散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

カクテル満喫

2012年12月22日 20時58分53秒 | 飲み歩き・琴似界隈
さて最後は、琴似のバー「D」で締めよう。1杯目はコッシャー・スリヴォヴィツァ・リザーヴというハンガリーのすももウォッカである。もちろん甘くはないが、フルーティーな香りがたっぷり。とは言え、私すももを食べたことがないので、本来の香りなのかどうかは分からず。



2杯目は「ジンベースでリキュールを入れて、甘目酸っぱめで」とリクエストすると、ジン+マラスキーノ+ピーチツリー+レモンのカクテルが登場。自分からピーチツリーを飲むことはまずあるまいが、桃フレーバーが効いていて、正直なところ美味い。



3杯目はぐっと方向を変え、カルヴァドス+ポワール(洋梨リキュール)+2種類のビタースのカクテル。これが実に私好みの重厚かつ香りの華やかなカクテルになった。何しろ作っている最中から、香りが漂い出し、一説には「ロッテのイブのようだ」という話が出るほどだったのだ。



手前に小瓶が3本あるが、グレープフルーツのビタースは酸味と苦み、バニラのビタースは甘味と苦み、ABBOTTSのビタースはこれぞビタースという濃厚な苦さであった。

最後はビッグピート・クリスマスラベル・カスクストレングスでどうだろう。



香りはサンタクロースも顔をゆがめるほどの煙くささ、しかし口に含むと一転、甘味で飲みやすいとまで言えるような味なのだ。これは締めくくりにピッタリだった。ちょうど雪がやんだことだし、この辺で帰宅することにしよう。


クリスマス直前タイ祭

2012年12月22日 19時04分03秒 | 食べ歩き
3連休なので、パッと羽を伸ばしたいが、クリスマス直前であることから洋風の店は避けようと思っていた。しかしそれどころか、ぜひ行ってみたくて電話をした馬肉料理の店も満席なのだ。

ということで、今週の「孤独のグルメ」の影響もありつつ、やってきたのが琴似のタイ料理店「S」である。こちらも予約が相当入っているらしく、危なく入れない所だった。エンドの時間が指定されてしまったが、まあ、1時間半ほどあるので、大丈夫だろう。

珍しくビールを注文し、まずはタイ料理の王道ソムタムから。後々辛い料理が出てくるので、辛さを控えめにしてもらったが、それでもそこそこ酢っぱ辛い。しかし、何となく手が止まらず後を引く味だ。



続いてバックブンファイデーン、すなわち空心菜の強火炒めである。これはもう間違いないだろう。予想を上回るシャキシャキ感と、メリハリのある味付け。最後に皿に残った汁がもったいなかった。あれをご飯にかけると美味いに違いない。



さて次はタレーバッナームプリックパオ=シーフードのチリオイル炒めである。入っているのはアサリ、ムール貝、海老、イカ、ホタテ、野菜だったかな。ほど良い辛さと貝類がたまらない。これは残り汁もアサリの殻ですくって、海鮮風味を味わってみた。



飲み物はタイ米の米焼酎を1杯。同じくタイ米を使っている泡盛から、熊本の米焼酎側にスライドした、飲みやすくクリアーな味である。



終盤に来て、パッタイというタイ風焼そば。まずは一口食べてみると、麺こそもっちりしているが、オーソドックスな味。



しかしここに、タイ式調味料の唐辛子、ナンプラー、ピーナッツ粉、砂糖をかけると驚きの立体的な味になるのだ。私はいつも砂糖をどのくらいかけるべきか迷い、少量をパラパラかけるのだが、もっと行ってみても良いのかな?



そしてラストにちょっと豪華なブーパッポンカレー=渡りカニのカレー炒めが到着。これはカレーの香りはしっかりしているが、味としてはあまり辛くない。カニ(結構身が入っている)とその旨みがしみ出た卵の部分に、激しくむしゃぶりつくのがいいのだ。



大体このあたりで予約客も勢ぞろいし、店は忙しモードに入る。私はもう大満足で、タイ料理はカレーも良いけど一品料理もね、という感想を新たに思うのであった。


20121222ギャラリー巡り

2012年12月22日 16時25分46秒 | ART
いよいよ年末に近付いてきた今日この頃。12/18に新さっぽろ、この日はivory→さいとう→三越→らいらっく→道新→時計台→たぴお→東急→エルプラザ→エッセ→大丸→資料館→近美→レタラの14か所。

