OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

ホトトギス

2014年07月26日 | こども書道

つる
かもめ
ふくろう
おじろわし
ほととぎす

ホトトギスは、中学生以上の課題。漢字選択自由。時鳥、杜鵑、霍公鳥、不如帰などと書いた。
“特許許可局”と書いて、ホトトギスの絵を書けば…とは、だれもノッテこなかった。


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書譜

2014年07月25日 | 書道・筆文字
台湾に行けない方は、上野の国立博物館で開催中の「台北 国立故宮博物院」展である。
9月15日までであるが、草書の名品「書譜」は8月3日まで。
9メートル、ずずずぃーと眺めたい。

そして、上野の森美術館で今日からはじまった「今井凌雪」展の書譜の臨書もずずずぃーと観たい。
今井凌雪は3年前に88歳の生涯をとじた書家である。
いまどきの、ではなく、本物中の本物の書家である。
歴代の代表作が並んで圧巻である。
いまどきの話題に合わせるなら、黒澤明監督の「乱」題字の方である。
黒澤映画が凄いのは、題字にまで本物にこだわったことである。
29日までである。



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印つくり

2014年07月20日 | こども書道
久々に、こども書道の印つくり。
印は名前を、右から左へ、作ろうか!
といっても、ききゃーしない。
マークまで入れているし…。

それでもいい、お前たちの魂の行く方向を楽しめ、と思う。
体験しながら、創造的に、たくましく育てよ、と思う。
今回、小学生は、柔らかい消しゴム印。中1生は、堅い消しゴム印。中3生は、石印ながら、一回でささっと、制作。
たいしたもんである。



この三顆は、高校生以上。
子どもと一緒に学んでいる夕方クラスなので、時に、ほぼ面倒をみられない。
だが、初めてにしては、なかなかのでき。

印は、小宇宙。

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池袋モンパルナス

2014年07月17日 | ニュース・講座
池袋モンパルナスに夜がきた、と小熊秀雄はつづった。
池袋コミカレの夜は書を、と小熊廣美はうったえる。

「銀座の夜の書会」は、銀座おとな塾閉鎖に伴い、修了し、モンマルトルからモンパルナスへ移動。


第1、第3(時に第5)の金曜夜6時半から9時までの間、約2時間(ず~といてくれてももちろんOK)。

月2回のコースと、忙しくても書を学びたい方のために、その中の一回だけ受講する月1回コースあり。

西武デパートの南側、書店リブロの上にある

「池袋コミュニティ・カレッジ」

“小熊廣美の日々の筆文字”

8月1日開講である。

書のすべてを学び、書をじっくり味わえる眼を養い、書的生活へ一歩踏み出したい方のための講座にしたいと願っている。
インスタント書家養成ではないし、頭で書く書ではなし。身体と心を使え。

字が上手いとか下手とかよりも、書の持っている繊細さ、大胆さを感じながら、生きる上での大きな気宇を取り込んでほしいものです。
ただ筆で字を書くだけだけど、この単純単色芸道は、学び方によっては、なかなかのものになっていく。
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近江

2014年07月15日 | ニュース・講座

和樂8,9月号が7月1日発売。1,400円

本藍染 「紺九」四代目森義男さんの記事が6頁に亘って掲載されている。

現在、その玄関に掲げて頂いている表札「紺九」は、私が書かせていただいたものであるが、義男さんプロフィールのある最後の頁に、その表札が小さく小さく出ている。

そんな情報を教えてくれたのは、五代目だ。ここの2枚の写真も五代目と私の数年前のコラボ作品。

その和樂、艸田正樹さんのガラスも載っていた。



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無名性

2014年07月09日 | 書道・筆文字
篠田桃紅さんなども扱う銀座のギャラリー企画展に伺う。


落款は習慣である、と分析。個性も謳わない。
生まれ出る美とでもいうのであろうか。
印やサインはなし。
そうして忠文さんは墨と紙をうまくなじませて独自な世界観を作る。

そうした作品だけを面白いと思ったわけではない。
この方、たぶん、30数年前に名前は知っていた。
何年か前から某公共放送協会学園の展覧会に伺っているが
その時、会場で臨書指導などしているその展覧会の顔となっている方がいた。
熱心で、まじめな方だな~、と思っていた。

濱崎さんの墨の美術館プレオープン展の時、現れたのがその方で、二者が一つにつながった。
忠文さんもまた私が関係していたグループの名を出して、お互い30年前以上の記憶を手繰り寄せた。

武満徹がいうところの無名性を意識した忠文さんの作家姿勢は、続く。







 
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三夜連続

2014年07月06日 | 日記
三夜連続の外食。
金曜は、銀座おとな塾最後の講座日。終了後、エビスビール直営?のお店へ。そういえば、初回は、夏限定アサヒスーパードライのお店だった。
土曜は、国立で、日本の夏じたくで能楽らいぶを3日間務めてくれた中所さんと一橋大観世会の学生さんとイタリアン。
日曜は、飯田橋で、写真家としても活躍する気功太極拳の出口さんの「気を放つ風景」写真展拝見のあと、出口さんらと居酒屋へ。
私は、カロリーオフの生活を意識し初めて、1,2週間が経っていた。
金曜は料理の注文をセーブした。土曜は学生さんが良い子で、わたしに料理をとり分けてくれて、つい食べてしまった。日曜は、男中心、どんどん料理を注文するので、少しずつ、いっぱい食べてしまった。

銀座おとな塾閉鎖につき、池袋コミュニティカレッジに8月からお世話になることになっている。常連メンバーは、そのまま参加してくれる。静かに私の胸をうつ出来事である。
能楽師の中所さんの、能を追求する姿、そこから能の魅力に惹かれて稽古する学生さん、いい佇まいであった。
気功、太極拳、風水、写真などをご自身で追求し、総合性のなかに大いなる行き方を求める出口さんとその仲間たち。
三夜連続、精神は満腹であった。
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無季

2014年07月03日 | 日記
戦争が廊下の奥に立っていた  白泉

昭和14年作。学徒となった、左翼でもなく、政治に入れ込んだわけでもなく、俳句好きの学生の一句だったのか。

「戦争って、急に何か大きな変革が起こっていく感じじゃなく、いつの間にか…」出征させらていったというような内容の記事が頭に残っている。
それと同じような印象がある一句である。


春夏秋冬、それに新年、これが歳時記の定番だとしたら、歳時記にへんなもんかもしれないが、無季の項をつけたして、「戦争」をいれてもいいのかもしれない。

最近の中国も物騒である。だから、こちらも武器を持て、という発想は短絡的すぎる。超大国のさらなる属国化も違う。
日本は、自国の文化で培った思慮深い国であると思う。今の時代、国際的に知恵を出し合える環境のなかで、日本はいまこそ、そこをリードできる平和の礎を築いてきたという実績を持って、平和解決先進国になって、世界をリードしなければならない。

そのために私の出来ること、それはまず、そういう政治家を世に送る一票。
といいたいが、これがまた、ですねー。


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