OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

白船

2014年02月26日 | 日記
夜の豊川稲荷によってから白船へ。
スタジオ移転後はじめてである。

前には赤坂御用地の木々の眺めである。
いつも最高のロケーションをと長谷部さんは考え、引き寄せる。

アートで企業をも動かす、というあまりなじみにない発想を、
白船はいつの間にかやり遂げてしまった。

今日の集まりは企業人は多いのだけれど、いわゆる企業人ではない。
クリエイターなる企業人である。

日本もわくわくできる。
そんな集まりであるようだ。

閉塞感いっぱいの日本をわくわくさせる人や企業や自治体……広がれ!
ふわふわでそれっぽい文化の日本は、もういい加減にしたいもんだ。




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アリストテレス

2014年02月25日 | 文化・芸術
新聞に、2400年前のアリストテレスの事が載っていた。

彼の有名な言葉のひとつ


多くの友をもつものは
誰にも友と思われていない


フェイスブック的で、ここも今でも通用する、か。

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しらゆき

2014年02月22日 | こども書道
平安のかなも愛おしい。

こどもはそのまま上手く書かなくてもいい。
書けたら書けばいい。

観る眼。

怖がらない眼。

ここにもなかなか、豊饒な世界があると思う。
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三国同盟

2014年02月17日 | 文化・芸術
日本舞踊で一度しっかり観たい水木佑歌さん出演の公演を失礼して、35年ほど前からの友人である剣名舞氏のトークライブに駆けつける。
ドタバタのトークライブは温かい空気に包まれていた。進行のアレスさんのノリの力かな。

承認欲求

こんな言葉を舞氏から教えられたが、劇画原作者として成功した彼は、才能なんて必要ない。と熱く語った。社会の基準に照らし合わせていきていない彼や私だが、彼の声のトーンに誠実さがこもる。

デビュー以来、締めきりは一度たりとも遅れたことなし。とは意外。

二部のパーティも、なかなかおもしろい方々ばかり。漫画家や原作者の方々はもちろん、○○総研代表、30年間で1600冊の本をプロデュースした出版プロデューサー、いかにもオタク風情であるが気のいいアプリ制作者、唐人お吉研究に熱をあげる社長さん等々。

三部は失礼したが、帰りが一緒になった三人で、お茶でも、となった。

1人は、中国から日本に来て、一度十数年前に会っている女流漫画家。現在、中国にも仕事場を持ち、60万人以上のファンを持つ。力量のある漫画家だが、自分のペースで仕事をしているようでガツガツさがない。彼女の存在価値は、中国で、これから尚高くなっていくに違いない。中国劇画界、黎明期の象徴的存在。

もう一人は、韓国からの漫画家で、芸大に留学し、優れた漫画作品をいかに優れた実写映画にするかの研究をしているという。優れた漫画を実写映画や実写ドラマにすると、陳腐なものとなることが多いが、そこをどうするか、がポイントのようだ。

三人は昔からの仲間のように一時を過ごした。それはきっと昔むかしから交流してきた先祖のDNAなんじゃないかな。

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書はいずこへⅡ

2014年02月16日 | 書道・筆文字
前回とはうって変わって、かなしい、「書はいずこへ」である。

また朝日新聞で書壇の不祥事が一面記事である。
大雪より、ソチオリンピックより、である。

23県、架空人物に知事賞。
主催者が偽名で出展。


書道ビジネスは、そこまでやっている、という話しである。
一団体の話であるが、さすがに、そんなことまでは知らなかった。
内閣総理大臣賞、文科省大臣賞、知事賞や文科省、自治体後援などの関わりがあるにしても、大新聞が一面記事にするほどの団体展であったのか、疑問符ではあるのだが…。
全日、日本…、大きく、公的に、見える名前を使うのがまた多い書壇である。

それにしても、あやふやにして終わった日展問題しかり。
偽装。
食品もそうだが、文化芸術でも、なんとか河内さん、○○さん…。つきない、のであろう。

文化芸術に携わる者は、まず精神が問われてきたであろうに、いまはビジネスのうまさが問われているような時代である。

未来はそんなわるくないよ♪
と文部科学大臣まで踊って、ノーテンキばかりではいられない。
そういう日本になってしまっているのである。
どこから立て直すか?

愚直に、自分から。








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書はいずこへ

2014年02月08日 | 日記
銀座の夜の書会は、一中節の松襲を聴くだけではなく、一節それぞれが声にだして浄瑠璃を近くにした。感謝である。
今日の書会は、都了中氏弾き語り付きのスペシャルであったが、それぞれが日頃縁遠くなってしまった音曲のなかで、了中氏の丁寧な解説と指導で、「松襲」の言葉を身近にした。

だから書が変わるのか?
変わらない、でいいとおもったのであるが、
変わるようである。

言葉に実体がついてくると、心が変わる。
そのこころの投影が書であるのだろう。
他人がみて変わった、だけが、変わった、でないようだ。

まだ整理できていないが、みんなのいきいき度がよかった今日の夜の書会である。

その前には、鳩居堂に寄る。
4階では、岡安さんと仲間の書展。
筆の動かし方について語り合う。
自分の法を確認していこうと思う。
3階は今岡さんの水墨画。
久々にお会いしたが、精力的でダイナミックな構図は変わらず、いい仕事を続ける。

しめは、きりたんぽ鍋。
そこで、自転車レースの面白さの一端を知らされた。

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