OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

線香花火

2015年08月23日 | こども書道
夏休みの思い出を短く書いてください。

と、硬筆課題。

家でせんこう花火をしました。

と、2年生。


大きなイベントでもなく、遠くへ行った思い出もあるけれど、そこここにあった日常がいとおしくなる時が私にもあります。
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しょうてん

2015年08月21日 | 書道・筆文字
焦点ではなく、商店でもなく、昇天や聖天でもなければ、笑点であるか。
書道用語では、小篆である。
小があるから大もあるのであるが、始皇帝時代の文字統一は、この小篆といわれ、われわれの身近なところでは、ハンコ書体のあの読めない字である。

10月27日から上野の東京国立博物館で「始皇帝と大兵馬俑展」が開催される。
9月30日までは、チケットと始皇帝の偉業をイラストにしてあしらった手ぬぐいを大手のチケット売り場では2200円で買えるとか。
会場内で買える手ぬぐいにはない特別色(水色)で、手ぬぐいの「始皇帝」の文字は書壇の重鎮、新井光風氏によるもの。

今時のノリならば、いかにも、の筆文字がありそうであるが、新井氏は、当時の小篆をそのままに、始皇帝と書いた。
今時に、良心ある筆文字と感じる。こんな手ぬぐいなら、持っていてもいい。

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一国民

2015年08月13日 | 日記
ふだん国民という意識もないが、8月は、国民という意識がめぐる。
すぐ忘れるのがこの国の国民性とか。

いま甲子園が眩しい。
今年は久々に「選手宣誓」を聴いた。
甲子園100年だそうで、第一回出場校の鳥羽高校の主将の言葉は、心からの言葉に感じた。過去の日本をおもんぱかり、平和な今に感謝した。

日本の首相も鳥羽高校の主将のように、心からの言葉を感じられるような談話を期待したいものだが、さて。

憲法改悪、戦争賛助、原発再稼働の動きには、「国民が甲子園以上に声を上げるべき熱い夏です」とは、熱い弁護士さんの暑中見舞いから。

一国民も、思う。
経済界の事情の原発再稼働は、福島の今をみてもないだろう。
戦争に巻き込まれる、とかではなく、戦争のない世界を目指すリーダーになるべき日本は、新たなアメリカとの関係を築くことに一生懸命になりたい。
きれいな沖縄に、戦時のための基地などあってはならない、が当たり前なのだ。
憲法は、今が最高とは感覚的におもわないが、中途半端な改憲は、改悪といわれてもしかたない。

オリンピックも昔のオリンピックと違って、ヒューマニズムよりもビジネスが優先されているようで、感動も仕込まれてきている。
誰も責任をとらないスタジアム問題も今の日本の国民性か。
「オリンピックまで」という言葉は、そこまでがチャンスという意味でよく聞かれる。

今時に生きるか、あらがうか。
身動きがとれないほどに発展した後の疲弊した世界に、
一国民ながら、時に人間の崇高をみながら生きようと思う。

書を愛する一国民は、思う。
このIT時代に必要なのは、筆文字からだ。
真摯な姿を伝える。







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ぐるぐる

2015年08月03日 | 書道・筆文字
曲線? のさまざま。
字画でもある。
一人の方の呉説からの展開は面白いものができた。

昨日のワークショップより。
みんなそれぞれであった。
これは、ほんの一例。

簡単に字が上手くなることだけ考えては、もったいないとも思えた。
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