OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

女郎花

2013年08月30日 | 文化・芸術
能の『女郎花』は、おみなめし、というらしい。

花の一時をくねるも夢ぞ女郎花

今日は柳澤財団の活動拠点となる改修工事を見学。
午後から染織iwasakiの悦子さんのお兄さんである啓吾さんの神楽坂にある遊楽スタジオに伺う。
きなみさんと片桐さんと、能をちょっと横から裏から眺める気分の一時を持つ。
啓吾さんの能解説は、そうとう面白い。

9月6日金曜夜7時からの「銀座の夜の書会」も、啓吾さんに負けじと、“面白い”といきたい。
お試し期間最後の9月場所、銀座おとな塾へ。

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サイズ変更

2013年08月19日 | ニュース・講座
120×90センチの画仙紙に、好きに筆線を動かしていただきます。

できれば一字でいいでしょう。

思いを凝縮した一字とめぐりあえれば。

持ち物はなし。書かなければならない思いをお持ちください。


8月20日火曜 夜6時半から9時

思いを込める書と表装講座

大塚駅下車7分

マスミ東京「マスミ道場」

料金4500円
尚、今回は表装講座はお休みです。

お問い合わせ マスミ東京
電話 03-3918-5401

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疏食を飯い、水を飲み、ひじを曲げて、これを枕とす

2013年08月17日 | 日記
楽亦在其中

これを書いている。
学びながらも超えなくてはならぬものは、昔みた河井寛次郎記念館にある「楽在其中」。中国泰山の岩肌に刻された泰山金剛経の拓本から集めた掛軸。
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2013年08月11日 | 書道・筆文字
書は刻むことであった。
刻書は酷暑と同音であることにより、漢字文化圏、とくに日本では、書のイベントは真夏に企画されるが多くなっていった。
と狭辞苑にある、とか真夏の戯言である。

上野の国立博物館で開催中の「和様の書」は9月上旬まで。
「唐様の書」が5年前だったか。
なかなか見ごたえのあるイベントだが、光悦はやっぱり粋である。それだけでなく、上手さもあるのだとあらためて思い知らされた。

絵のなかに字を隠し入れる葦手様は、今回、さまざまな形で楽しませてくれた。
秋草のの画面なかに、一首の主な漢字を入れ込み、元の歌を想起させたりする。
その作り手や愛でる所有者などのゆっくりした時間の流れを感じる。

長谷川等伯が描いたといわれる檜原を中央に、周りに近衞信尹の大胆な文字が散らばる。一首のうちの「三輪の檜原」は、その等伯の絵でまかなう。
光悦の舟橋蒔絵硯箱も、名称になっている通り、一首が作中にあるなか、「舟橋」の図柄が、一首中の「舟橋」を省略させている。

文字を絵に変換した戯画もあったり。

料紙も和様の書に伴っての見どころだが、今回、平安時代は藤原道長の金泥の筆による金峯山埋経の紺紙の美しさが一番気になった。
古筆の名品の数々は言うに及ばず。今回はやはり藍の深みがいい曼殊院古今集に惹かれた。

紺九さんの藍がまた気になった。





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漢代

2013年08月05日 | 書道・筆文字


漢代は隷書の名品がずらり。
それでも、ちょっとよそ見をしてみると、織物や漆、石造文化など多くのものが花ひらいた時代です。
文字資料も、瓦当や塼、銅鏡などなど多くのこっていて、たまには、そんなところまで、取り組んでみよう、ということで、漢代2回目のワークショップは、遊び心いっぱいの書と取り組むことに。漢代の書といわれている偽物まで習ってしまいます。

一日は10時から20時半ころまで、磨って書いて磨って書いて。
遊び心のある学び方は、すごいもんだと、このグループ力には頭が下がる。


かわって、毎回第一金曜夜の「銀座の夜の書会」のテーマは「空」。
とんでもない空の発想をいきなり浮かばせろといっても難しいが、それぞれが、墨磨りから始める非日常体験の一時を感じてもらう。

書からの可能性はまだまだ尽きない。
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