OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

空きあり

2021年01月12日 | ニュース・講座

春が来るというのに、空き多し。

新コロナでの非常事態宣言以降、不要不急と思われがちなわれわれ不要不急要員の仕事は減っている。そういう方が多いだろう。

私も普段の仕事も、いくつかの教室も減った。

 

というわけで、素人さんが書の世界を、大きく自然に俯瞰でき、書きたい筆文字を学べる有りそうで無い教室はいかが? 

池袋で月一回くらいの非日常体験!? 次の日は土曜日で休みという方おすすめ。

☆池袋コミュニティカレッジ(西武デパートの南側、別館8・9階)

第一金曜日 夜7時から8時半 池袋書夜会“日々の筆文字” ※現在、少人数のため個別指導。

 

次に、国立駅からすぐの池田第二ビルでの教室。

☆書道五筆の会 

第3木曜日 午後2時から4時ころまで。

※現在、少人数のため個別指導。

 

中学生以上、親子で学ぶもよし。また、夕方が都合いい方。

☆みんなの書道 木曜教室

第1、第3木曜日 午後4時半から6時半まで。

※現在、少人数のため個別指導。

 

一人、仕事場が遠くなり、通えなくなった池袋の生徒さんだった人から賀状を頂いたが、表書きの住所名前も大きく力強く、肉筆で裏表を書ききった。“書の奥深さを知るきっかけになった”とのコメントもうれしかった。

そのような方とまた縁があればいいな。

書は気づけば、書けるようになる。

書の要諦は、鬼滅の刃と同じ、全集中の呼吸である。

 

他に教室は、京橋、横浜・白楽は平日午後。銀座、平日午前。国立、土曜夕方。

問い合わせは、HPよりお気軽にメールください。

 

 

 

 

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扇子展はじまりました

2020年06月12日 | ニュース・講座

6月10日から23日まで。

日本橋三越本店 本館5階 ギャラリー ライフ マイニング

手わざの夏

売れっ子、実力者のおなじみの工芸作家に交じって、アトリエKINAMIの久保紀波さん、石塚智之さん、京都の日本画家小田賢さんや扇面加飾師のほりみゆきさんと扇子を置かせていただいています。

私の扇子の解説は、このブログの“ニュース・講座”に5回分けて載せています。そちらものぞいてみてください。

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扇子紹介5 たまゆら等

2020年06月06日 | ニュース・講座

瀧直下三千丈

7寸5分、男性用のつもりで作成。

墨線一条を右下に流し、夏らしい颯爽とした禅語「瀧直下三千丈」をいれた。

水は自在に順応、低きに流れ、力入れずとも時に岩をも砕くように流れ落ちる。

颯爽とした態を追ったつもりだ。

 

線の動きの変化を求めて、「飛」となった。

 

 

たまゆら  

一瞬。ほんのしばらくの間。

その響きを書きたかった。

多満遊良 と変体がな的になった。

 

2020年6月10~23日

日本橋三越本店 本館5階

ギャラリー ライフ マイニング

手わざの夏 扇子展示コーナーにて展示販売のご紹介5 

 

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扇子紹介4 和歌など

2020年06月04日 | ニュース・講座
琴の音に峰の松風かよふらし いづれのをより調べそめけむ 

琴の調べに峰の松風の音が重なる。これは、琴の緒か、峰の尾か、どちらから奏で始められたのでしょうか。
と「を」は、琴の緒と峰の尾にかけているらしい。
書のお手本としてよく習われる粘葉本和漢朗詠集では、“かよふらし”ではなく“かよふなり”と。
古筆ではよくあることだが、いずれにしろ、斎宮女御の歌。

大正期、佐竹家に伝わった三十六歌仙絵巻は売りに出されたが高価すぎて一人では手に負えず、古美術商らが共同で買い、その後、益田鈍翁を中心とした財閥数寄者らが竹くじで、一枚づつ分断したものを手にするというなかで、主催者の鈍翁はお目当ての“斎宮女御”。だが、くじではそうはいかず、鈍翁不機嫌きわまりなく、それを引いた古美術商がゆずり、場を収めたというこの件にはつきもののエピソードが残る。

