散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

寒い帯広(6)

2010年06月05日 23時02分15秒 | 飲み歩き・北海道内
最後の最後で誤算であった。バーの開店が18時だと思って、帰りの電車を19時半で予約してしまったのだ(しかも当初から変更したので、再変更は効かない)。ところがバーの開店は19時(思い浮かぶ4軒ともだ)、時間がない。

まずは開店までの時間を藤丸デパートでつぶす。このデパートは開店から110年の記念の年。7階に小展示コーナーがあった。



小笠原諸島が返還前のポスター。こんなのが保管されていたらしい。さて、やっと19時になり、まっしぐらにバー「K」へ。事情を説明し、マンハッタンを速攻で作ってもらう(といっても一番客なので、大丈夫なのだ)。

結構ビタースの効いた、ドライなマンハッタン。なかなか美味しい。通しに豚肉のトマトソースをつまんで(この店の通しは料理的である)、2杯目はマティーニ。シャープで綺麗な味。残念ながら、駅に向かう時間だ。

時間がなく駅まで走ったため、少々具合が悪くなる。電車内では1時間ほど眠り、札幌駅到着。ダッシュで乗り換えてスムーズに琴似着。今日はどこにも立ち寄らないで帰ることにしよう。19528歩。

寒い帯広(5)

2010年06月05日 18時48分23秒 | 食べ歩き
昼食後はまた所要をこなす。夕方になり、電車で帯広駅へ移動。前回来た時と乗車ホームが違っており、大慌てになる。

昼食のとんかつが結構ヘビーであり、夕食は軽めに蕎麦にしよう。駅前から少し歩いた「M」へ。ここの名物らしい”ひやしかしわ”と店頭に紹介のあった山菜天ぷらを注文。程なく届いた蕎麦をまず一口。



つゆは丼の底に入っているので、すこしダシで割ってあるのだろう。ほど良く甘目の良い味、麺は歯ごたえがしっかりしているが、洗練されている感じもある。かしわは結構歯ごたえあり。これはこれで伝統の味なのだな。

山菜天ぷらも冷めないうちに食べよう。うど、ふき、たらんぼ、こごみが入って300円はお得ではないだろうか。いずれも野性的な香りと苦みがはっきりしており、無理に塩味をつけなくても食べられるのである。



クラシックな店の味を満喫。さあ、次はバーに行こう。




寒い帯広(4)

2010年06月05日 12時32分15秒 | 食べ歩き
午前中から1万歩も歩いてしまった。本日の昼食は幕別町のとんかつ「T」である。ちょいとうわさを聞いて、ぜひ行ってみたいと思っていた店だ。12時前に入ったので、幸い混雑開始前に注文を済ませることができた。

定番のロースかつ、ヒレかつ、メンチカツの他に、海老フライ、カレー、ミックスフライなど気になるメニューも多数あるが、初回は定番Aロースかつで行こう。Aは肉のサイズを表しており、メニュー上は180gと書いてある。

到着したロースかつを見ると、これは180gとは思えない立派な感じだ(ちなみにBは350gなので、頼まなくて良かった)。まずは醤油と辛子で食べてみる。



むう、どうだこの肉の柔らかさは(海原雄山調)。もちろん柔らかいだけの肉ではなく、肉汁があふれ出てくるのである。断面を見ると、火の通し方がぎりぎりなのである。ちょうど手元に到着した時に、余熱ですっと赤みが消えていくくらいなのであろう。

続いてソースを使ってみよう。これも自家製であると思うが、全てをかき消すようなくどい味がしない。これも良いなあ。キャベツもパリパリだし、特筆したいのが、ハム入りマカロニサラダ(キャベツの陰にある)。これが素朴で美味しい。あまりにもロースかつに夢中になってしまい、少し残ったご飯にマカロニサラダを置いて、ちょっとだけ醤油をかけて食べると、これまた絶妙のしめとなった。

点数は97点(みそ汁が普通だな)、次回の宿題はメンチカツ、カルビかつ定食(バラ肉を巻いて揚げるらしい)と、別注文のおろしタレ、おろしポン酢タレだな。とても1回では食べきれない。


寒い帯広(3)

2010年06月05日 11時06分00秒 | Weblog
帯広2日目。ちょっとした所用をこなしてから散歩に出る。まずは近所の朝市。近郊農家でとれた野菜と、ちょっとしたお菓子・惣菜の類を販売しているのである。珍しかったのはアイスプラントが販売されていたことだ。



試食品があったので試してみると、厚みのある葉、かすかな粘り気がある。そして何より特徴的なのは塩味がすることだ。土中の塩分を吸収する機能があるらしい。これはこの味を生かして料理してみると、非常に面白いような気がする。

ここから札内駅を経由して、珍しい名前の小学校へ。私はもともと知っているのだが、これを読める人は少ないはず。



撮影場所がちょっと遠くて見辛いが、「幕別町立白人小学校」と書いてある。アパルトヘイトもかくやという学校名だが、もちろん、海外子女専用の小学校の訳もなく、「白人」というのは地名なのである。

で、正解は・・・
(当ブログには珍しく、しばらく空白行を入れる)






























正解はこちら。まあ、当て字のようである。



さてこの辺、果てしなく広大な公園があり、パークゴルフ場や花壇が整備されている。お、向こうに大きな建物が見えてきたぞ。



近づいてみると、幕別町100年記念ホールという建物らしい。図書室、ホール、ギャラリー、講堂などをオールインワンに兼ね備えた巨大な建物である。何しろ、高嶋ちさ子、一青 窈、伊奈かっぺいまで来てしまうホールなのだ。

しかし他にもスポーツセンターや研究所などの施設があり、パークゴルフや花壇の整備にも相当な金額がかかるだろうし、その割には人影は少ないし、地方町村の現実を目の当たりにしたような気がする。それからもう一つ、この建物に入る時に、以下の表示があった。



札幌では全く関係ない感じの口蹄疫であるが、酪農地帯では冗談ごとではないのだろう。

日差しが当たると少し暑く感じるようになってきた。図書室で雑誌などを読んで休憩しながら、札内駅方面に戻る。