ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

まっつあん

2010-11-14 | 義経絵巻-芭蕉夢の跡-
肩に力が入っている。それに手首のスナップ利かせんでもいい所でスナップが利いてる。
飛ばさず腕の力と手首スナップで投げてるから、的の手前で落ちて獲物に当たらないんだと注意した。つまり、スプーン&フォークボール変化球だな。
むかーし、昔の手裏剣は掌サイズすっぽりサイズの10cm八角短剣で縦に構えて飛ばすものだった。しゅるしゅるしゅるぅ~クサッと横投げ回転させつつカーブさせて的に当てる今流行(ばやり)の対極星型ではなく、いつも心と一緒で?ストレート勝負するもんだった。
投げると飛ばすでは力作用が違う。力を抜いてリラックスして飛ばせ!
義経「腕力有り余ってっから力で持ってく癖が出ちまう」と松尾にほれほれと手で合図して、
松尾「あん??何(の合図)?」とすっ呆けているから、
義経「鈍っ!懐の手裏剣貸せって意味だ!」俺、普段は手裏剣持ってないんでね。
松尾「あ、はいはい」って、お前さ、傍にいる奴、誰も使うんだな。
義経「使える時に使っておくのが人材で、(役)立ってる奴は親でも使う(主義だ!)」
河合「…(この先、こき使われそうだ…)」と後ずさりしたから、
義経「河合さん!ちょっと」頭の巻いてた白い布を借りて「で、向こう行って!」
河合「えぇ!冗談でしょ?」俺を的に?
義経「俺って悪い冗談が大嫌いで、コソコソされんのはもっと嫌い」俺らを嗅ぎまわった狸にお仕置きだ!へへって♪て、そこらへんの草をごっぞり掻きむしり、借りた白い布にクルンで瑠璃に昨日借りた洗濯ばさみで閉じた。
松尾「…」
河合「えぇ!こわぁよぉぉ」とそこらへんに逃げ惑って「助けてぇ!」と右往左往していた。
義経「なぁ、まっつあん。これ、耳が長い兎に見えるかな?」と笑って、布を松尾に渡した。
松尾「え!?」(まっつあんって…それはマズイ。だって、それは…)と困惑していたから、
義経「見えないかな、兎に?ま、いいや。俺がOKサイン出したら河合さんの頭を通過するように“投げてくれ”」と頼み「いいか、(松尾)投げると(俺)飛ばすの違いを見ろ!」と海尊に言いつけて、松尾にOKサインを出した。くるりくるりん遠心力で回る野兎もどきの丁度首根っこ洗濯ばさみにストレート手裏剣は大当たりで、カッツーーンと洗濯ばさみだけをどっかに飛ばして、ド・バッサァ…ンっと上手い具合に漫画みたいな出来事だが、河合の頭から草を振りかけた。もうどっかその辺の水辺で生息する河童みたいになったから、
義経「あははっ。なぁ、あだ名は河童の河やんだな。いいか?」と海尊を見た。が!?あだ名がそれでいいのか?投げると飛ばすの違いがいいのかってどっちか分かりゃしねぇから、


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。