OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

画廊で若冲

2024年03月27日 | 気になる展覧会

3月末まで。

銀座の永井画廊で、伊藤若冲を観る。2回目。

7,8年前になるのか国立博物館での若冲展は、観るのに何時間待ちだったのか、すごかった。

その若冲の水墨、掛軸のみだが、ガラス越しでもなく観られる。だから、マスク必須。

若冲に一目ぼれした素敵な方のコレクションだ。

買える作品もある、皆さんの年収くらい?

筆のタッチの大胆さと柔らかな墨のトーン、力量もさることながら、観察からの絵的に成立させているところが魅力のように思えた。

 

 

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線が造形の基本

2024年03月23日 | 文化・芸術

線は自然界にない、人間が作ったできたもの。

線が造形の基本。……。

(真意を語ってないおそれがあるがお許しを)

 

とベテラン現代美術家は語った。

知人の美術家との二人展に伺ったとき、お茶をいただきながら、その方が穏やかに語った。

その方の映像も流れていた。干潟を押し船で行く。浜辺を、木枝を大筆のように使って砂にストロークを刻む。

安っぽい書道パフォーマンスのような気負いはない。ただ、動いて、浜辺に線条が残り、押し寄せる波で消されていく。

線が人間によって刻まれ、自然界のなかに消えていく。

 

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白酒

2024年03月20日 | 日記

三月に入った日だったか。

蘭亭→盃流し→ひな祭り→桃の酒→白酒、と私の中では、続いた。

 

白酒の酔ほのめきぬ長睫毛 風生

 

白酒を求め、池袋の地酒を多く扱う酒屋さんに寄るがなく、しかたなく、似ているであろうどぶろくを買い求める。

池袋は、夜の教室。体からひな祭りを感じるために?ちょっとみんなでどぶろくを飲みながら、書いた。

それから3週間。

「白酒を飲んだことがない」といったら、今度、イベントのオープニングに豊島屋さんのお酒を出すので、注文しておいてあげる、と。

オープニングパーティに行けなかった私のために、白酒だけでなくそのときのお酒まで用意してくれていた。

 

そう、その白酒は、酒のみにとっては、甘いだけかもしれない。

わたしのように酒が弱い者にとっては、甘酒のようで違和感なし。

滋養、的でもある。

 

本日の目的は、浮世絵版元の仕事拝見のためと、依頼された暖簾のための筆文字の観るため。

だが、その暖簾が会場に運ぶ途中でどこかに紛れ込んで行方不明と!

ということで、ギャラリーからみる隅田川からのスカイツリーなど眺めながら、ゆったり過ごしました。

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やっぱり、いいね

2024年03月16日 | こども書道

こういう書は、どこがいいのか?

無心で書いているところかな、と思う。

本人は必死で書いているのであろうが。

 

右手で書いたり、左手で書いたり。

もともと左利きの子であるが、その子に任せた。

こちらも左利きに挑戦したりしてみた。

 

この漢字もひらがなも、特に、筆文字は、右利き用にできている。

それでも、左利きの人は、右利き文化に合わせる。

それだけでも大したもんだ。

右利きより左利きの方が、才能の開花率も高いというのも、うなづける気がする。

 

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