散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

厳寒の小樽へ(5)

2012年12月23日 22時38分28秒 | 飲み歩き・北海道内
何だかんだと最後は恒例のバー「A」へ。ほぼ開店と同時だったので、マスターを独占。1杯目はウイスキーソーダ割りを注文すると、贅沢に竹鶴17年を使用。やはり香りがいい。



2杯目は恒例のシャンゼリゼ。ここで通しがでるのだが、今年もこのシーズンがやってきた。そう、店の常連さんが作る鮭燻製が登場する季節なのである。これまでの塩分の多めの年、少なめの年を経て、今年は中庸なのだとか。



鮭の一本ままの所も見せてもらったが、中央から切り分けて、しっぽに向かう方と頭に向かう方では味が変わってくるようだ。私も後で頭に近付いている部分を食べさせてもらったが、よりレア目の感じで、またこれが美味いのであった。



3杯目はレディースカクテル。4杯目はドライマンハッタンと調子良く強いカクテルを飲む。



昼間も飲んだので、この位にして置こうかな。すっかり出来上がって、小樽駅へと向かう。



バスに乗ると「事故で小樽~銭函間は高速乗れません」と言われたが、良く頭が回らずそのまま乗車。今になって考えると、JRを使うと家からは遠いので、まあこれで正解だったのだろう。かなりの爆睡の後に目覚め、無事琴似につくことができた。


厳寒の小樽へ(4)

2012年12月23日 18時00分54秒 | 食べ歩き
今日は昼間に結構飲んでしまったので、晩飯は酒を飲まずに食べよう。店のお姿と店頭のメニューを見て、一度は行ってみたいと思っていた喫茶「C」へ。

店内は外から想像するのを遥かに超える広さとゴージャス感である。



食事メニューは実に豊富。ナポリタンやカレーソーメンにもひかれるが(この2品があるなら、カレースパゲッティを作ってほしい)、珍しくチキンドリアを注文して見ることにした。



もう実に古典的なお姿で、ホワイトソースがふつふつと煮えている。マイルドな味でチキンも柔らかく、器に接しているところのパリパリした感じも申し分ないドリアであった。

喫茶店なので食後のコーヒーも注文。スポーツ新聞を読み、週刊誌を読み、正しい喫茶店くつろぎスタイルで、私には珍しく1時間ほど過ごしてしまった。



なかなかいい店である。小樽には他にも非常に有名な古い喫茶店があるが、私にとってはこちらの「C」のほど良い楽さ加減が好ましい。


厳寒の小樽へ(3)

2012年12月23日 17時01分08秒 | ART
本日のギャラリー巡りはオーセントギャラリー→小樽美術館→小樽文学館の3か所。

※石井額縁店に入ったのを忘れていた。版画展をやっていたのだ。

■小樽美術館「「銀河鉄道の夜」~KAGAYA幻想の世界~」。展示を見ようと思ったのだが、ちょうどクリスマスチェンバロコンサートに出会ってしまった。バッハや賛美歌を大人しく聴く。

チェンバロはこんな楽器である。鍵盤の白黒が普通のピアノと逆転しているのが面白い。



展示の方は「写真撮影OK、インターネット掲載OK」とか。きっと、色々な人が立派な写真を撮るだろう。

■小樽文学館「小樽・南極物語」。南極に日本人としてはじめて到達した白瀬隊長をテーマにした展示である。彼の知人が小樽に住み、白瀬も小樽を訪れては色々な話をしたということから、この企画が決まったようである。



当時の防寒具と言ったら、ひたすら毛皮に頼るしかない模様。



南極領有宣言…。どういう文脈で行われたかにもよるのだが、当たり前のことだったのか。



この後、コーヒー休憩をして、17時前にまた寒い街に出る。

厳寒の小樽へ(2)

2012年12月23日 15時32分44秒 | 飲み歩き・北海道内
さて、小樽市内を少しぶらぶらし、向かうは出抜小路へ。こういう屋台街に来るのも珍しい私だが、以前、札幌の大通東側でバーをやっていた方が新たに店をオープンされたのである。出抜小路のお休み処だった場所を改装した、小さなバル「R」がその店である。



何しろ14時開店で飲めるから嬉しいね、ということで最初は赤ワインから。店主Tさんにも久しぶりのご挨拶。

続いてフェイマスグラウスのソーダ割り。やはりちゃんと作ってもらうハイボールは美味しく、もう一杯飲んでしまう。つまみに小樽のスモークチーズと、外国産の胡椒の効いたチーズを出してもらう。何か以前の店を思い出すね。

昼間っから4杯目ということでマティーニ。ジンは嬉しいことにブードルスだ。



まだ開店したばかりということで、メニューには実はカクテルは出ていない。作る場所や何やら、この先考えてということだったのだが、ぜひ昼からカクテルの飲める店ということで期待させていただきたい。

小樽に行く楽しみが一つ増えたのはいいが、こんなに飲んで大丈夫かね、私は。

20121223最近読んだ本

2012年12月23日 15時16分28秒 | 読書
■「珈琲店タレーランの事件簿」岡崎琢磨
少々の欠点が無い訳ではないが、珈琲店に持ち込まれる謎も、全体的なストーリーも考えられており、楽しく読める。

■「ビブリア古書堂の事件手帖2」三上延

■「オタクの息子に悩んでいます」岡田斗司夫
人生相談への回答そのものより、回答を導き出すプロセスを学んだほうが役に立つという本。

■「蟻塚の中のかぶと虫」A&B・ストルガツキー

■「酒のほそ道32」ラズウェル細木
パリ帰りの日本人が食べたくなるものとは? 寿司でも蕎麦でも、ましてや刺身でもなくてナポリタンなのだ。分かる。

■「ルーワー登場 ペリーローダン439」マール、ヴルチェク

以下、図書館の2冊。
■「痛風」巌琢也
アルカリ性食品とか、ハテナな部分はあるものの…。薬は基本的にはやめられない模様。

■「江戸のハローワーク」山本眞吾

厳寒の小樽へ(1)

2012年12月23日 13時09分36秒 | 食べ歩き
今日は札幌市内で商店街のクジを2か所で引いてから(いずれも参加賞=ポケットティッシュ)、急きょ小樽へと移動した。混雑していた札幌では昼食を食べそびれ、小樽で食事をする店を探す。前回来た時の感じの良さそうな店は休み。やっぱり日曜兼祝日だからねえ…。

ということで、2度目の訪問となる蕎麦屋「K」へ。小樽の寒さは札幌よりワンランク上だ。さすがに温かいかしわ蕎麦を註文することになった。



やや多めの蕎麦にネギと鶏肉が載っている。味は醤油がちのオーソドックスなもの。

別添えで天かすとネギがあるので、適宜のせてみる。



体もすっかり温まった。昔ながらの街の蕎麦屋さんである。