ヨーロッパの川には多くの水門(正式には閘門(こうもん))がある。このドナウ河クルーズでもいくつもの水門を通過した。
水門はパナマ運河で有名なように水位が異なる間を通過するためのものでもあるが、洪水対策や、多くは発電のためでもある。
以下は、今回のドナウ河クルーズでオーストリアからハンガリーにかけて流域でもっとも水位差の大きな水門通過をご紹介。
「ライン河・マイン河の船旅 水門 (14)」でも同等の説明をしている。
この船は上流から下流へ航行するのであるが、まず、上流から二つの水門間に入る。このとき、前方の水門で隔てられた先の水位はおそらくこの場合10mほど低い。
後方(上流)は、当然同じ水位だが、水門間の水を閉じ込めるように後方の水門が下から上がりはじめている。
後方の水門が十分上がると、上流からの水を遮断し、
水門間の水が下流に流れ出るためにかなり水位が下がる。
さらに下がる。
前方(下流)の水門が観音開きになり、水門間の水位と下流の水位が同じになる。上流との水位差は10mほどになる。
完全に前方水門が開き、船は前に出て、水門を抜ける。
この水門間には数台の船が同時に入り、通過できる。
スペースに余裕があるので、今回購入した定番のお土産をご紹介。
ウィーン
左は「すみれの花砂糖づけ」
美人で有名なエリザベート王妃の大好物で、カフェー・ゲルストナーのオリジナル。約12ユーロと高め。
砂糖づけなので、とくにどうという味でもないが、スミレのお菓子は珍しいので話題にはなる。
右は「モーツアルト・クーゲル」で、8角形のケースに9個入っていて、約3ユーロ。写真は袋入りの我家向けの廉価版。
チョコレート菓子だが、かなり濃厚でしつっこく、一つ食べて一休みが必要。
ハンガリー
パプリカの名物はパブリカ。パプリカ・パウダーのこの袋はどこでも見かける。これも空港で小銭消費で購入。白が甘口で、赤は辛口。未使用で感想なし。
二人の孫娘に買った青い目のお人形。
次回は、いよいよフィナーレ、恒例の「マンホール紹介」。請うご期待??