さて、この歌は、文化交流で釜山に行ったあるフリーの一日、日本画家のアランと二人で松林の山々に囲まれた通度寺に参詣。この歌は静かな夜の作らしいが、その風景を思い出してしまうせいか、私のなかでは、明るい陽射しがまぶしく、すがすがしい風が通りすぎる松林の中にある。


和歌を書いていると、作者も気になる。古今集の撰者四名を書いたのは、今も短歌を詠む方々へのエールの気分もあった。
忠岑、貫之、友則、躬恒。
今なら峰になっていたかの忠岑の岑、凡河内躬恒は“おおしこうちのみつね”と読むだけでおもしろい。貫之は子孫の紀さんを知って他人とは思えない。友則は普通の名前だが、「ひさかたの光のどけき春の日に しづ心なく花のちるらむ」の一首があれば充分だろう。
薄い黄色は、柿渋を一回塗ったもの。


有名な歌人がいるなかで、「よみ人しらず」として歌が残っているのは無性にいいと思う。
古筆を書き真似ていると、この「よみ人しらず」がさまざまに書かれている。
気になって、今までにTシャツにまで「よみ人しらず」とプリントしたことがある。
この「よみ人しらず」の扇子は二つめか。売りに出しておいて売れたら売れたでさみしく、また作ってしまった。

2020年6月10日~23日
日本橋三越本店 本館5階
ギャラリー ライフ マイニング
「手わざの夏」イベント内で扇子展にて、展示販売のご紹介その4。

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扇子紹介3 俳句

2020年06月03日 | ニュース・講座
象潟や雨に西施がねぶの花 

ご存知、奥の細道での芭蕉の句。
私の場合、初夏、杭州の西湖の美しさのなかに傾国の美女の西施がでてくる。
白から赤に咲くねぶの花はやわらかく、どこまでも美しいとおもえるが、芭蕉の甘美な取り合わせの妙は見事だろう。
そんな気分を着物の帯に一柄しのばせていただきたいと思った。



大蛍ゆらりゆらりと通りけり

こちらは一茶の句。
ユーモアのある句を多く作った一茶。
ほぼ漢字からかなへ移行する頃の“草がな”みたいな字ばかりで、読みづらいがそこはご愛嬌。
最後の「けり」は「鳬」という字。
この鳬はチドリの仲間の鳥の名だ。そんな字まで使って助動詞「けり」を筆写した古筆に倣った。
ちなみに、大蛍由良利遊羅里止通李鳬。
ゆらりゆらりと書いたので、ゆらりゆらりと大人(たいじん)に扇いでほしいと願って書いた。

象潟や…は、6寸5分。
大蛍…は、7寸5分。

2020年6月10日から23日
日本橋三越本店 本館5階 ギャラリー ライフ マイニング
手わざの夏 扇子展にて展示販売のご紹介の3。
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扇子紹介2 良寛

2020年06月02日 | ニュース・講座
  花は無心で蝶を招き、蝶は無心で花を尋ねる。

花と蝶の美しい応酬であると思う。
これは良寛の詩の一節で、よく知られた句である。
その場面を幾重にも想像しながらつい書いてしまう。
その場と同じような書の空間を求めながら。



花無心。
三文字に集約してしまった。
それでも美しい言葉。
「花」はみえて美し、「無心」は見えずしてなかなかつかめない。


黄色は、柿渋をうすく塗ったもの。

6月10日~23日 日本橋三越本店 本館5階 ギャラリーライフマイニング
「手わざの夏」イベント内での扇子展示販売の紹介2でした。

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扇子紹介1 自在なるもの

2020年06月02日 | ニュース・講座
落花流水に随う。

禅語であって、深く意味をとらえられる方はそれでいいのであるが、落ちた花が流れる水にまかせて流れ去ってゆく姿がいつまでもすてきなのだ。表面的な言葉の意味だけで私にはしばらく充分。
黄色は、柿渋をうすく塗ったもの。



