居間の押し入れをひとつ潰して、本棚に作り替えました。
ここは仕事部屋以外では、日常もっとも多くいる部屋なので、様々なジャンルの大事な本を凝縮してまとめてみました。
まだ未整理な部分も多々あり、配置のつじつま合わせが出来ていないところもあります。
実は、現物合わせの木工作業であったので、棚の後ろの布団などを片付けないままに、収まりを決めてしまい、もう簡単には取り出せない状態で固定してしまいました。
でも、このように絶えず棚の構成を組み直すことは、その時々の自分の興味関心や大切に思っていることが何なのかを確認することができてとても良い作業であると感じました。
10年に一度くらいは、こうした作業をして記録に残しておくのも良いかと思います。
この凝縮した新しい棚が、既存のどの棚に対応しているのかを確認するため、棚に番号をつけて対応ジャンルの棚写真を載せることにします。
① 万葉集、源氏物語などを軸にした古典文学関係の文庫本
② 渡辺京二、白洲正子、志村ふくみ、岡本太郎などの文庫・新書
③ 堤美果など現代社会問題などの新書
④ 贈与論関係の大事な本
⑤ 石牟礼道子(妻の家の方が多く置いてます)
⑥ 志村ふくみ、幸田文、赤木明登、樹木関係
⑦ 写真は未整理段階。現在は中沢新一の主要本
⑧ 現代社会キーワード:フリー、シェア、メーカー、エンデの遺言
⑨ 内山節の約7割
⑩ 歴史観、世界観キーワード
11 ハンナ・アーレント他、大事な本、単品バラ
12 現代社会:お金と社会構造関係、『負債の網』、E・トッド、苫米地英人、石井紘基など
13 梅原真、環境・景観問題ほか
14 シュタイナー、暉峻淑子、大平健、野田正彰など
15 自由経済研究、『モモ』、ビジネス書(今の仕事で使うもの)
16 環境問題、中村哲、ほか
17 岩波「図書」吉川弘文館「本郷」ほか、未整理本
以下は、この新設押入れ棚に対応した他の棚
A 一階居間 8畳(上記写真以外)
① 古典文学・芸能(お能、歌舞伎、文楽) ⑤ 石牟礼道子
⑥ 民芸・工芸、自然造形、 古代信仰、仏教、月・暦関係
古典文学や石牟礼道子関係は、別宅の妻と共有財産なので、妻の家に置いているものも多い。
テレビの後ろの棚。旅の資料、雑誌や民俗学、自然関連の本
B 玄関ホール
② 文化・美術・宗教 ⑥ 民芸・工芸、自然造形
玄関ホール、歴史の本棚
階段に作り付けた文庫中心の本棚
(吉村昭の文庫、ハードカバーを軸に)
C 1階和室 6畳
③ 現代の社会問題 ⑭ こころの在り方 ⑬ 環境・景観問題
1階、6畳和室の東面棚
(福岡、斎藤一人、音楽理論、映画、美学、北欧、日航機事故、山と自然、水問題など)
妹尾河童のような立体イラストで表現できたらずっとわかりやすいでしょうね。
1階和室(文芸・古典) 一階奥の和室、未整理棚
思えば、若い頃は一部屋しか使えなかったので、どんなに頑張っても7〜9本くらいの本棚しか置けませんでした。それが2LDKくらいのアパート・マンション暮らしになっても、3,000〜5,000冊くらいが限度です。
それを超えると、どうしても親の家を占拠するしか方法がなくなります。
でも、1万冊を超えたくらいからは、普通の住宅では対応不能になってしまいます。
いまは廃棄処分したり、関連する分野のある場所に寄贈したりしているとこ ろですが、やはり処分を口実に他所に寄贈するような本は、正直、大事な本ではない場合が多いので、その分ただの飾りならともかく、活用されることも少ないことになってしまうものです。
D 1階、仕事部屋(10畳)
歴史・郷土
(足尾銅山、マタギ、クマ・ニホンオオカミ、修験道、サンカ、古代・中世史、宗教など)
どの写真も、腰から下の数段は、雑誌や資料、未整理本、大判画集・写真集、LPレコードなどですが、床から積み上げた本などで散らかっていることも多いので、画面には入れませんでした。
⑦ 分類不能 大切な本、撮影後、ここは中沢新一でまとめました。
⑧ 現代社会キーワード本 (ビジネス書・仕事、地域づくり関係の棚)
仕事部屋の棚(北側)
仕事の棚 (印刷・デザイン、出版・書店・図書館関係)
仕事部屋の棚(南側)
E 2階寝室 (10畳)
④、⑨、⑩ 世界観 (哲学、思想、贈与と大自然、心理、政治・経済 自然科学)
2階寝室の本棚
⑫、⑮ 現代の焦点 歴史キーワード
2階寝室、机脇の雑多な棚
自分が丸裸になるような情報をネットに出すのは気が引けるものですが、すでに最近の購入・読書履歴は公開しているので、今さら気にしたところでどうということでもないでしょう。
でもさすがに、1冊1冊を細かく見られるのは気が引けるので、写真の解像度は低いものとさせていただきました。
出先で自分の蔵書を確認できるように、Googlephotoに本棚の写真は入れてありますが、10年に一度くらいのペースで、その時期の棚構成の記録としてこのように残せたらと思います。