■新さっぽろギャラリー「村本崇洋展」。財布のガマ口、テープカッター、菊の造花、輪ゴム、スーパーボール、ハンガーなど、身近な品を使った立体作品。物はそれぞれ面白い形をしているものだ。
「色のしずく」:色鉛筆を短くカットし、後ろの平面を外側に向けて作成した、球根状の立体作品。

■ivory「MOSAIC GIRLS」。
沼倉菜々子「仮装した火葬」:筒状の煙突だろうか。それが乱立する中で、カリカチュア化された立体視用メガネの女がいる風景である。技術的にも上手いと思う。

■さいとうギャラリー「'12→'13展」。この展覧会が始まると、年末気分が高まってくる。
中島義博「アーノルドの花」:ラフレシアなのかな、赤くどぎつい花が、この季節にはハッとさせられる。
亀井由利「元旦」:先日の新さっぽろギャラリー以来の、カラフル化傾向。赤と黒が画面上でせめぎ合い、そこに緑の点が飛んでいる。
江川博「無限」:赤地に紫の斑が描かれている。新機軸を打ち出すのか。

泉修次「平成25年度開運おみくじ」:私がおみくじを引くのは、ここだけだ。ちなみに末吉であった。ところで上げ足を取って悪いのだが、「平成25年度」ということは、このおみくじは4月から有効なのか?
矢崎勝美「COSMOS」:植物的な模様をベースに、茶色の葉の形が1枚。これも新たな方向性だろうか。

■道新ギャラリー「全道中学校かべ新聞コンクール展示会」。ケータイを持つ持たないで定期テストの平均点が40点も差がついたとか、先割れスプーンは箸を使わなくなる、先端が折れやすくコストがかかるという理由で廃止された、等の興味深い記事があった。また英文記事もあったり、レタリングも非常にきれいなのだ。

■ギャラリーたぴお「たぴお記念 30th+18th 異形小空間」。
林教司「方形のあるコンポジション」:地平線の上の中空に、扉のような形が描かれている。緑系統の色彩が大好きだ。

■東急画廊「第6回 昭和の漫画原画展」。ちばてつや、白土三平の2点が73万5千円。

■ギャラリーレタラ「札幌のアーティスト50人展」。あのスペースで50点も展示するのってどうなの、と思っていたが、中央部に立体作品を置いたため、割と見やすい感じになっていた。この展覧会とさいとうギャラリーの年またぎ展を、季節ものにして行って欲しいものだ。

會田千夏「portrait 2012.12.14」:柔らかい触手の物体だが、目が普通の眼ではなく光っている。
蒼野甘夏「Good Morning Heartache」:女性と花の雰囲気ある作品。
水戸麻記子「冬至の魔術」:カボチャおじさんが登場。
阿部典英「3つの球体」:棒の上に3個、虫食い状態の金属球が配置されている。あまり今までに記憶のない形。


惜しいなあ

2012年12月22日 11時50分45秒 | 食べ歩き
本日は久しぶりに中央区の蕎麦屋さん「M」へ。ほぼ開店と同時に入るも、先客1名。その後、どんどん客が来る。

季節の蕎麦から「たち天蕎麦」を注文。蕎麦は冷たいものにしてもらう。

しばし待って、まずは天ぷらから。たち天はわりと小さめのが5個。口いっぱいに頬張るよりは、この位のサイズにしてもらった方が良い。キノコ2種(舞茸と椎茸か?)、しし唐もついてきた。



まずは塩で1個目のたち天を食べる。ちょうど良いサイズで口どけ最高である。2個目も塩で行って、蕎麦を食べてからの3個目をつゆにつけて食べる。



蕎麦もシャキッとしてイイね。惜しむらくは残念だったのが、たち天がそれ程熱々ではなかったことだ。最初の1個は熱すぎて味がわからないくらいが良いのだ。

残念の2個目は相席になった関西おばさん軍団である。この店、混雑するので相席は当然だが、何とも言えない化粧臭と一時も会話が止まることのないにぎやかさ(いや、騒がしさだ)には、閉口させられた。