風・雲・水
~自在なるもの~

「落花随流水」もそうなのであるが、私は「水」をテーマに個展などもしてきて、「水」の自在さから離れられない。
その自在さ、それは「風」もそうだ。「雲」もそうだ。
そんな風に思って成った作品。
ちょっとトリッキーであるが、それなりに追い込んでいった作品だ。

この2点は、今回の6月10日から23日までの三越本店「手わざの夏」イベント内の扇子展のDMに載ったもの。


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手わざの夏 扇子展

2020年06月02日 | ニュース・講座
手わざの夏
そのなかで、扇子コーナーを作ってくれた。

扇子作家でもある久保紀波さん、石塚智之さん。扇子加工の家に生まれ、扇面加飾師として生きるほりみゆきさん。そこに橋本関雪直系で唯一、日本画家として活躍する小田賢さん。それと私。

2020年6月10日から23日まで。

日本橋三越本店 本館5階 ギャラリー ライフ マイニング

本体の「手わざの夏」も相変わらず箱瀬、中島の大御所から若手のいいメンバーまでが出揃う。
ガラスの高橋禎彦さんまで出展とは、いいね。高橋さんは前半登場だが、ガラスの後半には荒川さんの弟子の金子朋恵、寡黙だけど
ファンタスティックなガラスをみせる濱舘寛で、スキはなし。

今年は三渓園の「日本の夏じたく」展は自粛で中止。
なので、工芸、服飾ファンはここへ。

私の扇子は、順次ここに公開させていただきます。
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水のように 雲のように

2019年09月26日 | ニュース・講座


小さな小さな個展。
小品ばかり。
雑多な感じ。

今の私のなるがまま。

お近くにお越しの際はのぞいてみてください。


10月1日から6日まで。12時から19時まで(最終日は17時まで)
銀座6-4-13 山崎ビル2階
+ノーション

銀座駅C2より3分。
有楽町銀座口より5分。
東急プラザからすぐです。
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七夕を知り墨に親しむ

2019年07月02日 | ニュース・講座
七夕は五節句の一つ。たなばたは棚機の語源があるように、織物が上手になる願いや、先祖を供養するお盆行事など
のからみから、字や裁縫が上手になったり、また、おおくの願い事を短冊に書いて祈る行事になって、今では何が?便乗!?と思うほどの節句になっているか。

そんななか、本来の七夕を知り、七夕には、梶の葉に墨で願い事を書く昔むかしを体現する一時をもとうとなった。
陰陽五行の五色を使った和紙短冊も用意する。参加費はたぶん100円か?

「七夕を知り、墨に親しむ」

新宿から中央特快で27分。快速でも40分程度の日野駅下車
そこから甲州街道を歩いて7,8分だろうか、遠くない。

場所 日野宿交流館(日野本町7-5-6)
日時 7月7日日曜 13時30分から15時30分

・おはなし (仮題)七夕の歴史と文化 枝川寿子
・筆に親しみ、梶の葉や和紙短冊に書いてみよう 小熊廣美

その後、時間のある方は、はす向かいの日野陣屋にいって、笹に梶の葉や短冊を吊るそう。


申し込みは、「新選組のふるさと歴史館」。電話042-583-5100

書の時間はざっと1時間。簡単な筆文字のコツをつかんで、あとは、心を込めて書くだけ。
上手い必要なし。どうぞ、お気軽にご参加ください。
日野市広報にしか案内出ていない模様ですが、市外の方の参加も問題ないでしょう。
たぶん少人数なので、じっくり七夕を感じていただけると思います。


三越イベント、扇子お買い上げの方、ありがとうございました。無事終了。

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