散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20100615奈良の写真

2010年06月15日 23時36分20秒 | 写真館
奈良の写真である。

JR法隆寺駅前すぐにあった、食堂のショーケース。ここは何だか美味しそうだった。法隆寺からバスで帰ろうとしてはまるくらいなら、駅に戻ってここで食べればよかった。



ここはあまりそそられなかったのだが、「柿ざるうどん」が名物のよう。麺がオレンジ色なので、柿を練り込んでいるのだろうか。



鹿せんべいを買うオジサンを、後ろから狙う鹿。弱肉強食である。



立体せんとくん。一段と気持ち悪い。



さらに知名度の低い、まんとくん。彼は「時を超えて旅する、さすらいのタイム・トラベラー。遷都1300年祭を前に、奈良に現れました」と、公式HPに紹介があった。



どこが特徴なのか分からない、大仏ラーメン。



以上

京都・奈良・滋賀の旅 国宝99連発(13) 奈良繁華街

2010年06月15日 21時33分23秒 | 飲み歩き・道外(東京以外)
夕方、奈良の繁華街を歩く。大体、土地勘が戻ってきたところで、居酒屋「K」へ。



まだ時間が早かったので、4番目の客となった。まずはビール、それからきもやき(半分)を注文。ビールを飲んでしばし、続いて貴仙寿を燗で注文。これは(明治元年創業の豊澤酒造が作っている)地酒とのこと。





ご主人も「時間がかかってすみません」と気を使ってくれた、きもやきが登場。レバ、砂ずり、キンカン等が入った煮込みである。そういえば、向こうの人は砂肝ではなくて、砂ずりというようであった。



このコッテリした味わいと、部位による食感の違い、酒にもよく合うのである。結構なボリュームがあり、さらにこの店の名物料理である串カツも確かボリュームがあるのである。少々恐れをなして、煮こごりと貴仙寿をもう一合追加。

煮こごりは何だろう、肉っぽいというか、魚の煮こごりじゃない感じがする。味はそんなにくどくないし、量も適正でホッとした。今日の食べるものはこのくらいにしておこう。



ところで、今日初仕事らしいバイト氏がいるのだが、それを微妙にいじるオッサンが、私はどうにも気に食わない。メニュー内容に不慣れなバイト氏に、色々とどうでもいい質問をし、いちいち確認するバイト氏をみては「仕事ってものは、云々…」と仲間内でごちるオッサン。

手前が学生時代どれほどのもんだったんだよ! 今じゃ証拠がねえから、偉そうな口がきけるけどなと思うのである。私だって、今から居酒屋に就職すれば、もちろんいろいろなことを事前に確認しておくだろうし、メニューへの目配りもきちんとできるだろう。しかし、二十歳前後でバイトで入ったら、そんなに分かってないと思うんだよね(それをいつまでも良しとする訳ではない)。

ジジイのしたり顔が不愉快で、まあこの辺で切り上げておくか。勘定をしてくれたのが、初心者バイト氏だったので、帰り際に「仕事頑張ってな」と一声かけておいた。不真面目にやっているならともかく、きちんと真面目に取り組んでいたのである(知識不足は否めないが、これから解消できることだ)。

今日の奈良は雨がちだったのだが、アーケードがあるので繁華街を歩くのは楽だ。街の中心部の方向に移動し、事前に調査しておいたバー「D」へ。前回行ったバー「H」も健在のようだったが、まだ開店時間前のようだったので、断念したのである。



バックバーをしばし眺め、この雰囲気はウィスキーかなということで、バーテンダー氏に「平凡でなく、といって強烈すぎないお勧めを」と中途半端なことを言ってみた。そこで出てきたのが、タリスカー18年。値段も教えてくれたのだが、それは多分安いはず。早速、飲んでみることにした。

なるほど、タリスカー10年の味とはかなり違うが、モルト香の突出しないバランスの良い味。それでいて、流石18年という奥の深さも感じられる。よし、この注文をベースにして、もうひと味違ったものを推薦してもらおう。

