ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

陣中見舞い

2014-08-05 | 産前修行
うだるような暑さのため、
妊婦は気弱になっていた。

妊婦=むくみ、という方程式は身を以て学習したさ。
しかし、こんだけすんごいむくみだとかなり萎える。
ガクッと、
下を見れば、
…お腹しか見えないので、
御辞儀して見よう。
足は、ぞうさんだ。
ちょっと、
ぞうさんの足を親指で押してみ。
ぷにゅ…、
しばらくは指の跡が消えません。

妊娠してるんだから、
「仕方ない…」
で、
簡単に済ませられるかいッ。

「もう産みたい、出てきてぇ…」と、
腹の娘のために、せっせとおさがりを持って来てくれる従妹にぼやいたら、

「私、産後の方が(むくみ)酷かったよ」と、
産前むくみ産んだら終止符…をあっさり否定。

え!?そうなん?

知らなかった…。
産後むくみまであるのか。
足も凹むが、心も凹む…。

凹んだ私を励まそうと、
義母様が、
どどんと、
うちで作っている、

スイカ二玉と冬瓜を持って、
陣中見舞いに来られました。

「元気そうな顔を見れて、良かったわ」

娘の元気な姿はまだお見せできませんが、
お腹の中で元気いっぱい、すこぶる快調、
蹴りとパンチの胎動が激しく繰り出され、
腸がぼこぼこと刺激され、
おかげさまで、快便です。

有難いこっちゃ。

しかし、
この暑さで膀胱の方は
ちょろちょろと…です。

胎内水分羊水量が増える妊婦にとって、
これまた辛い。
出したいのに、
出ない苦しみ。

妊娠って、苦しいだけか?
妊婦に救いってないのか?

何のための苦行か?
何のための試練か?

腹の娘が無事生まれたとして、
最初は「可愛い」だろうが…、
そんな娘も反抗期は憎ったらしい。
さらに、思春期に入れば、

10月10日よりちと早かったが、
苦しみの末に、
無事に産んでくれた母に対して、

「ねぇなんで、私を産んだの?」なんて、

痛烈な言葉を母に投げて、母を傷付けた事もあった。

逆になんで、こんな言葉を投げ付けられなければならないのかと、思っただろう。
涙を堪えて、苦労を乗り越えて…、

「退職して、楽したかったのに…」

娘は、母を楽にしないように、
プログラミングしているのではないか?

計ったように娘の妊娠に合わせて、
定年退職してくれた、ありがとう。

そして、

義母様も嫁のため、
せっせと、
スイカをこさえる。

「また一層大きくなったわね」

私のお腹を撫でて言う。

えぇ、この、スイカまるまる一玉、
ゴックン、
呑み込んだくらい、デカい腹です。

実母「私ン時、こんな大きかったかしら…」

娘息子を授かった時の記憶、
すっかり忘却しております。

スイカのようにデカい腹の中は、
脂肪50%
水分25%
胎児25%という比率でしょうか。

もしかしたら、
脂肪と水分量に誤差があるかもしれません。
ヨガストレッチで
おしっこを出すと、
一キロは違います。
娘が大きくなっているのではなく、
ただの水デブなのかもしれなせん。

まぁとにかく、
むくみ解消に、
スイカを食べましょう。
「いっただきまぁーす」

ちなみにスイカは90%が水分です。
その栄養は、カリウム(利尿作用)、
カルシウムにマグネシウム等など、
天然ミネラル豊富なウォーターメロン。
私のようなスポーツドリンクが苦手な妊婦には最適かと思います。
ただデカい妊婦でも…、
胎児が成長するに従い、
食欲が減反します。
胃が圧迫されて、
「もう…う、気持ち悪い…」
満腹感の前に胸焼けが来ます。

スイカもそれほどガツガツ食べれません。
ので、
おりゃ、おりゃ、おりゃと
カット、カット、カットで、
半分冷蔵庫半分冷凍庫に入れて冷やして、
ちょこちょこと、小出しに食べています。

特に、冷凍スイカは、
ガリガリクンをイメージさせ、
シャリシャリと、結構うまい。

ただ、二児の母である従妹に、
「(お腹の子に)大丈夫?そんな冷たいモノばかり…」

注意されましたので、
ほどほどに致します。

兎に角、

暑いですので、

皆様、体調はくれぐれも、
お気を付けて下さいませ。

追伸、
孫の誕生を心待ちする母たちは、

「これ、娘のやつなんですが…」

母が私の御宮参りの晴れ着を持って来た。
少々襟元に黄ばみが見えるものの、
変わらず美しい状態なので、
娘が生まれたら着せようと、
両家で相談して決めました。

結婚という両家の一大イベントが終わってしまったら、
もう両家で集まる事も少なくなるだろうと思っていた。

でも、

こうして娘が授かったら、
いろいろイベント増える。

それが、私には嬉しい。

もうすぐ、
お盆ですね。

私に、この命を授けて下さった、
じじとばばと、
そのまたじじとばばへ、
さらに、じじとばばへ、

「ありがとう…」