OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

聖火ランナー

2021年06月12日 | 日記

聖火ランナー辞退は仕事の都合でできなくなった、とは、表向きで、今回のオリンピックに対しての意思行動だと、そういう方に敬意を抱いていた。

その地の和紙を復活させ、町おこしでも頑張っている昔の和紙仲間も、ランナーに。しがらみはあるにせよ、いつものように、メディアに取り上げられるたびにFBなどに載せなくていい。昔のあんたはもっと和紙そのものに向き合っていたじゃないか、と思っていた。

そんななか、一本の動画をみてみて、と、京都祇園の料理屋のおかみさんから。

もうだいぶ前になるが、当時、祇園に京都クラフトセンターというものがあって、きなみさんのご縁で、私や京都の画家たちなども交えて、作品展示などしていた。その昼休み、寄った食事処で、故郷が埼玉、それも田舎でお隣の町、ということが分かった私と女将。

そんなご縁からだが、その女将さん、

みると、聖火ランナーだ。

NHK編集らしいが、その方その方の聖火ランナーに対する思いや事柄が字幕で一緒に流れてくる。

女将さんのお母さんは、どこのオリンピックかはわからなかったが、ハードルで日本4位、オリンピックにわずかに出られなかった人だったというのを、娘である女将は、ある時、母から聞かされたとか。

その映像のなかではわからなかったが、私の知るその女将さんは、元気で闊達な方。ところが、聖火ランナーの女将さんは、走るどころか、立ってる姿だって、ゆがんでいる。

トーチを持ってやっと歩いている姿が映る。にこやかにピースサインを出しているどころじゃないだろ、と思った。

その後、訊けば、9年前に脳梗塞を患い、車いす生活が長かった、と。

お店もコロナ禍前の2年前にやめ、杖をつきながら、散歩などできるようになったなかでの、聖火ランナー志願。

そんな女将の姿をみると、人間的に美しいと思った。

知る限り、いくつかの聖火ランナーの記事も、それぞれのドラマがある。

そういう方や選手の皆さんに対しては、やはりエールを送りたい。

ただ、どうしても、オリンピック貴族や、担当○○、や、○○長や、胡散臭さばかり。

問われれば、私は開催に反対であるが、強行?するしかないのだろうが、

もう昔のオリンピックの幻想は捨てて、この際、違う形での、何かを模索していくべき時が来ているのだろう。

今回の東京オリンピックは、われわれが、冷静に、その在り方の是非まで思考しながら、選手の活躍に一喜一憂することだけでなく、時代とともに変容してきたオリンピックの組織そのまで意識してみていきたいと思うばかり。

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マーキング

2021年06月11日 | 日記

今夜は、キリンチャレンジカップの対セルビア戦。

もう2年前になるのか? セルビアの首都ベオグラードに一泊。

日本大使館に行かせてもらって高橋工房さんが浮世絵の摺りの実演をしたが、私は書の実演はしてない。笑

大使曰く「小熊は何もしていない(笑)。」と。

代わりでもないが、短冊の書と篆刻などを収めた。

こういう私の適当な収め方は、猫や犬のマーキングに近いかと思う。笑

 

私たちが行った一日前には、セルビアに移籍した浅野選手が大使公邸に表敬訪問したらしく、彼の次に私は来訪のサインをした。

その浅野選手は今、セルビアのチームを離れ、今は所属なしながら日本代表に返り咲いた。

それだけの縁ながら勝手に浅野選手が気になる。前回出場したので、今日は出番があるかなしや。

わたしのなかでセルビアも近くになっている。マーキングしたから。

 

 

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良心

2021年06月02日 | 日記

今のパンデミックでは普通はやらない、と小尾会長のコメントらしい。

最近なかなかない良心と感じる。

緊急事態でもオリンピックはやる、と言ったっとかの外国のオリンピック貴族の傲慢も許しがたい。それにしても、何もはっきりさせない開催国の主催者も困ったもんだ。

だから尚更、小尾会長の発言が、その姿勢が、響いた。

 

まぁ、オリンピックはなにがなんでもやることになるんでしょうが。

 

 

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