散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20100617京都の写真

2010年06月17日 23時07分51秒 | 写真館
この日は存分に京都を歩いた。

なぜ看板が逆なのだろう。「まずい店」が逆になったりしているのはあるけどな。



京都御所の襖絵。もう少し近くで見たいものである。



京都御所の横を歩いていて発見。



大衆酒場。午前中なんだけど、あいているのかな。



二条城。



「S」の定食メニュー。値段もそこそこするが、凄いボリュームである。



ピラフのお好み焼きだそうだ。それ、なんなの。



どこかのビルにあった、かなりの飾り物。


京都・奈良・滋賀の旅 国宝99連発(23) 京都最終夜

2010年06月17日 19時50分21秒 | 飲み歩き・道外(東京以外)
ついに長かったこの旅も最終夜を迎える。「KS」「C」の二つのバーで教えてもらった店が、17時から開いているので早速行ってみよう。今回の旅で行ったバーは全てビル内に店があったが、次の店「RC」はちょっと町屋風の作りである。



まだ時間が早く、当然のことながら最初の客になってしまった。趣きのある店内を眺めながら、しばし考え、ジンフィズにビタースを入れてもらうことにした。まだ若手、独立したばかりのマスターがジンフィズを作る。手際が素晴らしく、そして美味い…。

冷たいカクテルで落ち着いて、次はウィスキーカクテルを相談することにした。その結果、ボウモア+チンザノロッソ+カルパノ+ペネディクティンという強く、苦甘い私好みのカクテルが完成。京都はカルパノ使いが流行っているのかな?

他に客が来ず、私も少々酔ってきて、調子よくマスターと話をする。すると私が普段一番行くことの多い札幌のバー「N」のNさんのことを御存じだということが判明。開店したばかりの店の名刺を私がお届けすることになった。こういうのは楽しい頼まれごとだ。

最後にマティーニ談義をしながら(←ちょっと嫌らしい)、マティーニ。ブードルスを使用して、あまりベルモットを多くしないでステアすることによりマイルドに仕上げるという、マスターの思想がこもったマティーニだ。

あまりドライなマティーニを好まない私であるから、これは実にピタリと来る。この店が札幌にあれば、今日から通うことが決定である。残念ながら旅先のため定量の3杯までにしておこう。「10年以内にまた来ます」とマスターに再来を約束する私であった。また京都に来ることもあるだろうと思う。

続いて少し何か食べよう。ということで四条河原町、大繁華街の裏手にある細い道にある「T」を目指すと、まさかの定休日。昼から開いている飲み屋だけに、定休日があることを想定していなかった。ここで迷走しそうになるが…、京都って肉料理店が結構多いんだよな。しかし、やみくもに飛び込むと、恐ろしい値段の店もある。

ということで、気軽そうな焼肉店「KK」へ入って見た。うむ、普通の焼肉店のようだが、北海道ではまだそう多くはない、ホルモンの部位が豊富な店のようだ。最初にホルモン3点盛り合わせ。中身は肺、レバ、腸らしい。





実に旨い。疲れた体に甘めのタレが効く。さらにキムチを追加。肉も単品でホソ、サガリを追加。



脂分がたっぷりのホソを、上手いこと焦げる寸前まであぶって食べると、美味しい汁が口中に広がる。サガリの肉っぽさもやはり必要だ。飲み物はハイボール1杯に留まり、飲むというよりは食べるのが中心となった。やはり疲れているのだろう、これで切り上げてホテルに戻る。

33度超え、快晴の京都を32334歩。よくやった!

京都・奈良・滋賀の旅 国宝99連発(22) 京都の名店

2010年06月17日 16時47分57秒 | 飲み歩き・道外(東京以外)
今日の昼食は、新京極という修学旅行生が集まる通りにあって、昔からの名店「S」である。昭和2年創業というレトロさもあるが、昼間から思いっきり酒が飲める店だ。



今日はビールセット(中)しかあるまい。結構大きな中ジョッキと、最初に冷奴が出てきた。これはもうたまらない美味さだ。続いてセットのおつまみがこれだ。



揚げシュウマイ、ハム、枝豆、スパサラというこの何とも言えないセットはどうだろう。スパサラに揚げシュウマイのソースや、醤油をかけるとたちまちつまみに大変身。あっという間にビールを飲んでしまった。

次は月桂冠二級常温、肝焼を追加。しかし、斜め向かいの客が食べているラーメンも気になるし、鱧天ぷら、タコ天も気になるがなあ…。しかし私の頼んだ肝焼も、タレのコクがちょうど良く、実に旨い。



実に旨いが、昼食としてはこのくらいにしておこう。午後は京都市内のギャラリー巡りだ。ギャラリー巡りの様子は前記事に簡単に書いておいた。


京都・奈良・滋賀の旅 国宝99連発(21) 地獄

2010年06月17日 16時46分49秒 | ART
歩く歩く歩く、汗だくになり、息切れしながら京都御所の観覧の場にたどり着く。どうも暑さ慣れしていないせいか、他の人たちは涼しい顔だが、私ひとり汗まみれで観覧開始。観光客にはやはり年配の人が多いが、恐るべき体力だ。若い人は男女比で言うと、圧倒的に女性が多い(歴女?)。



建物としては諸大夫の間→新御車寄→建礼門→承明門から見る紫宸殿→宜陽殿→清涼殿→小御所→御学問所→御常御殿と見て回る。ガイドさんがさりげなく日陰を歩いているので、その後に着いて回るが、何を案内しているのか全く記憶が無い。何しろ、小さなハンドタオルを持っているのだが、絞ると汗が落ちてしまうほどなのである。

