可児市長 リニア地下化の意見書を県に提出(2014年1月17日付)

2014-01-22 10:53:55 | 桜ヶ丘9条の会
可児市長は、2014年1月17日付で、岐阜県知事に対して、リニアの路線計画が市内久々利大萱地区を地上高架橋で通過することになっているのをトンネル部に変更する意見を提出しました。(可児市ホームページ参照)

可児市は、岐阜県知事に対するこの意見書を作成するにあたって、可児市議会意見書、住民から提出された意見、市環境審議会での意見、岐阜県が2014年1月に開催した公聴会での意見等配慮して作成した意見を知事に提出したとあります。
岐阜県が可児市で行った公聴会での意見が、反映された部分は、大萱地区の地下化については、大萱古窯跡群の重要性、一体性国指定の必要性、大森地区の「反響音」について、評価を行い、保全措置を講ずることなどを強調する意見が補強されたこと、大森地区の非常口設置についての補強意見、土壌汚染に対する対応について、過去に起きた土壌汚染事件で地元住民の土壌汚染に不安や懸念が大きいことから、事前の調査及び工事施工中の住民に対する詳細な情報提供などの補強意見が追加されていますが、肝心の大住宅団地をルートから避けるという大前提違反である桜ヶ丘ハイツの真ん中を通過することに対する意見が、まったくありません。
市議会でも、再三、議員がこの点について、市の姿勢を質問しても、なぜか、市側は触れようとせず、JRも環境評価準備書でも触れようとしません。
リニア問題と桜ヶ丘ハイツを考える住民の会では、そのことについて、過日、可児市長へも岐阜県にも、桜ヶ丘自治連、皐が丘自治会、桂が丘自治会、桜ヶ丘自治会などにも、住民の会の意見を送付しました。
これまでに勉強会を3回開催し、1月26日には、桜ヶ丘公民館で、第4回目の勉強会で、この問題を追及している小川議員から、詳しく報告を聞くことにしています。
JRのリニア計画の実施にあたって、地元沿線住民不安や、疑問に誠実に答えようとしないJR、県、市のこれまでの対応や、今後の対応について、意見を述べて行きます。

なお、1月17日付の可児市長の岐阜県知事に対する意見書は、可児市のホームページの「環境影響評価準備書にかかる可児市の意見について」添付ファイル2に本文と大萱地区の図面などが載っていますから、そちらから検索してください。



トップ > リニア中央新幹線の環境影響評価準備書にかかる可児市の意見について 更新日:2014年01月21日
リニア中央新幹線の環境影響評価準備書にかかる可児市の意見について

環境影響評価準備書にかかる可児市の意見について

 環境影響評価法に基づき、中央新幹線(東京都・名古屋市間)の環境影響評価準備書が平成25年9月20日に公告されました。市では、同準備書にて公表されましたルートや環境評価項目の予測結果に対し、平成25年11月5日に添付ファイル1のとおり東海旅客鉄道株式会社(JR東海)に意見を提出しました。意見は、個人や団体等が環境保全の見地から提出することができる制度に沿って対応したものです。提出意見への個別回答はありませんが、同社から提出された意見のまとめと見解が示されました。
市は、11月5に提出した意見をもとに、可児市議会が可決した意見書、同準備書に対して住民等から提出された意見、市環境審議会での意見、平成26年1月に岐阜県により開催された公聴会での意見等に配慮して作成した意見を、平成26年1月17日に添付ファイル2(別紙あり)のとおり岐阜県知事あてに提出しました。
今後は、岐阜県知事から同社に平成26年3月25日までに意見が提出されることになります。

 

添付ファイル

添付ファイル1 環境影響評価準備書への意見(JR東海あて) (pdf : 176KB)
添付ファイル2  環境影響評価準備書への意見(岐阜県知事あて) (pdf : 544KB)
           岐阜県知事あて意見別紙1 (pdf : 286KB)
           岐阜県知事あて意見別紙2 (pdf : 8KB)
連絡先

総合政策課 (意見の内容によっては、環境課または教育文化財課)
電話
0574-62-1111(代表)
電子メール
sogoseisaku@city.kani.lg.jp

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