で、登場したのがトマーチン18年。最初かたくなな感じもしたのだが、バーテンダー氏のお勧めもあって、ちょっとだけ加水してみることにした。するとどうだろう、突然爆発的に味が変わり、非常に甘く感じられるようになったのである。これは面白いし、美味しいウィスキーと言えるだろう。



電車で京都に戻らなければならないので、この辺にしておこう。何でもかんでもピート香至上主義はどうだろうとか、今の「ヤング」モルト主義はいささか気に入らない等、いろいろウィスキーについて語ってくれた店主であるが、バーテンダーとしては重大な欠点が気になる。そこさえ何とかなれば…。多分、一生行くことはないので、詳しくは書かないし、店名も分からないようにしておこう。

近鉄奈良駅に戻り、面倒だったのでちょっと贅沢に特急で京都に戻る。流石に特急と名前が付くと、特急料金(結局500円だった)が必要になる。車内放送を聞いていると、1号車に喫煙ルームがあるらしい。これは周辺に臭いがもれない限りにおいて、中々よいサービスではないかな。



京都に戻り、またバスで四条大宮へ。夕食らしいものを食べていないので「OS」へ(またか…)。麺類が食べたくなりちゃんぽんを注文。あっさり味なので、途中からラー油を少し足して食べてみた。悪くなかったが、今にして思うと、一番オーソドックスなラーメンを食べてみるべきだったような気がする。



本日、雨のせいもあって21472歩。

京都・奈良・滋賀の旅 国宝99連発(12) また国宝連発

2010年06月15日 16時15分28秒 | ART
奈良国立博物館「大遣唐使展」。さあ、これがまたとにかく見どころ充実(疲れる)の展覧会であった。見た国宝をまずリストアップしよう。



(46)文館詞林:割と個性を殺した、淡々とした字。
(47)諸尊仏龕:25体の仏像が所せましとみっしり配置されている。
(48)聖観音菩薩立像:こんなお近くで、背中まで見せていただけるとは。
(49)福岡県宗像大社沖津宮祭祀遺跡出土品:三彩小壺の彩りが美しい。
(50)入唐求法巡礼行記:歴史的な価値だな。
(51)小野毛人墓誌:小野妹子の子だそうだ。
(52):船王跡墓誌:金属板である。
(53)堂盤法華説相図:これは見た記憶がある。
(54)栗原寺三重塔伏鉢
(55)興福寺金堂鎮壇具
(56)東大寺金堂鎮壇具
(57)誕生釈迦仏立像及灌仏盤:天上天下ポーズを取る釈迦。像が大きい。
(58)金銅八角燈籠火袋
(59)春秋経伝集解巻第二十六
(60)伝行賀坐像:唐に31年暮らし、日本に戻った時に日本語を忘れて上手く問答ができず、悔し涙を流したという人だ。
(61)海獣葡萄鏡
(62)海磯鏡
(63)花鳥彩絵油色箱
(64)金銅密教法具
(65)大宰府公験
(66)三聚浄戒示
(67)普賢延命像:象の頭が三つあり、色も良い傑作。
(68)国清寺求法目録
(69)伝菅公遺品

もう力が尽きそうだ(見ていた時も、書いている今も)。続いて、興福寺。阿修羅像達が出張されている間に、宝物蔵がリニューアルされたのだそうだ。確かに前回まではコンクリート倉庫みたいだったのだが、今回は「展示室」と呼んでも良い感じになっている。見た国宝は以下。

(70)板彫十二神将像:動きを出すためか、小首を傾げる姿が多い。
(71)山田寺仏頭:造形的には傑作といえるだろう。
(72)梵鐘
(73)燈籠
(74)法相六祖像
(75)金剛力士像:セリフをつけると「北斗剛掌波」というところか。力技である。
(76)天燈鬼、龍燈鬼
(77)十大弟子像
(78)八部衆像:阿修羅像はすっかり修学旅行生にも人気である。
(79)千手観音
(80)木造十二神将立像
(81)木造文殊菩薩坐像
(82)木造維摩居士坐像
(83)木造四天王立像
(84)東金堂



