OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

愚徹

2012年08月23日 | 書道・筆文字
人間が、自分のことを、
世の中にあるもののなかで、
いちばんばかで、めちゃくちゃで、
まるでなってないないと思い、
それに徹したとき、
まことの力があらわれるのです。


井上ひさし「イーハトーボの劇列車」よりのセリフ。
夜の集まりの前に、紀伊国屋画廊で井上ひさし「せりふ」展に。

そこでみつけたせりふだが、同じ井上だが、こちらは書家の井上有一、その世界的に知られた名作に「愚徹」がある。
その言葉と作品がダブってみえた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中川さん

2012年08月21日 | 日記
中川勝彦というミュージシャンで俳優の顔を今日知った。

きょうは仕事はかどらず、ジャーさんの番組で知って、お気に入りの大橋純子さんの歌をユーチューブで聴いて、いまは教会の歌を歌っているという久保田早紀さん、百万本のバラの原曲など聴いているうちに、中川勝彦さんの出演部分を編集している「白虎隊」というドラマの投稿があった。

この人か、と思いながら昔の知り合いでもあるかのようにみていた。
何年前か、タレントの中川翔子?さんが娘さんであることも知った。
やはり、似てるじゃないか。

一度、このブログに書いたことがあるかもしれない。

谷中での私の初個展の時、
ギャラリーオーナーから中川さんのお父さんも懸命に看病している様子を聞いた。
次の年の個展の時、
来場者の一部は遠方からで、中川勝彦ファンが多かった。お墓参りのついでに寄ってくれたのだった。
9月半ば。まだ残暑きびしい頃だった。

最近、谷中にも行ってない。
ああ、アランさんのギャラリーに春先の夜、仕事で行ったな(『創美』10号にアラン・ウェストVS小熊廣美の対談記事あり。ネットで買って読んでください)。

ゆっくり、谷中を歩き、いくつかの知り合いの店やギャラリーを久々に訪ねたいもんだ。中川さんにも報告したい、今度は顔を覚えてきました、ってね。

あの頃の中川勝彦ファンクラブのメンバーはどうしているのだろう。
しょこたん?をめいっこのようにみているのかな。
どこかわたしもそういうところがある。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スペイン風

2012年08月18日 | 日記
ファイターズ、アタッカーズ、ドラゴンズなどなどのチーム名。王道である。ジャイアンツは古いか。

「アテチャ・ダメヨ」はスペイン代表?
それを書き間違え「アテチャ・イヤヨ」とのクーラーボックスも発見。

市内ドッジボール大会のチーム名のことである。
「アテチャ・ダメヨ」は勝利に固執していないような名である。
勝つ気がない? 意外に? 上々の結果であった。

プラカードもフリーハンドでそれなりでいいでしょ、と書かされた。
裏面は、そこに思いっきり小3男どものイラストが適当にはいってる。

それなり、でいいでしょ。
が、どこまで許されるか?

審判が、それなりでいいでしょ。って感じで、
それなりでよくないチームは、くってかかっていた。

そりゃ、そうだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おーい

2012年08月16日 | 日記
「おーい」と呼んでもなかなか返事はない。
だが、たいがい微笑んでいる。
日本全国お盆休みであったが、日本はむだに暑くなった。

毎週原発反対デモにいっているというのは子どものご縁のお母さんのそのお母さんだ。
そこに知人のカメラマンもいって、今を撮っているが、彼もそうしてデモのなかにいる。
原発がいいとか悪いとか、様々な議論はあるだろうが、原発推進の方々の顔をみれば、
だいたい今行われていることがいいか悪いか判断できるんじゃないでしょうか。

欺瞞を重ねた顔。
名誉に取りつかれた顔。

そんな日本だ。

「小さくていいんだけど…」、水墨作品に捺したいとして頼まれた雅号印「應爲」。
あれから何年たったかな。
使ってくれたことはあったんだろうか。
還暦すぎたばかりだったか…。
新盆はふるさとの山形だったか。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

生誕100年と生誕77年

2012年08月11日 | 文化・芸術
生誕100年は、昭和書壇のボス故青山杉雨(さんう)。9月9日まで東京国立博物館平成館で「青山杉雨の眼と書」が開催中。青山杉雨の時代をおっての作品とコレクションがみられる。

これは私にとっても必見である。私はこの人の正反対のような生き方をしてきたのかもしれない。青山杉雨が生きてる時には、「お前、なんぼのもんじゃー」と心のどこかにいつもあった。いつしかどこか恋しい人になっているのは青山杉雨のぶれない書への視線か。青山先生の目黒にあるお墓に手を合わせたのはもうずいぶん前のことになった。

生誕77年なら、まだ生きていてほしい。井上ひさしさんである。
こまつ座ゆかりの
紀伊國屋書店新宿本店。そこの画廊で8月16日から28日まで、

井上ひさし「せりふ」展

が開かれる。
これも私にとって必見である。私にとって、心に響く「せりふ」があるか楽しみである。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

居眠り

2012年08月07日 | 書道・筆文字
筆とにらめっこしているような時間。
書いてもしっくりこないし、しっくり書こうともしていない。
書き方っていくつもあるけど、どう書こうとか、字典などをのぞいたりしながら筆と墨と紙で戯れているような時間。

いくつかの仕事の下準備ともいえるが、筆墨とまどろむ時間はとても愛おしい時間と思わなくてはならない。
そのまま居眠りなんかして、筆の先が紙にあたり、墨点をいくつかのこしたりする。





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

かぶとやまのおだいじん

2012年08月03日 | 文化・芸術
かぶとやまの根岸さんちは昔からのだいじんなんだよ、と聞かされていたが、どういう人かピンとこなかったが、今日は審議会。

新選組に比べちょっと地味な新徴組を、新選組のふるさと歴史館が今、特集をしていて、このかぶとやまのおだいじんの根岸さんが出てきた。
幕末好きならしっている人で、国会図書館にも、寄贈された甲山文庫が残るという。

根岸友山。近藤勇とはウマが合わなかったらしいが、歴史の真実はなにが本当かわからない。
この審議会は優秀な歴史学者の先生たちがいるので、素人ながら面白い。

今は熊谷市になってしまったが、旧大里村の根岸家である。長屋門の前まで行ったことがあるが、今度ははいってみよう。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする