OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

仕事納め

2009年12月30日 | 書道・筆文字
2009年をふりかえって、という原稿依頼があって今日校正を戻した。好きに書かせていただいたが、そこでは触れず、面白かった展覧会に、仲田光成と森田子龍という異色の顔合わせとなった展覧会がある。
世界に書を発信し、みずからも一線の前衛書家として活躍した森田子龍と伝統のかな世界で独自の世界を築いた仲田光成。このコラボは平成の大合併で、同じ市出身となってのことで、お二人とも健在なら、絶対今回のことはなかったろう。
仲田の空間を意識したかなの当時を思った。森田の、懸命に書が書であるための証しを残そうとした情熱みたいなものまで伝わってきた。評論家の田宮先生、麻生先生と、多少のオフレコ発言などを交えつつ、書のあり方など前向きに雑談を交わせて楽しい一時だったことが思い出される。
そして今日は頼まれていた印も完成。
これで無事、年が越せるか。
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