(85)五重塔



(86)北円堂



これで五重塔も3つ目だし、四天王とかいくつ見たのか覚えてないや。この辺で許してもらって(誰に? 何を?)、奈良の街で飲んで帰ることにしよう。

京都・奈良・滋賀の旅 国宝99連発(11) またサイゼか

2010年06月15日 14時04分40秒 | 食べ歩き
法隆寺からバスで奈良駅に戻るが、これが大失敗だった。交通費が3.5倍、時間は倍はかかっただろう。我慢していると、「CI-CA」という電子カードがあることに気がついた。中のI-CはICカードを表しているようだが、音で言うと「シーカ=鹿」ということなのであろう。



さて近鉄奈良駅で、茶色っぽいからだに角の生えたぬいぐるみ(後姿)に遭遇。これは例のお方では…、と前に勇んで回ってみると…。ちぇっ! せんとくんじゃなくて、ただの鹿じゃねえか。あの当初は気持ち悪いと言われながら、徐々に浸透して人気が出てきた(のかも知れない)せんとくんにあってみたかったのになあ。



よし、ここで昼食だ。近鉄奈良駅では、駅ビル内に「S」があるのを見つけてしまった。手頃だから良いか。赤ワイングラスととれたてキャベツのぺペロンチーノだ。これで約500円で、味もまあまあだから、文句は言いにくいところだ。




→キャベツの甘味とニンニクと唐辛子のパンチが効いている。

よし、残された時間で奈良国立博物館と興福寺に行こう。

京都・奈良・滋賀の旅 国宝99連発(10) 奈良へ

2010年06月15日 12時29分49秒 | ART
目が覚めると日本がカメルーンに勝っていた。ニュースで要点を1回だけ見れば十分である。朝食はほとんどメニューが変わらず、つまらない。市バスで京都駅へ移動し、8:08JR奈良行きへ乗る。



JR奈良駅で乗り換えて、法隆寺へ。修学旅行の時に来たのかもしれないが、全く記憶がない。



さて、ここから国宝のオンパレードとなる。
(19)南大門



(20)中門
(21)五重塔



(22)金堂



(23)大講堂
(24)経蔵
(25)鐘楼
(26)東室
(27)聖霊院



(28)綱封蔵
(29)食堂
(30)東大門



(31)夢殿



それから金堂、大宝蔵院、夢殿等において、仏像の類を見る。
(32)釈迦三尊像
(33)薬師如来坐像
(34)四天王立像:戦士というよりは、能吏といった風情の四天王である。
(35)毘沙門天・吉祥天立像
(36)塔本四面具:釈迦入滅時の泣き男を見てみたかったのだ。暗くてよく見えなかったけど。
(37)銅造観音菩薩立像(夢違観音)
(38)木造観音菩薩立像(九面観音):一木造りで白檀からできているらしい。
(39)木造地蔵菩薩立像:珍しく量感たっぷりの体つきをしている。
(40)玉虫厨子:思ったほど綺麗には見えない。
(41)木造観音菩薩立像(百済観音):イメージ通りのスリムなお体。袖衣のシュルっとしたフォルムがたまらん。
(42)橘夫人厨子及び阿弥陀三尊像
(43)行信僧都坐像
(44)道詮律師坐像

この他、大宝蔵殿で「法隆寺秘宝展」をやっていた。敷地は広すぎ、見るものは多すぎ、この辺で許して欲しい。すぐ歩いて行ける中宮寺へ。ここでは何と言っても(45)菩薩半跏像の一本勝負である。黒く光り、おだんご頭が可愛い。広隆寺に比べ、こちらは余裕が感じられるなあ。