西荻窪駅を降りて、南口の象がぶら下がる狭い「西荻南口仲通街」を行き、神明通りを横切って、五日市街道に突き当たる手前左側、駐車スペースに奥に「鮨たなか」がある。駅から10分程度。
昼は営業していないし、17時を過ぎても、下の写真のように看板もなく、無地の暖簾が下がるだけ。まさに隠れた名店だ。
我々はここ数年すっかりご無沙汰していて、このブログにも初登場の名店だ。
今日はいつものランチでなく、ディナーなので17時からの予約。
ひょうひょうとして気さくな店主の田中さんが一人でカウンターの内側にいて、あとはお手伝いの女性が二人だけ。以前は若い衆が1,2人いたのだが、コロナで10席+畳のコーナーを、カウンターの8席のみに減らしたという。一人でのびのびと握っているという様子だった。
嫌いな物はないと告げて、おまかせにする。申し訳ないがアルコールは飲まないのでお茶のみ。確かこの店にはウイスキーは置いてなくて、ビールと日本酒のみ。次々とやってくる人は、女性陣も皆、ちびりちびりとやっている。
まずは菜の花。垂れ?がおいしくあっという間に消えた。
次はクロムツ。
そして固すぎないアワビとホタテ貝。
タラの白子。こういうぐにゃぐにゃして内臓系はお断りなのだが、おいしくいただいてしまう。
いよいよニギリ登場で、ここからは各人1個(貫)づつ。写真ではわからないが、どれもきわめて小ぶりで。このあたりも小柄な相方には、いろいろな種類を食べられて評判がよい。
まずはタイ。
こはだ
中トロ
サヨリの皮焼き
サヨリ
?
〇〇エビ
マグロの漬け
アオヤギ
イカ
イワシ
玉子
アナゴ、塩
アナゴ、垂れ
これで最後。
久しぶりの鮨だったが、極上。これだけ食べてひとり1万円なら、夜に出かけてもまた来たい。