OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

オニヤンマ

2016年08月30日 | 文化・芸術

速水御舟の鉛筆でのデッサン。

 

今日は、吉田さんのご縁でつながった高橋工房で、そのハガキをいただく。

先週は、高橋さんと二人で、吉田さんに献杯。

ほんと、今頃ですけど。

 

吉田さんは祖父の御舟作品鑑定もしていたようで、専門外の画讃の読みを私に読んでくれと、銀座の沖縄物産館で待ち合わせをしたことがある。

そこのむらさきいものアイスクリームが美味しいから、と。

その時、残り一つしか残ってなくて、私に買ってくれた。

いつも笑顔の人だった。

御舟作品を拝見するたび、これからは吉田さんの笑顔付きになりそうだ。

 

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簾戸

2016年08月28日 | 文化・芸術

すど、とよみます。

夏になると、襖や障子から、簾戸へ。

今でも、いや、今だからこそ、簾戸をいれて、季節を楽しめるのかもしれません。

新潟で簾戸を作っているのは「日本の夏じたく展」でご縁をいただいた小さな建具屋さんです。

この建具屋さんのアドレスには、kimajime が入っています。

この工房の営業の女性が気まじめでとても純な方で、一度会うと信頼してしまいます。

それから二年ほど経って、そこの社長で職人でもある方ともお会いしました。

これまた柔らかなかなかにあって気まじめです。

そう、みんな気まじめ。これが本来の職人さんの姿だと思いますし、日本人の多くがそうして生きてきたのだと思います。

ながくなりましたが、新しいパンフレットの筆文字を書かせていただきました。

夏の終わりの話題ではなかったですが、気になったので、ここに。

将来、余裕ができたら、簾戸がある暮らしにしたいです。

たぶん、今の時代、心にも余裕がないと簾戸は入れられないのだと思います。

 

山も庭も 動き入るるや 夏座敷   松尾芭蕉

 

 

 

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「無伴奏」を観て、書く 

2016年08月21日 | ニュース・講座

映画×書。

矢崎監督も来て頂けるスペシャルワークショップは、11月12日土曜日の午後。池袋コミカレホールです。 

http://cul.7cn.co.jp/programs/program_769212.html

何の予備知識もいりません。

そこで感じてくれれば、そこからはじまる。

 

もうじき申し込みが始まります。

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上野でのオリンピック

2016年08月18日 | 文化・芸術
リオ五輪も後半ですが、柔道と卓球に目がいった私です。
さて、9月中旬までのオリンピックといえば、近代オリンピック120周年を記念してとか、西洋の美の原点まで遡ることができるイベントである特別展「古代ギリシャ」展のなかに、紀元前8世紀から始められた古代オリンピック関連の特別コーナーがあって、関連美術品や映像などで、古代オリンピックをかいまみることができます。レスリング、円盤投げ、やり投げ、走り幅跳び、壺にはボクシングなどある。当時は金メダルなどではなく、優勝者は大理石彫刻になったとか。

「古代ギリシャ」 

9月19日まで、上野の国立博物館で。

私は2度鑑賞。相当数の美術品は各時代ごとに分けられ、見事。これだけ大々的なギリシャ展は日本でははじめてのようです。


さてさて、今のオリンピックの話題に、ある人がぽつり「みんな争うのがすきだね」と。
この今この時ならパッシングを受けそうな言葉であるかもしれないが、この言葉は捨てない方がいいとおもった。

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何んの国ぞ

2016年08月11日 | 文化・芸術
朝蝉よ若者逝きて何んの国ぞ

兜太先生 2015年の句だというから95歳時か。

今頃ですが、いただきます。

兜太先生の名句が一つ増えたようです。


戦争が廊下の奥に立つてゐた 白泉

は一度ここにのせたが、戦争俳句というものが、今でも色あせないのは、人類にとっては、幸せなことではないのかもしれないけれど。





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,いましめ

2016年08月08日 | 日記
それっぽい。
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なんちゃって雅号

2016年08月04日 | 書道・筆文字

作品はいいと思う時があるが、その中に落款が入ると、いただけない場合が多い。
その理由の一つに、本名がなかなか作品に馴染まないと思う時がある。
腕のせいというのもあるけれど、ここは雅号をつければいいではないか、と話しになる。

雅号はなかなか決まらない。
故郷の名前をヒントに、古典から、いやいや、先生の一文字とって。
そもそも勝手につけてはいけなくて、先生から頂くもの、なんていう話も巷にはあったりする。
ならば、そこにも雅号に認可料をいただきます、ってのもある世界だが、本来ではない。

なかなか急には決まらない。

「そういえば、三渓園のとき、面白い雅号の方がいましたよね」と。
正確には俳号だが、世界を駆け巡るビジネスマン「伊井塩梅」さんである。

「そうそう」となって、俳味のあるノリになって、
長崎出身の彼女の家は、果物を作る、ミカンも作っているというので、蜜柑ならぬ美柑にしよう! と私。
本名よりも書きやすい。

それじゃ、みなさんも果物で。
「私は桃が好き」というので、青がなぜついたか忘れたが、青桃に。

わたしは…。
じゃ、香蕉にしよう、と私。たしかバナナの漢名である。

これで作品のグレードはアップするに違いない!?

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