それから残念なのは、建物の外観しか見られないツアーなので、襖絵が良く見えないことだ。せいぜい、下の写真くらいにしか見えないのである。



ということで、一回りしてグッタリ。ちょっと休憩しよう。ところで、下の写真が分かるだろうか。砂利道の一部の色が変わっているのだ。これが噂の京都御所「自転車道」である。話によると、自転車で御所を通り抜ける人は、どうもやみくもに走らずに、一定の場所を通っているようなのだ。単なる習慣なのか、御所への敬意なのかは分からない。



御所を出て、普段の私の半分の速度で歩く。とにかく一度体調を普通に戻したい。珍しく喫茶店に入り、アイスコーヒー休憩を取る。クーラーの力を借りて、次第に落ち着いてきた。さて、これからどうしようかなあ。ここが貧乏性な所で、歩いて行ける二条城に行ってみることにした。

二条城は何と言っても(91)二の丸御殿である。御殿のまわり廊下は450メートル。畳800畳という巨大空間である。見ものは以下のような感じ。

・遠侍 勅使の間:家康が豊臣秀頼を呼びつけたという場所
・式台 老中の間:障壁画は狩野探幽25歳の作とか。結構ごってりした画だ。
・四方睨みの獅子:これも探幽作。画が薄れている。
・透かし彫りの欄間:厚さ35センチの板を、両方から違う図案で透かし彫りにしたもの。
・四の間:ここにも狩野探幽の「松に鷹図」。これは自信ありげな力作だ。

ということで一周してくると、全て板張り(うぐいす張り)なだけに、足がパンパンである。まあ、私の足がへん平足でもあるからなのだが。

また体温が上昇してきて危険な雰囲気。二条城から地下鉄に乗って(普通なら歩くのだが)、四条烏丸へ。そろそろ昼食にしよう。

***
この日の午前中から夕方にかけて、ギャラリー巡りを多少したので、下記にまとめて書く。
■京都御所内・市民ギャラリー:市民の写真展。
■大丸アートサロン「梅原宏夫水彩画展」
■ギャラリーヒルゲート「ふじたにたかしペン画展」「宮村長展」
■ギャリエヤマシタ「岡田豊の油彩と水彩デッサン展アフリカンヴァイブス」:アフリカの動物を描いた作品。
■ギャラリーきむら「田中得行個展」
■ギャラリーカト「京都産業大学写真部3回生春展」
■ギャラリーf「塩見和代展」:なかなかパンチのある水彩。安易に綺麗でない。
■タカシマヤアートギャラリー
■マロニエ「長谷川政弘展」:白く穴のあいた机・椅子・箱が展示会場内に配置され、黒いリンゴと砂時計がその上にある。静かなインスタレーション。
■同「黒川紳輝展」:箱を扁平にした形が中につられている。TVを裏から見たようだ。
■ギャラリー古都「溝縁ひとし展」:芸子さんの写真展

実はこの日の京都では気温が33度を越えた。そんな中、このギャラリー巡りの成果は素晴らしいものだと自画自賛できる。但し、今日はゆったりした日のはずだったが、いつもと変わらぬ全力走破となってしまった。性格は変えられない。

京都・奈良・滋賀の旅 国宝99連発(20) 今日は自由

2010年06月17日 08時23分25秒 | 食べ歩き
今日は朝ややゆっくり。旅行計画を立てた時に、行きたいところを全部詰め込んでしまうと、ものすごいハードな日程になってしまった。当初は4泊5日の予定だったのだが、それではあんまりだ、と5泊6日の日程に拡大したのである。

そんな訳で、今日は京都御所の見学予約を入れているくらいしか予定のない日なのだ。のんびり京都の街を歩いてみようということなのだが、どうも暑くなりそうではある。まずは朝食。やっとホテルの朝食が終了し(プランの関係上、朝食が付くのは3日間だったのだ)、「I」コーヒー本店へと向かう。

京都らしいコーヒーショップで優雅に朝食をという狙いなのだが、まずは店が見つからない。午前8時から小学生の通学に交じって、汗だくになる。やっと店を発見して突入。



店内に入っていくと、京都の旦那衆らしき人たちがすでに大勢いる。禁煙席を依頼すると、雰囲気のある大広間のような所から、別館のややメルヘンっぽい部屋にされてしまった。部屋的には、大広間の方が良かったな…

気持ちを切り替えて、注文したのは「京の朝食」というセットメニュー。最初に小さなオレンジジュースがでてくる。それからハムエッグ、サラダ、クロワッサンのセット。もちろん砂糖とミルクの入ったコーヒーがその後に出てくる。



ハムは香り良く、スクランブルエッグの柔らかさは絶妙。アスパラとニンジンは温められており、陰に隠れているポテトサラダは非常に素朴な味わい。これは手をかけてあるのが良く分かるなあ。

朝食を食べ、コーヒーを飲んでここでのんびりできれば、実にすばらしい一日のスタートなのだが、京都御所見学の時間が迫ってきた。御所の見学には時間指定の事前申し込みが必要で(不要な時期もある)、昔はハガキで申し込むという悠長さだったのだが、今はインターネット経由で申し込みができるのだ。

店を出て、御所方面へと急ぐ。どうもこのままでは集合時間に間に合わないような…