす前にということで、寒い中、彫刻美術館→宮の森美術館の2か所。
■本郷新記念札幌彫刻美術館「石と木のかたち」。
「摩周の舞」:一歩踊るために踏み出した姿だろうか。ふくよかな造形がいい。
「長恨碑」:「遥かなる母子像」の原型作品だろうか。荒削りだが、同様のモチーフである。こちらも顔はついていないのだが、木肌がむき出しの面に青いチョークで目鼻立ちが描かれている。
「牛の首」:具象彫刻ドーン! という感じ。牛にもいろいろあるのだが、これは相当巨大な農耕牛というイメージか。
「馬頭」:石で作られた丸い馬頭。ウマヅラカワハギのような可愛らしさ。
展示室の一角では「In My Room」と称して若手彫刻家5人が連続して展覧会を開催することになっている。第1回は吉成翔子、作品タイトルは「丘ではそよそよ」である。
幌加内町生まれの作者が故郷の風景をベースとして作成した彫刻である。金属を使いながら、丘や自然な道を思わせる造形は、可愛いだけではない何かがある。撮影OKだったので、1点だけ紹介写真を入れよう。
お母さんについて歩く3匹の子供たち、というところか。
■宮の森美術館「クリストとジャンヌ=クロード」。当然、展示室内で展示できるわけはないので、構想スケッチ及び完成写真等。あまり美しいとは言い難いものもあるのだが、見ているうちに「次はどんなバカをやってくれるのだろう」と楽しくなってくる。
■宮の森美術館「日本美術-前衛の戦後から多様の現在へ」。
靉嘔「ニューヨーク」:子供の描いたようなビル、アサヒビール吾妻橋ビルの上にあるオブジェのような雲、青い空。
瑛九「作品」:色の破片を画面全体に散らしたような作品。
難波田龍起「円のある構成」:いいねえ、この抽象画。
■宮の森美術館旧館グラフィック・ギャラリー「日本現代版画のパイオニアたち」。約100点のリトグラフが展示されていた。作品数が多かったのは瑛九、駒井哲郎、国吉康雄。その他、池田満寿夫、岡鹿之助、恩地孝四郎、小磯良平、長谷川潔、福沢一郎、藤田嗣治など。
菅井汲「日蝕」:赤い弁当箱のような太陽の前に、緑色の影が立ちふさがる。もちろん補色で印象を強めるためだろうが、強い光を見た時に見える、ぼんやりとした緑の幻のイメージかもしれない。
なお、このギャラリーは平日の月水木金のみ一般公開とか。今日はたまたま結婚式がなかったので見ることができたが、注意した方が良いだろう。これを見るのと見られないのでは、満足感が違うと思う。
■宮の森美術館「森村泰昌展 美術史としての私[抄]」。
「フェルメール研究(大きな物語は、小さな部屋の片隅に現れる)」:画家が振り返ると、きっとこれも森村なのだろうと思う。
「若いセルフポートレート1628」:レンブラントになりきりモード。
「喰らい合い」:元画はゴヤの「我が子を喰らうサトゥルヌス」。全裸なのですごいっす。
「美術史の娘(王女A)」:これはベラスケスの「白いドレスのマルガリータ王女」かな。無理ありすぎで、笑いそうになる。
「娘2」:マネの「すみれの花束をつけたベルト・モリゾ」がベース。こちらは意図的に目を飛びださせて、コミカルに仕上げている。
しかしパロディ的な要素が強いので、元画を知らない人が見たら、これらはどう思えるのだろう。
■本郷新記念札幌彫刻美術館「石と木のかたち」。
「摩周の舞」:一歩踊るために踏み出した姿だろうか。ふくよかな造形がいい。
「長恨碑」:「遥かなる母子像」の原型作品だろうか。荒削りだが、同様のモチーフである。こちらも顔はついていないのだが、木肌がむき出しの面に青いチョークで目鼻立ちが描かれている。
「牛の首」:具象彫刻ドーン! という感じ。牛にもいろいろあるのだが、これは相当巨大な農耕牛というイメージか。
「馬頭」:石で作られた丸い馬頭。ウマヅラカワハギのような可愛らしさ。
展示室の一角では「In My Room」と称して若手彫刻家5人が連続して展覧会を開催することになっている。第1回は吉成翔子、作品タイトルは「丘ではそよそよ」である。
幌加内町生まれの作者が故郷の風景をベースとして作成した彫刻である。金属を使いながら、丘や自然な道を思わせる造形は、可愛いだけではない何かがある。撮影OKだったので、1点だけ紹介写真を入れよう。
お母さんについて歩く3匹の子供たち、というところか。
■宮の森美術館「クリストとジャンヌ=クロード」。当然、展示室内で展示できるわけはないので、構想スケッチ及び完成写真等。あまり美しいとは言い難いものもあるのだが、見ているうちに「次はどんなバカをやってくれるのだろう」と楽しくなってくる。
■宮の森美術館「日本美術-前衛の戦後から多様の現在へ」。
靉嘔「ニューヨーク」:子供の描いたようなビル、アサヒビール吾妻橋ビルの上にあるオブジェのような雲、青い空。
瑛九「作品」:色の破片を画面全体に散らしたような作品。
難波田龍起「円のある構成」:いいねえ、この抽象画。
■宮の森美術館旧館グラフィック・ギャラリー「日本現代版画のパイオニアたち」。約100点のリトグラフが展示されていた。作品数が多かったのは瑛九、駒井哲郎、国吉康雄。その他、池田満寿夫、岡鹿之助、恩地孝四郎、小磯良平、長谷川潔、福沢一郎、藤田嗣治など。
菅井汲「日蝕」:赤い弁当箱のような太陽の前に、緑色の影が立ちふさがる。もちろん補色で印象を強めるためだろうが、強い光を見た時に見える、ぼんやりとした緑の幻のイメージかもしれない。
なお、このギャラリーは平日の月水木金のみ一般公開とか。今日はたまたま結婚式がなかったので見ることができたが、注意した方が良いだろう。これを見るのと見られないのでは、満足感が違うと思う。
■宮の森美術館「森村泰昌展 美術史としての私[抄]」。
「フェルメール研究(大きな物語は、小さな部屋の片隅に現れる)」:画家が振り返ると、きっとこれも森村なのだろうと思う。
「若いセルフポートレート1628」:レンブラントになりきりモード。
「喰らい合い」:元画はゴヤの「我が子を喰らうサトゥルヌス」。全裸なのですごいっす。
「美術史の娘(王女A)」:これはベラスケスの「白いドレスのマルガリータ王女」かな。無理ありすぎで、笑いそうになる。
「娘2」:マネの「すみれの花束をつけたベルト・モリゾ」がベース。こちらは意図的に目を飛びださせて、コミカルに仕上げている。
しかしパロディ的な要素が強いので、元画を知らない人が見たら、これらはどう思えるのだろう。