hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

井上純一『中国嫁日記』を読む

2013年04月14日 | 読書2

井上純一『中国嫁日記』(2011年8月エンターブレイン発行)(漫画)を読んだ。

大人気になった著者による「中国嫁日記」ブログ(2010年の7月の開始)の書籍化だ。(本ブログでは 『中国嫁日記 二』を先に紹介してしまった)

アニメと漫画に囲まれ美少女フィギュアを買い漁る40歳オタク純一(中国読みでジンサンと呼ばれる)に、20代の中国嫁の月(ユエ)が来た。ちょっと変わった中国嫁の珍行動、変な日本語、オタクの夫が笑える。

●月(ゆえ)が日本へ来てびっくりしたのは「トイレに紙がある」こと。なぜ日本人は紙を盗っていかないのか?
●スーパーで、「ニンニクを1キロも買うの?」「すぐ使っちゃうよ。フツーよ」
●月は寝ているジンサンの腹をもみにやってくる。「つきたてのモチみたいデス」「朝は今ひとつデス。やわらかくない」「ジンサンの胸もむ気持ち分かりますネ。こっちの方が量おおいデスケド」
●「電気閉めてクダさい!」「ジンサン、歯磨かナイの大(だい)イヤ」「なれたダカラ」(何にでもダカラを付ける)

後半は、書籍化のための描きおろし漫画で、月との中国での最初の出会いまで。



私の評価としては、★★★(三つ星:お好みで)(最大は五つ星)

直情、ひたむきで頑固なユエさんの言動が、驚きで、可愛い。

月さんに黙ってwebに「中国嫁日記」を公開していて、ついにバレてしまう。そして、この本の最後は、
「月は何万人もに自分が知られていることをどう思う?」「関係ないデショ。同じよ」「毎日ごはん作って食べてるデショ。二人とも元気。同じよ」
「なんつーか、月がいてよかったな」「でしょネー。リンゴ食べる?」「うん食べる」
なんか、新婚のイチャイチャのようだが、いいんじゃない!



井上純一(いのうえ・じゅんいち)
1970年宮崎県宮崎市出身。ゲームデザイナー、イラストレーター、漫画家。純弌とも書く。
多摩美術大学二部中退。
コンピュータを使用しないロールプレイングゲームであるテーブルトークRPG(TRPG)のゲームデザイナーや、ゲーム雑誌を中心としたイラストレーターとして1990年代から活躍している。

コメント
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