ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

ショータイム

2010-12-05 | 義経絵巻-芭蕉夢の跡-
脇に弁えるスタッフからマイクをひったくり、栃木ヒーローの必殺技の解説をし始めたが、余りに地声がでっかく、マイクが不要なほど気合の入った、どこまでも通る声で、マイクと使うと音が割れた。
…ビビィ“こちらは…ビビビン…栃木 ヒーロー 精霊法士トチノキッドで…ボボン
ボボォーキーン…森と子供を愛するマ緑法士様よ…グオォン…心から放出する胞子?の力は…ボーボボー…目には全く見えない力でホウリキ(法力)という…ビョンビョン…ホウリキは相手に感動を与える有難い言葉で心を打つ言葉なのよオォン。OK、You Know?…ビビン…ボ”とサブ・ロク&子供たちに言い聞かせたが、音が割れて声が聞き取り難かったようだ。
みんなの頭に見えない?(クエスチョンマーク)を複数個付いた。が、それはいいとして、
能子「やれるフリをしなさい!」とサブ・ロクに命令し、タイムを解除した。
サブ「うっ!うぁ~、あ?」と派手にスッ転んだ。こんな感じ?とチラッと能子を見た。
能子「OK。カットッ」次、先生の番ね。
鞍馬「よし!時代が違うが…幕末新撰隊士 沖田総司の必殺 三段切り!」と剣を縦に突きの構え、一回突き刺すと見せかけ、二回三回と突き刺す技で大変高度で出来る人にか出来ない大業、見える人にか見えない早業だ。ヒュ、ヒュヒュン、と。
しかし、首を引っ込め、上手く刀を避けたロクで、
サブ「お前は亀か!?」
ロク「俺は、亀井だ!」
鞍馬「ちっ…二人とも動体視力がいいな」刀の刃先を良く見ている。褒めてやるぞ。
与一「…」
ロク「もう怒ったぞ!ザオウーぉ!」と叫んで、右人差し指を天に向けて付きだした。上で待機するスタッフはライトを点灯“ピカッ”と光った。…だけだった。
天を仰ぎスタッフを恨んでガン見したが、恨みから得るもの等何も無く、雷すら起こしてくれなかった。
サブ「じゃ!ガッサーンの必殺技!そくしーん(即身)、ダダ茶ッ!!」と上のスタッフは思いっきりダダ茶豆を降らした。もちろん、本人にもわんさか、わんさか降り注いで敵も見方もあったもんじゃねぇ…が、何を思ったか!?
与一「能子さん、危ない!」とさっき降りませんと言い張った与一は能子の危機にはすぐ下りるらしく、太夫黒から飛び降りた。そして、公衆の面前で恥ずかしげもなく能子にガバッと抱き付き、ダダ茶から能子の身を庇った。


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