10月4日(金曜)
お葬式に向かう車の中では、
普段話すこともない『家族の歴史』を家族で、
特に息子と話します。
普段、特に話すこともないこういう話は、
こういう場面だと話す方も聞く方も素直になれてる気がします。
昨日まで知らなかったのですが、
生まれてこの方、息子は結婚式に参列した事がないのだそうです。
言われて初めてそういえばそうだな、と気付きました。
ここ数年で何度も親戚の葬儀に参列し、
命が永遠で無いこと、
人が亡くなるというのはどういうことか、
そういう場面を何度も見ているからか、
自分なりに咀嚼しているからなのか、
私や私の両親の事を投影しながら式に臨んでいるのか、
は分かりませんが、
いずれにしてもそういう場所での立ち居振舞いや
話し方がとてもしっかりしてきたなあと感じます。
普段、家ではグダグダですが、
そういう場面を経験して、彼も成長しているんだなあと、
そういう視点で見ている自分がいました。
祖母との思い出は殆ど無いけれど、
そういう場面で普段は見ることのない両親の姿や祖父母の姿や、
親戚の姿を見て、自分が今ここに生きているというルーツを、
息子もおぼろげながらも理解してくれているのだと思います。
悲しい気持ちがある一方で、こんな感情も初めて感じました。