OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

水書き

2013年12月31日 | 日記
墨を使わず水で筆文字が書ける。そういう特殊な紙が売り出されて久しい。最近はそれにマットをつけて、強固になって耐久性がグンと伸びた。
もっとも中国では、石の路面にスポンジ筆に水をつけて書く水書道もはやっているらしいが。

さてさて、その水書きで練習して本番は墨で色紙に仕上げる、というのが雅叙園は正月イベントでの書道体験の定番であるらしい。
その元日担当である。違和感はない。ただ書道体験にはもったいないほど豪華な部屋であることを昨日知った。

水書きであるべき部屋である。墨で汚してはならぬ。
でもそういう心持ちであると、いい字は書けない。
自然体、であるべし。

先日、武道の達人たちとの忘年会であった。
酔った勢いで、手を合わす。
自然体、でいるようで、自然体でいることの難しさ。

筆も剣も拳も同じであるようだが、自然になかなかなれない。
なったつもり、の方々は多いようだが…。

水のようになりたいものである。


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元旦

2013年12月18日 | ニュース・講座
目黒雅叙園MIYABI遊園
という和を主体にした、子どもから大人まで楽しめるお正月イベントは一階から四階まで使って、元旦から3日まで。

そこに元旦のみ急きょ参戦?
書道体験、パフォーマンスを依頼されました。

「寿ぎのお正月」という書とお花の展示もあり、私の作品も1,2点並ぶ予定。お花は龍生派だそうです。

書道体験は11時30分~と15時~。参加費500円で清書した色紙お持ち帰りとか。
パフォーマンスは13時30分~。用意された紙にかきますが、マイクパフォーマンスがいいかな。

私も観たいのは、「過去鏡」展。
写真家・齋藤文護さんと詩作家・古屋利幸さんの写真と言葉の感性の行方をみたいもんです。

その他、和太鼓演奏、目黒囃子に獅子舞、射的や輪投げなど昔ながらの縁日、無料抹茶サービス、打掛けフォトサービス、縁起小物販売、植木市などなど。

目黒駅5分。雅叙園は面白い空間。

多くの方で賑わうイベントながら元旦はさすがに少なめとか。どうぞ、元旦早々!

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豊島区芝浜

2013年12月15日 | 日記
窓輝さんの落語は二度目だったかな。真打ちになってからは初めてかな。なんと今回は「芝浜」。芝浜も上野の寄席で誰かの聴いたことあるな。これも二度目だ。
窓輝さんの「芝浜」、また10年後、20年後に聴いてみたいもんである。だから今日の印象は覚えておかなければならない。

圓窓師匠の「鼓が滝」も二度目だったかな。

鼓が滝と西行の伝説をモチーフにして、

音に聞く鼓が滝をうち見れば川辺に咲くや白百合の花

が、落語では、白百合の花が、たんぽぽの花、となっているのが、また俗っぽくって落語的である。

それはそれとして、圓窓師匠の偉いところは、素人に落語を教えているところである。
今日は、豊島区千早地域文化創造館代表?、千早亭永久さん。居眠りもしたが、すこし涙ぐんだりしたのである。上々だろう。
明日は、豊島区南大塚地域文化創造館代表?大塚亭程酔さん。
昨日は、豊島区池袋東武美術画廊絵画サロンで久々に大橋トモさんの作品を観る。
女子大生の時に知り合って、早20年。続けていることの美しき。



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ガラ携で

2013年12月07日 | 日記
銀座・ギャラリー悠玄、和紙造形の五十嵐美智子さん作品「みずのきおく」より。

記憶も適当なので、FBだけじゃなく、郵送でイベント案内をいただくと、助かるし誠意を感じる時代になってきた。郵送で案内をいただいても、忘れたり、いけなかったりなのだが…。

五十嵐さんのぼんやり、白がゆらぐ作品はいいが、ぼんやりしているうちに、秘密保護法が成立。
なにもアクションをおこさなかった私を含めた多くの何物家のみなさま、このままでいいんでしょうか…。

ボケはボケでも、平和ボケのわれら。


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きりたんぽ

2013年12月02日 | 文化・芸術
今日の締めくくりは、堀越さんのオープニングパーティに、煮物など重箱で届けてくれた銀座の小料理屋さんのところへ。夫婦で切り盛りするお店は、あたたかい。きりたんぽ鍋がおいしかった。きりたんぽは、もともとまたぎ食とか。

さて、趣味が絵描きの堀越さんのカンテ、小説書きが趣味の逢坂剛さんのギター、なかなか贅沢である。画廊主の永井さんは誠実で、鑑定団の時と同じでいい味である。

堀越千秋さんANA機内誌の『翼の王国』原画展は、14日まで。東銀座、歌舞伎座近くの永井画廊で。

同じく堀越さんの「土の子」陶芸展は銀座一丁目の画廊香月で7日まで。

12月10日18時半頃、八重洲ブックセンターでは、逢坂さんの出版記念イベントで、今日のカンテとギター続編があるらしい。

堀越さんの自由度、子どものような感性と的確な表現の一体がいい。

さて、その前は、日展へ。
調査委員会の結論がでるどころか、新たな問題が記事となって、収拾どころではないだろう。
構造疲弊をどうするか、で抜本的改革を望みたいところである。

さてさて、その前が、東京美術倶楽部での「翠亭の書」。
これはびっくりだった。
古筆研究中心にオーソドックスな柔らかい書をかく村上翠亭先生は、若いころ実験的なおばQの絵を描いた詩文書作品を残している程度は知っていたが、かくも時代と対峙し、かくも言葉と書線と紙の韻きを丁寧に、また、エネルギッシュに書いてきた作家が現存しているとは。戦争体験からの作品「軍隊」は、1958年発表だったか、新しい書の時代の熱気のなかで、書のゲルニカとも思える様相である。

狙った絵画的な書作品も多い昨今、書的で線性のなかに出来上がってきた空間や造形は魅力的であった。
古筆と現代的な詩文表現が自然に揺れ動いて、それは自然であった。

建築家の高崎さんと偶然会場でお会いしたが、「柔和な人だが芯は勁いと思う」と。その通りだろう。書壇から離れたのも、「頑固だから」と。
弟子ではないが、慕って、それぞれ一線で活躍する筑波大の教え子さんらが今回の展示を支えていたのも、いい風景であった。

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干支は午・馬

2013年12月01日 | ニュース・講座
冬じたくはあるのに、夏じたくはない、とか。
だが、「日本の夏じたく」展が盛況で、来年は7回目?
すっかり夏じたくも定着したかな。

12月になって、お正月の用意も日に日に迫る。
でもクリスマス商戦が間にあるので、最後の一週間がお正月の準備の正念場。

だが、今週から私は来年のお正月を考える。
(PC年賀状ソフトの仕事をしている時は6月頃考えていたな…)

とうことで、


素人さん歓迎、月一非日常書道塾、である第一金曜夜の

銀座おとな塾「銀座の夜の書会」である。


12月6日金曜7時からは、

「干支“午・馬”とお正月らしい言葉を、墨と顔彩で書く」+α(宛名書き、きほんのき)


師走の忙しい時、書と向き合う時間はいかが。
忙中閑あり?




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