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 「Hoshino Parsons Project」のブログ

どうして絶望的未来しか想像できないのか?(4)

2010年11月08日 | 書店業界(薄利多売は悪くない)
3、問題は必ずしも「能力」のあるなしではない 

 私は、海が無く山ばかりの群馬県に住んでいますが、その群馬の中でもさらに田舎の実家の周辺では、70、80になる年寄りたちがものすごい頻度で旅行をしています。
 国内はおろか、中国、オーストラリア、ヨーロッパへと、20代、30代のOLにも負けないほど出かけているのには驚かされます。

 なかには、旅行慣れしたツワモノ婆さんもいますが、70のお婆さんが来年イタリアに行くと決めた人と、行きたいけど行く勇気はないという人の間に、それほどの能力の差があるわけではありません。

 そうした近所のお婆さんは、決して語学力があるわけではありません。
 年の割に体力がずば抜けてあるわけでもありません。
 パスポートやビザ申請、入国審査などの手続きを知っているわけでもありません。

 旅行に行けないと思っている隣りのお婆さんと、条件はまったく同じです。

 にもかかわらず、来年、イタリアに行きたいと決めたお婆さんだけが、
必要な手続きは何なのか、最低限知っておくべき単語は何なのか、
外国語に自信がなければ、添乗員付きのツアーはどれなのか、
自分の体調管理は、どう気をつけなければならないか、
自由行動の時間は、どこへ行くのがいいか
具体的に考え準備することができるのです。

 いつイタリアに行くのか期日を決めていないお婆さんは、こうした必要な準備をすることは絶対にありません。
 そしてこうした準備をすればするほど、イタリアの魅力をより多く知り、旅の楽しさが一層増すことになるのです。

 経営もまったく同じです。
 目標を決めていない人に、それを達成するのに必要なものは決して見えてくることはありません。
 その差は、能力の差ではないということです。

 楽しいイタリアの旅が、いつ行くという期日とともに、どれだけ楽しい旅としてイメージ出来ているかということです。

 また、それを自分の心にきちんと決めた人だけが、
途中で体調を崩したり、
ちょっとした事故に出会っても、
それを乗り越え解決して、その楽しい旅を完結させることができるものです。

心に決めていない人は、途中で遭遇する障害がすべて、
「やっぱり行かない」
「出来ない」
という口実になるのです。

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