英宰相ウィンストン・チャーチルからのメッセージ   

チャーチルの政治哲学や人生観を土台にし、幅広い分野の話を取り上げる。そして自説を述べる。

コロナ死者の99.2%はワクチン未接種者  異種ワクチンは副作用強いが、免疫抗体は増加

2021年07月02日 21時19分48秒 | 生活
 1回目と2回目で異なるメーカーの新型コロナワクチンを接種する場合、例えば1回目がアストラゼネカで、1回目がファーザーとした場合、どうなるか?スペインの国立カルロス3世保健研究所の検証結果では、「非常に安全」で、頭痛や疲労などの軽い副作用を起こした人は450人中1.7%にすぎないという。
 これに対して、世界的に権威のある5月12日付医学誌「ザ・ランセット」がイギリスのオックスフォード大学のマシュー・スネープ准教授らの研究を掲載し、異なったワクチンを接種した場合には、悪寒や倦怠感の副反応が現れやすいとお話ししました。「安全面での懸念はないが、副反応は、異なったワクチン接種では、より強い」
 副反応とは別に「免疫」についても、オックスフォード大学が6月28日に発表した。異なるメーカーの新型コロナワクチン、ファーザーとアストラゼネカを接種した場合、「高い免疫反応」が出たという。
 詳しくご紹介する。オックスフォード大学の科学者が463人に4週間の間隔でファーザーとアストラゼネカを接種した。6月29日付イギリスの高級紙「ザ・ガーディアン」によれば、摂取の仕方で際立った違いがあった。
 ファーザー製ワクチンを2回接種した。最高の中和抗体(免疫)が作られた。最初がアストラゼネカ、2回目がファーザーを接種した場合には、「ファイザー2回」に次ぐ2番目に多い中和抗体がつくられた。しかし両者の間に大きな違いはないという。
 それ以外の接種方法はそれほど効果的ではなかった。最初にファイザー、2回目にアストラゼネカの順で接種した場合、ファーザーを2度接種した場合と比べて、7倍も低い効果しかない。言い換えれば、ファイザー2回接種のほうが7倍も多い中和抗体が作られた。
 一方、アストラゼネカを2回接種した場合と比較すれば、最初ファイザー、2回目アストラゼネカ順で打ってもで、5倍も免疫力がついている。スネープ先生は「実験結果からすれば、ファイザー2回が一番良いことがわかります。ワクチン・メーカーを切り替えることは、免疫という観点から見れば、利点があります」と話す。
 ところでAP通信によると、米国疾病予防管理センターがコロナ感染者のデータを分析した。ことし5月に新型コロナウイルスに感染して入院した約853,000人のうち、約99.9%はワクチンを打っていない人だった。ワクチンを接種したのに感染して入院した患者は1200人未満、わずか約0.1%だった。そして入院した853,000人のうち、1万8000人が亡くなった。この死者数のうち99.2%がワクチンを接種していない人々。接種して亡くなった人はわずか150人、全体の0.8%に過ぎなかった。
 米国疾病予防管理センターのシェル・ワレンスキー博士は記者会見を開き、「ワクチンはウイルスによる重症化や死に対しての予防にほぼ100%効果的だ」と語った。ワクチンを打つ、打たないは個人の問題だが、客観的な資料をを読み判断することだ。ネットで横行する根拠のない「デマ」を信じないように。
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