散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20100618京都・神戸の写真

2010年06月18日 23時15分29秒 | 写真館
いよいよ写真館も最終回。

智積院の庭。正直なところ、庭にはあまり興味が持てない。



「にゃんとも猫だらけ展」の画。猫が何ポーズも踊っていた。



最近、ハイボールを頼むと、後輩から必ず「流行ってますよね」と言われる。あのなあ、私は10年以上前から継続的に飲んでいるのだよ。と、言いたくなるのはオッサンの証拠。


京都・奈良・滋賀の旅 国宝99連発(26) 神戸で一杯

2010年06月18日 19時49分08秒 | 飲み歩き・道外(東京以外)
14時前に三宮到着。まだ昼食を食べていないなあ。駅周辺をちょっと歩いてみると、チェーン系にも見えるちょっとした飲み屋が開いている。よし、ここに入って見よう。



まずはビール、よしそれから関西圏だし串揚げだな。ウィンナー、うずら、タコ、白身魚と4本(1本90円だ)注文。これが予想外に美味しい。



これが真の串揚げと思われては困るのかもしれないが、北海道人の私には十分いけるのだ。白身の魚はふわふわに揚がっているし、ウィンナーの下世話な味も悪くない。よし、ご飯ものにおしんこ巻を取って、串揚げ追加だ。貝柱、豚バラ、ちくわチーズと行こう。



おしんこ巻も今作りましたという感じで、ふわっと巻かれているのが嬉しい。串揚げはしっかりした貝柱、豚バラも良いが、とけたチーズとちくわに、さっぱりしたソースをたっぷりつけるのもたまらないところだ。

もっと行きたいところだが、程ほどにしておこう。意外な満足感で旅の最後を締めくくることができた。この後、最後の休憩地三宮図書館を経て、空港へ。あまりにも時間が早くて、ほとんど人がいない。



観光中はなるべく景色を見ていたので、全く捗っていなかった読書をしながら、空港内でウィスキーソーダ缶を2缶のみ、何となく酔ったまま帰宅したのであった。

最終日は22270歩。トータル163867歩(約110キロ)の旅であった。

完結

京都・奈良・滋賀の旅 国宝99連発(25) 最後の国宝

2010年06月18日 13時27分20秒 | ART
今日の見るものはまずは智積院だ。ここは寺としてはともかく、長谷川等伯一派の(92)大書院障壁画があるのだ。この障壁画をかなり近距離から、一人で見ることができた。

・松に秋草図:秋の草の繊細さが表現されている。ススキの葉のカーブも見事だ。
・楓図:先に桜図を等伯の息子久蔵が描いたのだが、その後、久蔵は急逝。息子への思いもあったのだろう、その後に等伯が描いた作品である。桜図に対比させるため、楓をあえてど真ん中に描いた力作だ。しかしその大胆さとともに、小さな草花の繊細さも見てとれ、全体として華やかにも見えるという、矛盾がありそうなのに完成品として結実した素晴らしい作品である。



講堂では現代作家の田渕俊夫による「日本の春夏秋冬」という墨絵があったが、これもなかなか良いものだと思う。さあ、次は三十三間堂に行こう。

いよいよファイナル国宝だ。
(93)三十三間堂
(94)木造風神・雷神像
(95)木造二十八部衆立像
(96)木造千手観音坐像

と、三十三間堂の誇る物量作戦だ。特に1001体ある木造千手観音立像は、最初のうちこそ個別の仏像として見ていられるが、次第に背景の描き割りにしか見えなくなってくるという、恐ろしい数の攻撃である。「これでもか!」という威力は、最強の寺だと思う。もちろん造形的にも、二十八部衆なんかは見どころがあって、修学旅行生があっという間に通り抜けていくなか、観覧には相当な時間がかかる。



しかし、ざっと数えると99個あったはずの国宝だが、記事を描きながら数えてみると96個ということになってしまった。記事タイトルにウソがあるが、面倒だから直すのはやめておこう。東寺の仏像のカウントの仕方が、ちょっと過剰だったのが原因のようである。

さて、雨も降ってきたし京都駅に戻ろう。帰りの飛行機が19時台なので、それまでどうやって時間をつぶそうか。まずは商店街でお土産購入。それから少しでも時間がつぶれればよいかと、伊勢丹の「にゃんとも猫だらけ展」を見に行こう。

伊勢丹のエスカレータで7階に上がるが、これがちょっとした驚き。普通、エスカレータは各階毎に方向が逆向きになりジグザグに上がるのだが、ここでは真っ直ぐ一直線で上の階へと上がっていくのだ。


→写真では2フロアしか見えないが、最上階までこのまま真っ直ぐエスカレータがある。

ここで階段落ちをやれば、数百段は落ちられるかもしれないが、そんなことはどうでもいい。美術館「えき」KYOTOという所で展覧会がやっているのだが、デパートの中にある展示場とは思えない、ちょっと立派な会場で良かった。



まあ、それ程作品に期待をしている訳ではなかったのだが、意外と充実した展示であった。浮世絵に猫そのものが描かれた作品もあるが、着物やうちわの模様になっていたり、かんざしが猫型であったり、江戸時代はすっかり猫を飼うことが定着していたようである。

浮世絵師としては国貞、国芳、春信、揚州周延、月岡芳年などの作品が多かったかな。数は少ないが広重作のは色彩が良かった。

個別の作品としては、東海道五十三次・猫だじゃれといった作品が面白い。例えば、日本橋には、かつぶしが2本描かれており、これは「二本出汁」というだじゃれなのだそうだ。それから、あきんどづくしという作品では、猫の魚屋、狐の寿司屋(いなり寿司)と言ったように、あり得ない組み合わせが描かれている。

結構充実の展覧会で、国芳が天保の改革を皮肉って、落書き調で描いた作品までみることができて、大満足。非常に良かったが、時間がまだまだあまる。京都駅内に限界を感じ、あてもなく神戸に移動してみることにした。

京都・奈良・滋賀の旅 国宝99連発(24) 朝ラーメン

2010年06月18日 09時09分49秒 | 食べ歩き
いよいよ旅の最終日。今日は天気が崩れるらしい。今日もホテルの朝食はなく、チェックアウト。京都駅に行き、荷物をコインロッカーに預ける。京都駅から東に歩き、以前行ったことのあるラーメン店「DA」へ。ここは午前7時から開いているのだ。



ひねらずに普通のラーメンを注文。時間帯のせいか混雑しておらず(時によっては大混雑になる)、ラーメンはすぐ出てきた。



そうそうこんな感じ。東京などで食べる「京風ラーメン」というのは脂のない、淡白なものが想像されるが、京都は意外と濃い味だ。九条ネギたっぷりだが、チャーシューもバラ・ロースと入り、脂分も結構多い。

食べると割とあっさりしていて、すいすい行けるのだよな。と思っていたが、体調下降中のせいか、少し重く感じる。それほど苦しまずに食べきったが、あまりもう無理は効かないのかもしれない。

この後、最後の国宝巡りだ。